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今日は1月31日、晦日正月ですね。タイトルと写真は無関係ですが、事務所の薪ストーブD51です。デゴイチと、私は訛りながらそう呼んでいます。今朝も、誰も居ない事務所に鍵を開けて入り、朝一番にこうして火を入れます。美味しそうに食べている顔に見えて可笑しくなりますが、¥26,000で安く単純な仕組みで扱い易く、それでいて一台で事務所を暖めるパワーが大好きです。周りに積み込まれた端材レンガに蓄熱されるので、朝の事務所も左程寒くなくこうして火を入れると直ぐに温もります。
そして、不思議なのが事務所の窓です。単板の2重サッシなので普通は結露して凍り付いてしまう事が多い筈なのですが、一切結露しません。気密もほとんどなく壁断熱は200oに入れ直し、基礎断熱100oまでの断熱改修はしましたが、2階は手つかずでスカスカです。流石に足元は寒いので、今度は床下の断熱改修を現場端材でしようと思いますが、2階はこのままでも大丈夫そうです。何時もは、時代に沿いながら高断熱高気密の家造りをしているので、この事務所が不思議でなりません。かといって、この事務所と同じ仕組みで新築住宅を建てると多分上手く行かない気がします。オープンな事務所で朝から晩までがんがん火を焚き、気密性の無い2階が建物全体の換気を行うので湿度バランも良く、ほどよい湿度と適温の暖かさを保つのだと思います。そう云えば、この話題は何度か書いていましたね。薪の力ありきのお話でした・・・
※実は事務所の改装時に、大工さんたちは天井をこうして外して無断熱だと寒くて暑いだろうと話しましたが、それが無いのです。固定観念から来る感覚だと思いますが、2階建てで直接屋根が部屋の上に無いので、私はもしかしてと試す感覚でいましたから、想像通りなのです。こうして考えると、固定観念を持たず柔軟に考える工夫が大切だと思うのでした。
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