|
|
|
高松完成
|
|
|
|
2013/12/20
|
|
明日は、高松の完成見学会です。内部は何とか完成しましたが、外部の整地など工事がまだ続いているので、駐車場を会場手前に借りております。坂道なので、駐車場から会場まで凍り付いた路面で滑りやすいので気になっています。当日は何か対策を考えたいと思いますが、駐車場から徒歩でご来場いただきたくお願い申し上げます。その代わり室内は暖かくしてお待ちしておりますので、是非室内にて温もりを感じていただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
※鉈屋町大改修の動画です。
http://youtu.be/32jt_78_paA
|
|
|
|
|
|
|
|
高松にて一息
|
|
|
|
2013/12/19
|
|
高松の岩手型住宅では、現在人手不足にて設計士の面々も塗装に内装に清掃にと駆り出されています。写真は、ゴミ出しや埃出しが完了してホッと一息ついている感じがします。今日からは、水拭きに桐油での保護塗装ともう一手間掛りますが、明後日は完成見学会です。大変だと思いますが、もう一息なので頑張っています。こうして、皆で協力し合いながら一致団結している姿は微笑ましく見ている側も内面に熱いものを感じます。齊藤も佐々木も2級建築士ですが、現場に出ていると目が生き生きと輝いて楽しそうです。現場とは、図面を書く時の真剣なまなざしとは違う解放感に満ちた自然な笑顔になるものです。そしてまた、図面に向かい計画を考え悩み申請で苦労しての繰り返しになりますが、最近目が見えない私には若者が頼もしくもあります。(笑)
しかし、小さなコンパクトなお住まいですが、大きなデッキもあって造り付け家具類も充実しているし、見どころたくさんあります。是非ご見学お願い申し上げます。ただ、会場までの坂道が凍り付いて危険なのでご注意ください。
※鉈屋町大改修の動画です。
http://youtu.be/32jt_78_paA
|
|
|
|
|
|
|
|
鉈屋町その後
|
|
|
|
2013/12/18
|
|
写真は、鉈屋町大改修の業務用流し台です。完成見学会の後、杉板でシンクに蓋ができました。これは、当初からのご依頼でしたので、シンクを特注してこの蓋が収まる様に特殊加工しています。これだと、普段は流しではなく作業台としても利用が可能ですからこれは良いですね。そう云えば、このシンクの下扉は杉の柿渋塗です。一瞬ケヤキにも見えてしまう表情に変化していました。
それから、下記に鉈屋町の大改修完成写真の動画をUPさせていただきました。よろしければ是非ご覧ください。よろしくお願いします。
※鉈屋町大改修の動画です。
http://youtu.be/32jt_78_paA
|
|
|
|
|
|
|
|
湖畔の月
|
|
|
|
2013/12/17
|
|
おはようございます。今朝のAM5:20ごろ四十四田ダム湖から岩手山方向に月がありました。湖面にもその満月の化身を浮かべ、右脇の山裾の稜線を明確にしてくれていましたが、写真を写すとその稜線が暗闇にぼやけてしまいました。この写真を撮る間に、外の冷たい空気が肺に入り込む感覚が何とも言えず気持ち良くて、大きく深呼吸してきました。夜が明ける前のこの瞬間の空気が一番体に良さそうに感じてしまいます。
しかし、今日は三人も葬儀で休みです。年末が迫るこの時期、昨年もそうでした。やはり住いの温度差が体調に与える影響は大きいのだと思います。杢創舎の造る断熱性能は、その温度差を防ぎます。
|
|
|
|
|
|
|
|
好摩事務所
|
|
|
|
2013/12/16
|
|
おはようございます。今朝、坂道を下るT字路で一時停止しなければなりませんが、速度を緩めても止まってくれません・・・右側から来るヘッドライトの縦列が近付く時ほど気持ちは焦ります。でも、ゆっくりと止まる気配がないまま国道に頭が出てしまったところで雪が無いのでピタッと止まりました。暗くてよく見えませんでしたが、氷の道だったようです。速度を出したままだとどうなったかと怖くなりますが、なんとか無事に事務所に着きました。写真は今朝ではありませんが、玉山区好摩の事務所の朝です。さあ!今日も元気に頑張りましょう!
|
|
|
|
|
|
|
|
師走半ばの朝
|
|
|
|
2013/12/15
|
|
おはようございます。周囲はすっかり雪化粧と化してしまいましたが、空は毎日良くも悪くも変化があります。普段はまだ暗い中事務所に向かいますが、今日は日曜日なので少し遅く出ると7時を過ぎたころにやっと日が昇る手前ですね。今日は15日、12月も半分が過ぎてしまいました。この後16日を過ごせばまた初日の出とご対面するので、太陽が昇る時間や場所を確認してしまう自分が可笑しくもあります。事務所に着くと、まずは端材置場に向かい種火用の小さな木端を運び、薪ストーブに火を入れます。その後、インスタントコーヒーの粉をひとさじカップに入れてお湯を注ぎ、一息入れてからこの日記を書き始めるのが日課です。
|
|
|
|
|
|
|
|
雪にも負けず
|
|
|
|
2013/12/14
|
|
昨日は、大雪の中無事コンクリートの打ち込み工事を遂行できました。私は、好摩の除雪でほとんどの時間を過ごしてしまいましたが、多能工の面々と刻み部隊から大工二名も応援してもらい、今年一番の大変な時をなんとか頑張れました。前日から田村が夜通し基礎枠を暖めてくれたので、コンクリートの乾き方も早くて冬場としては良い工事が出来ました。この屋根を作ったのは、生方・田村大工・奈央です。養生が田村秀道で、コンクリート打ち込みは佐々茂・立花・工藤・高橋に設計の佐々木大輝も参加して取り組みました。そして、やはり頼りは左官屋さんです。加えて、昨晩も土間を暖めて凍らせません。ここ大一番での皆の協力を得ることが出来るチームワークが誇らしくも感じて、非常に感謝しました。名前が出なかった多くのメンバーも各所で毎日頑張っています。家造りは、こうした職人や監督に設計そして下請けと多くの人の手で建てられます。心も同様に注がれます。それ故に、弊社にご依頼いただいた施主のみなさまに心から有難いと感じます。
|
|
|
|
|
|
|
|
冬本番
|
|
|
|
2013/12/13
|
|
とうとう本格的に降りましたね。日本中が大荒れなので仕方がないとは思いながら、昨晩からコンクリート打ち込み現場を暖めたのは田村です。実は、この雪を予測して土間のコンクリート打ち込み現場には全面に屋根を掛けておきました。本当はもっと早く工事を進める予定でしたが、左官屋さんの手が空かなくてここまで押してしまったものです。流石に土間の一発仕上げは熟練の左官屋さんでないと厳しいです。
話は変わりますが、このところ、この田村と私はまるで二人セットの様な仕事が多くてカメラを向ける場面が多くなってしまいました。一昨日などは、大きな石運びに仮住まいの搬送に椅子や大工道具の搬送と、ユニック田村共に大活躍でした。特にユニックの大活躍には内心惚れ惚れ致しました。機械と云えども仲間です!(笑)
|
|
|
|
|
|
|
|
好摩の作業場
|
|
|
|
2013/12/12
|
|
杢創舎の玉山事業所、好摩の作業場の朝です。いよいよ、屋根が白くなってきました。しかしこの、工務店には見えない正に製材所的な雰囲気の建物は、やはりその通りで元は製材所でした。なので、我々もここに来てから新たに製材する機械を据え付ける事が出来たのです。新たにと云ってももらい物の相当古い機械なので故障の連続ですが、何とか必要程度は挽く事が可能です。相当古くても、こうした建物がある事だけでとても有難いので、引き継いだものは大切にしなければと思います。そうした事が昨日もありました。黙っていればゴミとして処分されるものが、本当はまだまだ使える宝になります。悲しさ悔しさを受け止めて、生かして使かわせていただくのも大切なのだと、いただいてまいりました。
|
|
|
|
|
|
|
|
清々しく
|
|
|
|
2013/12/11
|
|
おはようございます。写真は高松で建築中の岩手型住宅です。清々しい空気と浮かぶ雲を背景に外観が完成間近かと伝えてくれます。現在追い込みの仕上げに入りました。21日の土曜日、お施主さまのご厚意を得て完成見学会を予定させていただきました。前回は店舗併用住宅でしたが、今回は専用住宅です。立地条件により、2階に流し台があって1階が各個室となりますが、1階にもセカンドリビングがあって、そこが何とも落ち着くいい空間になっています。毎回同じお住まいは無いのですが、今回もまた各所ご参考にしていただければ幸いです。
|
|
|
|
|
|
|
|
育花18歳
|
|
|
|
2013/12/10
|
|
昨日は三女の誕生日で、18歳になりました。この杢創舎日記を書き始めたときに、住宅の事や現場の事だけではなく家族のことも含めて、日々の目線で毎日の事を書かせていただきますと書き添えました。それ以来6年間毎日書き続けてきましたが、途中で現場の事は現場便りにまとめようと思い、住宅会社らしいブログと自由な目線の日記の双方を書き続けてきました。その6年前の2007年7月17日の日記では、小学六年生の三女がインフルエンザで修学旅行に行けなかった松島を家族で旅行して、奥松島に一泊してきたことなどを書きました。泣き笑い楽しさ苦しさ色々あっても、多くの人の目に入る日記には良いこと楽しいことの方ばかり書いてしまうものです。でも、それで元気になれる気もするし、辛いときは何も書けなくなります。そう思うと、色々あるもののなんとか平穏な毎日を過ごして幸せなのだと感じます。一番下の長男が成人すればなんか一区切りかと漠然と思っていましたが、何故か家には小学生と幼稚園児が同居しています(笑)。夫婦二人での時間は何時になってもやって来そうが無いのです。ケーキも一つでは足りず二つ作っていましたが、母と長女次女の三人で夕飯も分担しながら流し台の前で忙しそうにしていたので、それはそれでいいもんです。私は家に着くなり一升瓶片手で、たぶん陰口を言われているかも(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
天使のはしご
|
|
|
|
2013/12/9
|
|
今朝メールを開くと、昨日の見学会にご来場いただいたS様からこの写真が添付されていました。「天使のはしご」ような写真が撮れたと書かれていて、本当に天使を感じる心温まる二日間でした。そして、震災以降送る手紙が返送されて、もしかしてと不安を感じていた田老のM様が来てくださいました。ご家族皆様ご無事と直接聞いた専務も、間接的に聞いた私もホッとしましたが、仮設暮らしとのお話です。その翌日には、田老のM様から噂を聞いたと宮古の仮設住宅に暮らすM様のご姉妹ご家族もご来場いただきました。そして、この写真を送っていただいた方も被災者です。自然の大きな力の前に人は無力ですが、人の縁のなかで出来る事は限りなく有限無限共にあると思い、今後のことは全く予測出来ませんが、心備えをこそするために、この天使のはしごに手を掛けたいと思います。
|
|
|
|
|
|
|
|
前九年見学会
|
|
|
|
2013/12/8
|
|
朝の見学会会場で、薪ストーブに火を入れるとなんとも言えない炎を独り占めしてしまいます。大きな窓から薄暗がりの中で見える外の夜が明ける気配がまたいいものです。人は皆、自分の要求通りに行かない場面で怒り声を荒げその人が内面に併せ持つ自らを外に出してしまいます。自分自身もその通りで、これまで幾つもの自身の内面を露わにしてしまい、思い出す多くのその場に今頃蓋をして隠したくなります。なんであの時あの人にあんな事言ったのだろうと反省するのですが、既に10年も20年も経ってしまっています。その10年間でも、長女と次女で孫が三人も生まれ一番下の長男は高校生になり三女は来年は大学生で母は介護サービスの日々、気が付くと未だに6人も扶養する今現在に加え、社員や応援大工さんで30名以上が現場に向かう毎日はとにかく何もない日はありません。10年と云う日々の毎日に揉まれて、若き日の自分の至らない言葉を反省しはじめています。火を見つめながらそうした気持ちにもなり、今日は頑張るぞという気持ちにもなり、色々な思いが心を駆け巡ります。
話は変わりますが、昨日は施主のご主人さん自らチジミやチャプチェを運びおもてなししてくださいました。とても有難くて感謝しています。お会いできませんでしたが、それらを沢山料理してくださった奥様にも心より御礼の思いが湧き上がります。本当にありがとうございました。本日もまた、よろしくお願い申し上げます。(笑顔)
|
|
|
|
|
|
|
|
前九年見学会
|
|
|
|
2013/12/7
|
|
今朝の前九年の現場前に立ち、撮影したのはAM5:40頃でした。今日は完成見学会ですから、なんとか無事完成したのが昨日です。偶然その日は施主(ご主人)様の誕生日でもありましたので、私からのささやかなプレゼントは薪とさせていただきたいと思います。なので、見学会の会場でも火を絶やさずに温めて、見学会が終了しても外に置かれた薪の量を無くせずに補充させていただきたいと思います(笑顔)。しかし、この写真を写した後で玄関ドアを開けて中に入ると、驚くほど暖かで癒されました。しばし、揺らぐ火を眺めながら静かな時間を過ごしてしまい、好摩に着いた時にはすっかり空が明るくなっていました。
それでは本日はよろしくお願い申し上げます。
|
|
|
|
|
|
|
|
解体現場の華
|
|
|
|
2013/12/6
|
|
高松地区で解体工事を専門業者に依頼しています。今朝は雨ですが、数日前には雪が積もりました。その日の解体現場の片隅の風景です。来週になるとここも綺麗に無くなってしまいますから、見納めとなってしまいます。これが解体現場の華とと私は一人で思っています。これは、色々な解体現場で目にする事ですが、実際に自分で解体する日になると一度掘り上げて好摩に運ぶ事も多いのですが、そのほとんどは枯れてしまいます。それでも、手を掛けた事で気持ちは晴れます。この写真も、私が写したものでは無く現場確認に向かった田村撮影だと思います。こうして写す事、目を向ける事、気持ちを向ける事、その思いの共有感に気持ちが優しく揺らぎます。薪ストーブの炉内の揺らぎの様に暖かさも伴います。
※12月7日・8日の二日間、前九年の完成見学を予定させていただきました。ご予約は不要です。時間は何時もの10時〜15時とさせていただいておりますが、時間外のご希望にも対応可能なので、前もってご相談いただければ幸いです。
会場は、前九年三丁目2-6で舘坂の変則五差路を斜めに入った、北日本銀行と同じ通りに面した場所で、千秋堂さんの向い側です。駐車スペースは5〜6台ほどあります。
|
|
|
|
|
|
|
|
姫神山の朝
|
|
|
|
2013/12/5
|
|
おはようございます。今朝の姫神山ですが、日の出が6時半過ぎになってしまいました。暦もお正月まで一月を切り、気持ちが何かを秒読みしていますが、悪い感覚ではありません。今週末は前九年の完成見学会ですが、高松の岩手型住宅の近隣でも「そろそろ見学会?いつやるの?」と声を掛けられて、地域の楽しみにされているようです。なので、藤原監督は必至で頑張っています(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
スドン10
|
|
|
|
2013/12/4
|
|
昨年購入したのに設置が出来なくて置き場造りをじっと待っていましたが、とうとう我慢できなくて無理やり打ち合わせ室に取り付けてしまいました。アンヴィクタ社のスドン10です。遠赤外線の体の芯まで届く暖かさが事務所内の鉄板ストーブとは全く違う、質の違う温もりです。煙突は、倉庫にあった不良在庫の寄せ集めで組立に苦労しました。この大きな断熱ガラス越しに見えるオーロラの揺らぎが心を癒してくれます。年末は、ここで年越ししたい気分になってしまいました。ただ・・・暖か過ぎて眠くなります(笑)。
防火壁は鉛のPBで現場端材ですが、瓦をこれから積み上げたいと思います。実は、待ちきれなくて火入れをしてしまいました。
|
|
|
|
|
|
|
|
建具再利用
|
|
|
|
2013/12/3
|
|
工事途中のご依頼で急遽追加で作った洗面所に鏡を付けたら、壁側に寄り過ぎて見え難いとのことで、カガミを建具にして欲しいとご相談がありました。何気なく好摩の取り置き建具を見ていると、このガラス戸が目に入って高橋大工に渡すと「エーッ!カガミがピッタリと入りますよ〜ォ、上下は少し板を付ければいいですね」と、何でも捨てないで使えると驚いていました。そして、やはりこうした物を大切にする事は良いことだと気が付いてくれました。まさかのピタッとに、実は私も少なからず感動して笑ってしまいました。
|
|
|
|
|
|
|
|
師走
|
|
|
|
2013/12/2
|
|
おはようございます。恒例のカレンダーもとうとう最後になりました。そして師走です。毎年の事ではありますが、何故か最後の月と初めの月と同じはずなのに違うのです。やはり人は気持ちで感覚が変わりますね!でも、木の家は住んでみて本当に違いが分かります。経年変化しながら良さが増してきます。新築時は赤白の対比がうるさく感じてしまう場合もある杉も、その対比が無くなり全ての木が同化してきた頃の何とも言えない癒しの空間は何時見ても飽きません。本当にお勧めです。
|
|
|
|
|
|
|
|
赤松の皮むき
|
|
|
|
2013/12/1
|
|
おはようございます。一昨日、二戸の丸太屋さんにお伺いしてきました。車庫用の8.6m材を3本お願いしていたのですが、電話で聞くと末口40p超えとか・・・?不安になって見に行くとそれはそれは大きなとんでもない材でした(笑)。流石に遠慮して、普通の太さの材をお願いして戻りましたが、工場内では水圧バーカーで落とせなかった皮の手剥きをしていました。これが一番きつい作業なのだそうです。丸太の価格に理解が出来る瞬間でもありました。弊社にもこうした水圧若しくは回転するやつでも良いのですが、皮むき機材が欲しいものです。でも、お金ないしな〜ぁ・・・宝くじ買おうかと本気で思うこの頃です。
ところで、お詫びがあります。前九年の住所ですが、公図の地番を書いてしまいました。住所は三丁目2-6でした。ナビで検索すると別な場所になってしまいます。申し訳ございませんでした。
|
|
|
|
|
|
|
|
差し入れ
|
|
|
|
2013/11/30
|
|
昨日の夕方、事務所に戻ると衣川の施主さんからの差し入れとの事で、皆で美味しくいただきました。ありがとうございます。お仕事ついでにお立ち寄りいただいたのですが、丁度出かけていてお会いできずに申し訳ありませんでした。
しかし、11月も今日で終わりです。お正月までのカウントダウンも始まるのに、工事は押せ押せで年越し現場が既に発生してしまいました。実は先日、独立行政法人の建築系の研究所の方に改修に関するヒアリング調査をいただきました。その際に、ある種の大切な仕事をするには時間が必要で、それは見積もり時点ではなかなか見込めない特殊要素があると気が付きました。頂いてしまった工期延長期間は、必ず工事内容を高めるために采配しなければならないと思うのでした。
|
|
|
|
|
|
|
|
初積雪の朝
|
|
|
|
2013/11/29
|
|
薄らとですが、とうとう道路にも雪が積もってしまいました。先日の大回転の体験があるので、ゆっくりと走っていると後ろから迫る車がいてムッ!としました。でも、例の橋にさしかかると流石にだれもが速度を緩めます。一度車を停めて、「おいこら!ここは危険だからあおるな!」と言いたい気分になりながら我慢して走っていると、こんどは30キロ以下の超安全運転車の後ろについてしまいお付き合いしていると、ファザードランプが付いてよけてくれました。同じくファザードでお礼をしながら追い越し、普通速度で出社した朝でした。
|
|
|
|
|
|
|
|
大きな杉板
|
|
|
|
2013/11/28
|
|
一昨日の木材市場の片隅に置かれた大きな杉の一枚板です。幅は1.2mを超えているしろものです。小さな節が点々とある不思議な板でした。会場内は、セリの後で〇〇温泉に向かう熱気で溢れていましたが、私たちは参加予定も無く数分の滞在で会社に戻りました。もしかしてと期待した大きなテーブル板は少なかったですね。前九年に一気にテーブル板を使用したので、手持ちが少なくなると何故か心寂しくなるものです(笑)。また、会場内で関係なの無い地場の製材工場と携帯で会話しながら、やはりなるべく地域の仲間から購入したくなるのは普通に人情と云うものなのだと思いました。また、通常は仕事が入って材木屋さんに手配するのだと思いますが、弊社はこうして材料との出会いを先に済ませて在庫し、今後に備えます。ただ、今回は目の保養だけでした。
※昨日の日記への皆の反応が面白かったです。私が大回転した後でどうやら同じく滑った車両がいて、可愛そうにそちらの方は破損したそうです。その回転してぶつかる瞬間を立花が見て、そのあと警察が来ているところを柳村が見た後、齊藤が牽引される車両を見たのが昨日の朝の出来事・・・これからは、こうした話題に事欠きませんから気を付けましょう!
|
|
|
|
|
|
|
|
大回転の朝
|
|
|
|
2013/11/27
|
|
おはようございます。今朝は、車検で代車通勤でした。四十四田ダム裏手の青い欄干の橋を通過しようとした際に、タイヤが滑り一気に反対車線に向かってしまい、慌ててハンドルを何度も切り替えしては大回転してしまい、たぶん三回目で欄干と並ぶ状態でなんとか止まる事ができました。対向車も後続車両も無く、橋から落ちる事も無くぶつかる事も無く、なんとか無事で無傷ではありましたが一瞬覚悟を決めていたのは確かです。不思議と心臓がドキドキするでもなく、落ち着いている自分に驚きましたが、神経の鈍さなのかもしれません。それよりも、誰かに見られていまいかと慌ててエンジンをかけようとしてもかからず、一瞬寒気がしましたが何とか始動してくれた時に、対向車が迫りくるのでした。
寒い朝、相当注意をしなければなりませんね。今後、九死に一生を得た気分で丁寧な安全運転に心掛けます。
|
|
|
|
|
|
|
|
構造調査
|
|
|
|
2013/11/26
|
|
上田堤で、築40年の住宅の大改修が予定されています。増改築での建築確認申請を出そうとしたところ、既存不適格にて構造計算を指摘されたと齊藤と二人で、現地の構造伏図を詳しく書くために調査してきました。天井が私の体重を支えてくれるか不安で、梁や根太にしがみつきながら天井裏に入って来ました。大体は予測通りだったので調査には左程時間は要しませんでしたが、40年が経過しても構造自体には大きな問題が無くて確りしたものでした。基礎にも当時ですから鉄筋が今ほど配筋されていないのですが、割れているところもありませんでした。何度も大きな地震を受けて損傷が無い建物を調査しながら、既存不適格・・・法律には従うものの何かこの違和感は何だろうと思います。どうも建物よりも、地盤の液状化の方が怖いのではないでしょうか?その方面に力を入れた方が良いように感じた次第です。
|
|
|
|
|
|
|
|
共販所市日
|
|
|
|
2013/11/25
|
|
先週、盛岡の共販所で丸太の市場が開かれました。写真は、市日ではなく前日の写真です。何とか、様子だけみて入札は出来ないまま戻りました。と云うか、そんな余裕が無くて後で残り物を物色程度でもいいかな〜ぁと、数分の滞在で戻りました。心惹かれるものもありましたが仕方ないですね。しかし、流石一番の月と言われるだけに広葉樹も針葉樹もたくさん出ていました。特に赤松は、太い丸太や長い丸太もあって、今後どんどん伐られて市に出るのだと思います。松くい虫の影響だと思います・・・。また、広葉樹はケヤキが多かったですね。とんでもなく太い丸太もありましたが、弊社の製材機では挽く事は不可能ですから、目の保養だけしてきました。
|
|
|
|
|
|
|
|
前九年見学会
|
|
|
|
2013/11/24
|
|
おはようございます。昨日は、鉈屋町の完成見学を無事開催させていただきました。ご来場いただきました皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
ただ、お詫びがあります。次回は前九年の完成見学会を来週とお話させていただいておりましたが、もう一週間先の12月7日8日の二日間(予定)とさせていただく方向で調整に入りました。詳しくは、後程お便り及びこの杢創舎日記にてご連絡させていただきますので、その際には是非ご見学いただきたくお願い申し上げます。
※鉈屋町の見学会では、前日来暖房を止めていたので少し寒かったのですが、午後から段々と温もり始めました。隙間がある大きな部屋を暖めるに要する時間が3〜4時間必要とわかり、来週からの外断熱工事以外に、内側の既存建具の隙間処理が必要な個所も発見できました。なので、もうしばらく鉈屋町の工事は続きます。
|
|
|
|
|
|
|
|
完成見学会
|
|
|
|
2013/11/23
|
|
本日は、久し振りの完成見学会を開催させていただきます。佐々木大輝が書いたチラシは、この写真を利用したようです。今回は、住みながらの改修でしたので、見学会も予約制とさせていただいております。でもまた横では高橋大工と大和田が外部の工事に取り組んでいますから、実は工事中なのです・・・今回は各所に古材を使用して、新たに取り付けた材も古色仕上げにて説明されてはじめて気が付く部分も多いかもしれません。そして明日は完成写真を撮影してもらう段取りとなりました。会場をお貸しいただいた施主様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
※来週は、前九年の完成見学会を予定させていただきたいと思っているのですが、まだ工事が続いています・・・
|
|
|
|
|
|
|
|
不思議の連続
|
|
|
|
2013/11/22
|
|
こんにちは!何時もは朝の更新ですが、今日の日記はお昼時間の更新になってしまいました。さてこの写真、昨日浄化槽を設置するために堀はじめたところから次から次に出てきた玉石の数々です。一日でこの量が揃いました。実は、前九年の新築工事で軒下に並べたい玉石が少なくてどうしようかと悩んでいたのですが、まるでこれを使いなさいと云わんが如くに掘れば掘るだけ石が出てきたのです。普通は捨てるのに困るのだと思いますが、今回は欲しかったのです。土や古板に曲がりくねった丸太など、普通は処分するものを捨てないで取置いたものが使える微妙な数量の一致など不思議が多い前九年の現場でしたが、今回の石には本当に驚いてしまいました。これは施主さんの吸引力、呼び寄せる力ではないでしょうか?
※23日の10時〜15時まで、鉈屋町の完成見学会を予定させていただきました。完全予約制となっておりますが、各部の造り付けが新築でも参考になると思いますので、ご見学いただければ幸いです。是非、お問い合わせいただきたくお願い申し上げます。
杢創舎好摩事務所電話番号:019-601-5192
メール:moku@myad.jp
|
|
|
|
|
|
|
|
古き良き時代
|
|
|
|
2013/11/21
|
|
この写真、実は23日見学会予定の鉈屋町大改修の室内です。街灯を思わせるこの雰囲気が古き良き時代を連想させてしまいます。でも人は、何かと不便を改良して暮らしやすくするために知恵を絞り努力して新たなものを開発しての今日があります。それでも、古き良きものに心惹かれることは多くあります。でも、このランプはLEDです。少ない電力・長寿命と省エネ時代へ向い価格も安くなってきました。今と昔の融合を図り、物を大切にして極力ゴミの出ない暮らし、持続循環する環境形成とは地場の山々を大切に守りながら使い続ける事もその一つではないでしょうか?
|
|
|
|
|
|
|
|
我ら設計士
|
|
|
|
2013/11/20
|
|
昨日は、建築士の佐々木大輝に応援してもらい、工事車両の駐車場@が完成です。今回の庭及び駐車場工事は、杢創舎の2級建築士だけで結果的に取り組むことになってしまいました。我ら設計士!図面のみならず現場でも働きます。これって案外勉強になるんです。砕石だけでなく、岩ズリに再生骨材にも触れて閉まり具合や見た目の事など色々と学べます。特に、図面を書く際の具体的なイメージ作りには、こうして現場で働く事が欠かせません。そうした意味では、仕上がり現場で掃除をする齊藤も同様だし、大工の面々も最終的な仕上げに関わると仕事に磨きがかかるものです。不思議と、そうしたことを何度も実感しています。
|
|
|
|
|
|
|
|
元気一発!
|
|
|
|
2013/11/19
|
|
この前の日曜日の事です。私が仕事をしていると、佐々木拓也が薪割に来てくれました(仕事ではなく・・・)。そして、私に拓也の奥さんからの差し入れとのことで、健康飲料のプレゼントが・・・いや〜なんとも嬉しいですね。どうやら、見た目も疲れているらしく(笑)、今日は床屋に行かなければと感じた次第です。
事務所裏口に移設した鉄板ストーブの横で暖を取りながら、ぐいっと飲んで元気ハツラツ!元気一発!今日も頑張ります!
※昨日の現場便りでは、庭仕事の自慢をしたかのようなイメージがありましたが、現場便りは施主様への報告的な意味合いも含まれます。でも、少しご満悦的要素も入りました(笑)。ところで、23日は鉈屋町大改修現場で小さな完成見学会を予定させていただきました。今回は、完全予約制なので、弊社までお問い合わせ頂ければ幸いです。
|
|
|
|
|
|
|
|
現場直行
|
|
|
|
2013/11/18
|
|
おはようございます。今朝は手抜き写真でネット上のコピーですが、太陽活動が弱まっているので地球は寒冷化に向かうとか?ラジオで大塚さんが温暖化でいいのにと冗談を言ってましたね(笑)。では、今日は上田堤で肉体労働にて好摩には向かわず直接現場に行きます。毎日日記を書くとこんな日もありますが、そろそろ誰かと交代するか?皆で入れ替わりで書くか?手分けしようかと・・・一度そうしたんだけどな〜ぁ(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
鉈屋町大改修
|
|
|
|
2013/11/17
|
|
昨晩の、鉈屋町大改修工事現場です。工事はまだ外部など残りますが、使用目的があるので一度掃除をして使える様にさせていただきました。夕刻は、頼みもしないのに藤原大智と佐々木大輝が応援に駆け付けてきて、夜には森大工も顔出ししたまま藤原につかまり掃除のお手伝いをしてくれました。私は、以前骨折した左肩が痛んで、作業するには思うに任せないでいたので実は助かりました。こうして、皆で取り組んで出来上がる瞬間と云うのは大変でも嬉しいものですね。屋根の上で一人奮闘する田村に、「早く終わらせて飲みに行こう!」と声掛けしたのですが、エアコン取付に苦労して遅くなってしまったので、後日と云うことにて解散したのが21時・・・残業代が脳裏をかすめておりました(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
迫りくる寒さ
|
|
|
|
2013/11/16
|
|
今朝もまた寒いですね。山並を濃霧が隠隠す日は日中の温度差が激しいものですね。11月はまだまだ寒さの序の口だとは思いますが、体が慣れていないのでとても寒く感じます。でも、昨日は鉈屋町の床に柿渋を夜一人で塗布していると、お施主さんに「若い人みんな生き生きしていて良いね」と褒められて気持ちが暖かくなりました。今日もまた向かいます。明日の蕎麦会に間に合わせなければ!
|
|
|
|
|
|
|
|
姫神に向かい
|
|
|
|
2013/11/15
|
|
ここ好摩は、姫神山と岩手山が望める好景観の場所があちらこちらにあります。そして、好摩の作業場からは姫神山が東真正面にあって、毎朝色々な表情を見せてくれます。朝が遅く日が短いこの時期になると、私の朝の時間帯は少し早いらしく輪郭が浮かびあがる姿を見ながらの出勤です。でも、7時過ぎの陽が射す時間帯の方が紅葉が綺麗に見えると昨日は思いました。でもそうなると、時間に余裕が無くて写真を写している暇がなくなるのです(笑)。と云うことで、朝が早い毎日を満喫しながら今日も頑張りましょう!
|
|
|
|
|
|
|
|
霜月
|
|
|
|
2013/11/14
|
|
遅ればせながら、恒例のカレンダーは霜月です。正しく既に霜が降りましたが、それでも今日は天候が良くて助かりました。と云うのは、今日は南仙北の基礎工事のナマコン打ちです。朝少し遅れて事務所に着くと、皆が集まり現場に向かう熱気で溢れていました。お蔭であれやこれやと声を掛けられて、日記を書くのが遅れているうちにインターンシップの女子大生が「おはようございます」と遅れてやってきて(笑)、当方もうっかり段取りしておらず困っていると、ご近所のおじさんが来て「薪欲しい!」との事。ラッキーと、仮免許手前の女子大生にナンバーの付いていない場内用の軽トラを練習代わりに運転させて薪配達の準備に取り掛かりましたが、横に乗った私の方が怖くて参ってしまいました(笑)。
ナンバー付の軽トラに薪を平積し、端材袋も積み上げて急ぎ配達すると、オジサンの宅内に伐り倒したケヤキが転がっていて何ともならず困っているとのことにて、笑顔でいただく事になりました。これまたラッキーな日です、夕方までいいことだらけだといいな〜ぁ・・はい!
|
|
|
|
|
|
|
|
箒を自作?
|
|
|
|
2013/11/13
|
|
おはようございます。時間なく日記を書いて出掛けると、文章に配慮が無くて反省します。昨日は、悪気は無くただ単に建替えにより庭も何もかも一新して町並みが変わるもあり、これまで町並みに馴染んだ庭や建物が手入れされてまた良くなるもあり、道行く人はそれを笑顔で楽しいでいると書いたつもりでした。どちらが良くてどちらが悪いとの気持ちは一切なののですが、読む人によっては別に捉えてしまうものですから、非常に配慮が足りない文章で申し訳ございませんでした。と云うのは、専務からの忠告を昨晩いただきまして・・・ハイ(汗)。特に道路端の方は一度更地になったところの新築なので建て替えではないそうです。
話は変わりますが、この写真!思わず笑顔が出ます。流石田村さん、剪定した庭木の枝で箒を自作しての道路掃除でした。ほかにホームセンター購入の箒はあるのですが、こだわりが違いますね(笑)。そして、結構きれいに掃けるのです。昨日は二人で泥まみれになりがら一日作業しました。夕刻、道路端の新築では上棟式だったそうで挨拶にきていただきました。インテリアから住まいを考えるお住まいの社長さんや奥様に施主さんとが連立ってのご近所挨拶です。同業者同士笑顔で会話が出来る嬉しさも働く励みになります。なので、決して意図して書いたのではなく、当方も建て替え新築も普通にしているので、良い悪いで書いたのでは無かったのです。ゴメンナサイ(笑)。
※良い話題なので追記すれば、町に馴染んできた桜並木が伐り倒されて新しい広い道路が出来ると一瞬寂しくなります。それが、時間の経過と共に人も変わり便利さと共に当時の事は思い出として語られて行きます。それは、〇町〇丁目の一区画にもある事なのだと思います。私はその場にいて汗を流し、道行く人と直接会話しながら肌で感じたままを書いたものでした。家を建てるそして住まうことは、その町にも関わりを持つと云う事なのだろうと感じます。愛が降るホームの基礎職人が、近所の人から残土の黒土を欲しいと言われて「どこさ運べばいいんだか?」と、どこの方か探していました。現場で働く側もこうして笑顔で会話しながら互いに道を譲りあいながら働いています。小さな界隈での小さな人の営みにも、笑顔こそが似合います。
|
|
|
|
|
|
|
|
最近の毎日
|
|
|
|
2013/11/12
|
|
おはようございます。最近の私(澤口)の仕事はこれです。冬場の仕事に合わせ、雪が降る前に駐車場所の確保も兼ねて、庭いじりから一人黙々と働いております(笑)。でも、先週の土曜日はインターンシップの女子大生に手伝ってもらい、今日は田村に応援を頼みました。ところで、現地に行くと当方の現場手前ではインテリアから家を考える住まいが新築中で、当方の現場奥では愛が降るホームがやはり新築中でした。どちらも解体しての建替えなのですが、杢創舎は大改修です。庭の手入れをしていると、「どこの庭師さん?」と声を掛けられて工務店だと説明すると、一様に驚かれて「こんな事もするの?でも綺麗になって嬉しいね!家は壊さないんだ〜いいね」とも言われました。こうして、道行くご近所の方々が笑顔で挨拶して話しかけてくれます。なんか嬉しいですね。
|
|
|
|
|
|
|
|
好摩の朝
|
|
|
|
2013/11/11
|
|
今朝は比較的穏やかで暖かな朝でしたが、昨日は嵐の一日でした。写真は数日前の凍てついた朝です。この好摩の朝は何度も日記で使っていますが、こうした朝に事務所のドアを開いて一歩入り寒いと思って筈が、いつの間にか早起きをして薪を焚いてくれている人がいると、気持ちも心も温かくなって癒されます。そうした、小さな思いやりが人の世に溢れてこそ日本人らしきかなと、少々厳しいのですが、20代の若き居候にはそうした躾け(?笑)をしています。そして今朝は、「コトコト」と音を立てる薪ストーブ上のヤカンの湯気を見ながら「早起きしたな、何時に起きたのだろう?」と思いながら微笑んでしまいました。
|
|
|
|
|
|
|
|
パワルフ暖房
|
|
|
|
2013/11/10
|
|
D51は、思った以上にパワフルだったので、台所から事務所へ設置場所を移動しました。長い胴体と大きな口なので、角材もこうして投入できるし、大量に入るので相当暖かです。しかも、回りに蓄熱を期待して積み上げた端材レンガが朝まで冷めず、昨日も今朝も事務所に入ると前日の暖を感じ取る事が出来ます。真冬はそこまで期待できるかどうか?手さぐり状態ですが、台所には前ここにあった鉄板ストーブを置いたので、ダブル暖房はその期待感を高めてくれます。本体は¥26,000で5年持てば1年¥5,200なので、鉄板ストーブを毎年買い替えたのと同じになります。そんな小さなことが嬉しくて毎日薪を、いや、端材を焚く日々です(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
窓凍る朝
|
|
|
|
2013/11/9
|
|
今朝は冷えましたね。こんな日の朝は、山が美しく映えて空気が美味しく感じます。今日も一日頑張りましょう!
しかし、職人の世界も不思議な事が多くなりはじめています。急に仕事が空いたから何かない?との電話があって、それでは外部の復興ボード張りをと仕事を準備してみたのですが、他の大工がいるところでは働きたくないのだそうです。今朝来て、説明をしようと待機していた大工がいるからと車から降りてもこない、朝の挨拶も出来ない?のです。仲介の建材屋の担当者が小声で「気難しい大工さんたちで・・・」との事。仕事内容を打合せしないで工事が出来る筈がないではないか!と一喝して、当然追い返しました。
さて、では何故建材店ルートでの話があるかと云えば、他では大した説明なしで工事が出来る世の中なのだと思います。職人不足になると、こうした横柄な輩が増えてくるんでしょうね。本来仕事は、糧を得るだけではなく人として学ぶ多くの事がある筈なのです。人出不足で困る困らないとは別世界の次元で追い返しました。願わくば、何時か気づいて変わって欲しいと思います。
|
|
|
|
|
|
|
|
鉈屋町大改修
|
|
|
|
2013/11/8
|
|
鉈屋町の大改修工事の室内が仕上げに向かい、大詰めです。写真は、足場を外し養生を剥しはじめた雰囲気ですが、可能であれば見学会を予定させていただきたいと思いました。150年前から刻まれてきたこの住まいの時間の中に居合わせて、また新たな時を刻んで行く裏舞台で手技を振るう大工の笑顔と共に知恵を絞り込み、生かした古材の数々が確かな手応えとして心の中に残ります。現場便りのコーナーで、沢山の話題や写真をご紹介させていただきたいと思います。
しかし、昨晩の荒れた天候に気が付かず疲れて寝入ってしまいました・・・夜半目が覚めて「アッ!」と思い急ぎ山岸へ向かったものの既に遅く、色々と吹き飛ばされてしまいました。夜中なので何も出来なくて・・・私が悪いのです・・・明るくなったら急ぎ向かわなければ・・・(泣)。
|
|
|
|
|
|
|
|
秋深く
|
|
|
|
2013/11/7
|
|
秋も深まり、予報では雪マークまでも出ているらしく?毎年のことながら溜息も出たりします。口では、備えあれば憂いなしなどと云いながら、本音はそうしたものですね(笑)。かと言って、冬がそんなに嫌いなわけでもなく、タイヤ交換や雪かき道具の準備やらが時間が無くて面倒に感じるものです。でも、次第に否応なくしなければならなくなるのも毎年の事!書くだけ力なき抵抗しているようなものです。
という事で、全く繋がりはありませんが、52歳を昨日通り越して次の53歳に向かい頑張りましょう!ところで、最近「若くなりましたね」と久し振りにお会いする方々数名に言われました。前は、どんなに見られていたのか?(笑)、本当に若返っているのか?「アハハ」と訳の分からない受け答えをしながら、自分でも可笑しくなります。でなことで、今日も解体と塗装工事に向かいます。
|
|
|
|
|
|
|
|
ケヤキの臼
|
|
|
|
2013/11/6
|
|
昨日、ケヤキの臼をゲット致しました。設置が途中のカマドの脇に仮置きしましたので、新年早々にはカマドでもち米を焚き、持ち付き大会がもしできればと妄想が始まりました(笑)。でも、大半の人は「これどうするの?」と云った雰囲気でした・・・(汗)
何も昔が全ていい訳ではないのですが、今の世だからこその楽しさ面白さがこうしたものにはあります。それが何故か集まるのも楽しくて、無理せず偶然の出会いの中で得たものが嬉しいですね。これを一人でここまで移動したのですが、非常に驚かれました。実は、持ちあげる事は不可能なのですが、丸いので回しながら移動したのです(笑顔)。
|
|
|
|
|
|
|
|
静かな朝
|
|
|
|
2013/11/5
|
|
おはようございます。霧に煙る静かな朝、今日も天気が良くなりそうです。こうした日は、寒くても太陽熱のお湯の温度は40度を超える事もあります。なので、未だにガスの使用量は抑えられています。逆に、夏でも雨が多いとお湯が出来難いので、平年よりはメリット感が少ない平成25年になりそうな気がしていましたが、この所お湯が出来るので案外今年も悪くはないのかもしれません。太陽熱という自然現象に触れ、静かな朝に感じる自然界の柔らかさは日々の工期に追われる気持ちを癒してくれます。春から始まっていた前九年や高松に他各方面での仕事も完成予定が延び延びとなってしまい、気持ちが焦りますが「早く造っては欲しいけれど、いい仕事をして欲しいので焦らないで」と頂いたメールに、人との関わりの中でも有難さに頭が自然と下がります。県内各地の職人不足の現状は、来年も再来年もその先も続きそうです。それでも、自社で基礎から大工・屋根・塗装・左官に最近は建具とこなす社員の一人一人の顔を脳裏に浮かべながら非常に頼もしく感じています。
|
|
|
|
|
|
|
|
作業場薪暖房
|
|
|
|
2013/11/4
|
|
二日休んでしまいましたが、今日は打ち合わせがあるので現場には出ないで事務所にいる事になり、朝の慌ただしい打ち合わせの後やっと椅子に座り日記を書きだしました。写真は、作業場内の集塵機から外した鉄管を利用して自作した、廃材利用の薪ストーブです。自作と云っても発案は私で、実働は小笠原大工なのですが僅か一日で壁まで鉄板に取り換えサッシを取り付ける大工の手際よさには惚れ惚れとしました。元は焼却炉ですが、内部には耐火煉瓦も積まれていて蓄熱性もあります。高温にならない状態で安全に暖を取れるところが魅力です。そのうち、鉄管を取り付けて雨水を引いてお湯を造れば尚面白いと考えています。
しかし、体のあちらこちらが痛いです(笑)。ウッドデッキは何とか昨日で形になりました。午後から生憎の雨で最後の仕上げ塗装が出来なくて後日仕上げに向かいますが、現場でケヤキの大きな臼を頂いてしまいました。なので、ユニックで向かいます(笑)。そのデッキも結局最後は小笠原に応援をお願いして助けてもらいました・・・今週は解体工事があるので、週半ばごろからまた日記はお休みするかもしれませんが、どうかご容赦ください。
|
|
|
|
|
|
|
|
お休み
|
|
|
|
2013/11/2
|
|
すみません、現場に出ていて余裕が無いので、しばらくの間杢創舎日記はお休みさせていただきます。現場便りは、なんとか毎日更新中です。
※下記ホームページで杢創舎も取り上げていただきました。よろしければご覧ください。
http://mokuzoken.com/
|
|
|
|
|
|
|
|
職場体験
|
|
|
|
2013/11/1
|
|
「大工さんになりたいと思った人?」の質問に、全員が元気に「はい!」と大声で手を上げてくれました。昨日は、中学生が5人と大学生が1人の合計6人の職場体験でした。3班に分かれて、鉋掛け体験・箸造り・本立て造りに薪割などをしながら、地域の自然の大切さを語り、大工の仕事の面白さを話しました。楽しい一日を過ごす事、これが昨日の私が一番考えた事です。お客様に喜んでいただくこと、先生方に喜んでいただくこと、生徒たちに喜んで貰うこと、全て共通点があります。そして、汗を流す大工が喜び自然も喜ぶ、そんな未来に憧れて今を生きる私には、この5人が一斉に笑顔で挙げたその手の先に、明るい未来を感じます。
※実は、「今の写すからもう一度」と、やらせの写真です(笑)。薪ストーブで焼いた焼き芋を食べながらの休憩中の談笑でした。本当は、こちらが喜ばせてもらったのだと思います。
|
|
|
|
|
|
|
|
書道家古典
|
|
|
|
2013/10/31
|
|
先日の土曜日、盛久での書道家伊藤康子さんの個展に行ってきました。いつ行ってもここは楽しいですね、でも出来れば使っている状態で体感できれば尚のこと楽しいと思います。しかし、書道の奥深さは凄いですよね・・・私など見た目の美しさしか見れませんが、その奥にある意味深さを知ることが更に己を高める事になる雰囲気が漂います。書いて書いて書く、とにかく書く!と、伊藤康子さんからお聞きしました。うーん、凄い!
今回は画家との共演でした。何でも一芸に秀でた方々の作品はやはり違いますね。目の保養をして戻りました。
|
|
|
|
|
|
|
|
お雛様
|
|
|
|
2013/10/30
|
|
鉈屋町の改修工事現場で、施主作成のヒノキの一刀彫でできたお雛様を見せていただきました。この顔も衣装も手書きとのことで、素晴らしい技に驚きです。そこで、もしかしたら現場端材のヒノキの板が今後役立つかもしれません。そんな繋がりに感謝の気持ちで溢れました。端切れもなかなか捨てる事のできない性分で、作業場のあちらこちらに散らばる端材の数々が増えていましたから、薪として終わる命が人の手で生かされて別な命へと変化し、長く扱われるのです。理由は分からないのですが、私はそうしたことになぜか心惹かれてしまいます。そして、こうした作品を編み上げるには、人知れずこつこつと夢中になって費やした時間が必ずあるものです。それを感じながら感動するものです。
ただ、もう直ぐ11月・・焦ってきました(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
好摩の新暖房
|
|
|
|
2013/10/29
|
|
玉山事業所の事務所に新しい薪ストーブを設置致しました。D51という至って単純なロストルなしの廃材などを遠慮なく使用できる、安価なものです。本体とコンクリートブロックや煙突も入れて5万以内でした。先日、齊藤が好摩事務所台所の棚工事の話題を書いていましたが、このストーブを取り付ける為でした。早速、現場端材を入れて焚きはじめると、かなり強力に暖かくなります。以前からの鉄板ストーブとこれ2台で今年の冬を乗り切れるかどうか?足元の断熱を急ぐかお湯を回すか?まだまだ取り組みは続きます。いずれにしても、丸太の側板もたくさんあるので暖房やお湯造りは薪で行いたいものです。大工作業場には、大きな焼却炉タイプの取り付を話しているのですが、抵抗されています(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
四十四田ダム
|
|
|
|
2013/10/28
|
|
おはようございます。写真は昨日日曜日の朝、四十四田ダム湖に差し込む朝日です。散歩の人も息も白くなりはじめていますね。今日の私はいよいよ肉体労働です。人手が全て新築現場や大改修で余裕が無いので、解体工事やウッドデッキなどは自分で頑張ろうと思います。いや・・齊藤や佐々木など設計担当も(笑)という事で、社員総出にて現場に向かいます。いよいよ全社員が多能工です(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
現場端材の箸
|
|
|
|
2013/10/27
|
|
昨日は、齊藤がインターンシップの学生に箸造りを指導するために休日振替で出社しましたが、学生は体調を崩してお休みしてしまいました。でもメゲナイ齊藤は、一人こつこつと箸造りに取り組んでいました。手つきもなかなか良くて、鍛えればいい作品が創作できそうです。会社用の鉋や工具もそろそろ準備してもいいですね(笑)。実は、今週の31日木曜日には、中学生の体験学習も予定されていて、5名の男子中学生がやってきます。昨日お休みの女子大学生も木曜日に変更なので、齊藤の指導の下箸造り体験や鉋削りに鋸引きなども予定してみたいと思います。大工関連は、ほっといても指導したい面々がいそうですね(笑)。薪割に、ビス打ち、板の搬送など、木に触れて楽しみながら人の手で造る楽しさ大切さを学んでもらえれば嬉しいです。
|
|
|
|
|
|
|
|
聖徳太子
|
|
|
|
2013/10/26
|
|
大工が崇める神様的な存在と云えば、聖徳太子です。我々は普通にそう思っているのですが、一般の方には驚かれる人もいらっしゃいます。理由は、昔の文献や肖像画に曲り尺を手にした姿が残るからなのですが、法隆寺建立が何と言っても有名です。当時の人の手による技術の素晴らしさは現代を遥かに上回るものであることは、誰もが否定できません。1400年も前からの木の文化が突然できたとは思えないので、その遥か以前から木を使う技術が日本には存在したのではないでしょうか?祝詞にも、当時から既に「この大いなる御業は満つ備わりて」と書かれていますし、「これより大なる技は無し」とも断言されています。1400年も長きに渡り、世々に伝わり現代に繋がりますから、私たちが今こうして普通に刻む仕口は昔から伝わる伝統の姿なのです。あたら疎かにせず、大切にしなければと思います。それは、毎日の仕事を今後も日々毎日普通に行う事が一番の感謝の証のように感じています。
|
|
|
|
|
|
|
|
残土を土壁に
|
|
|
|
2013/10/25
|
|
現場で出てしまう残土を、出来れば土壁にしてみたいと思っています。雑誌を見るとそうした事に取組んでいる設計士さんも現実にいます。今は、古い建物の土壁を再利用しているのですが、レベルアップしながら現場の土を塗ってみる機会が次第にあるかもしれません。昨日は、そうした事を話す場面がありまして、なんとなくこの本を開いてみました。左官の技は大工と並び、古い歴史と技術があります。大切な日本の伝統の技を少しでも次世代に繋ぎながら、今を楽しみたいと思います。土って楽しいものです。
|
|
|
|
|
|
|
|
障子再生欄間
|
|
|
|
2013/10/24
|
|
おはようございます。写真は、前九年の店舗へと向かう組子の明り取り欄間です。じつはこれ、古い障子戸の大きな組子子障子の桟を外して半分して合わせた再生品なのです。製作者は家具担当の柳村ですが、完成時は嬉しそうにしながら事務所の皆に見せにきてくれました。間違えば他に代用品がないだけに、相当苦労しながら一人孤独に取り組んでいたので、無事完成した時は嬉しさ満足度共に最高潮だったと思います。古いものが、こうして新たに蘇る無垢材の魅力に私も興奮しています(笑)。手持ちがあるから出来る事なのですが、施主様との打ち合わせの中からの発見でもあります。出会いとはこうしたものなのだと思った昨晩の事務所です。
|
|
|
|
|
|
|
|
閉伊川
|
|
|
|
2013/10/23
|
|
昨日は宮古方面でのお打合せでしたが、閉伊川沿いの紅葉が始まっていて綺麗でした。ただ、山が連日の雨で保水力が許容を超えて川が直ぐに増水し易い雰囲気を感じます。また、好摩への道中にはリスやテンにシカなど獣たちとの遭遇が今年は多くて、山が変だな〜ぁとも感じるのですが、皆様は如何でしょうか?カマキリの卵も比較的高いところに多いので、今年は雪が多そうだの話も聞きますね。天気予報を見ると台風が二つも並んでいて、今週末への注意が必要そうです。松川の氾濫被害はまだ復旧中なので、出来るだけ大きな被害が無いことを願う次第です。では、今日も頑張りましょう!
|
|
|
|
|
|
|
|
赤松天然乾燥
|
|
|
|
2013/10/22
|
|
好摩では、南部赤松の梁材を巾190oの大きなタイコ挽きとして桟積乾燥しています。乾燥と云っても、屋根の下で風を当てながら乾かすだけの、時間の経過で自然に乾く天然乾燥です。そうした梁材が6mで38本、4m材で120本積み置かれていますが、いい感じで乾いてきました。来春ぐらいからは使えると思います。他に、これらを挽くときに脇から板材が取れますが、それらも同じく桟積しながら乾かしていて、既に使えるまでに乾いた感じがします。ワクワクする気持ちが多いのですが、昨今耳にする「松くい虫被害」は盛岡市内には既に達して困っているそうです。数年先に、もしもこうした材が手に入らなくなったら嫌だなと、寂しい気持ちにもなります。でも、来年はこれらが大活躍しますし、今年は曲り材のみを山主さんが販売してくれるお話がありました。直材は販売力のある方々が行い、あまり購入されにくい曲り材を我々が買わせていただくことは、非常に良い方法だと思います。
|
|
|
|
|
|
|
|
秋の朝
|
|
|
|
2013/10/21
|
|
温度差が深まる秋半ばの朝は幻想的になります。人造湖の湖面から上がる蒸気に差し込む朝日が、その演出を見せてくれる瞬間はほんの僅かな一瞬でしかなく、毎日が違います。それも、自分の通勤時間に狂いが無く同じ時刻に通ると、日々刻々と暗がりが多くなるもので、地球が太陽を廻る速度が案外早いものだと感じます。時折、こうした景色のその中を、風になって通り抜けて見たくなります。それは、死ぬとか幽体離脱とか云う類のものではなく、生きたまま意識の奥底で自由に解き放たれて飛んでみたいような感覚です。心がやすまり幸せな気持ちになれる瞬間が自然の中には存在しているように感じます。
|
|
|
|
|
|
|
|
松川と姫神山
|
|
|
|
2013/10/20
|
|
おはようございます。今朝はなんとかまだ雨が落ちてこないので、雨が降る前早めに煙突掃除をしたいと思います。写真は、松川の流れの向こうにそびえる姫神山で、昨日の朝の写真です。季節は秋半ば、本格的な紅葉があちらこちらに見えますが、楽しむ余裕がありません。それでも、こうして通勤路での景色に毎朝癒されているので、私はここ盛岡が大好きです。好摩も、本当に少しづつですが整理整頓されてきてはいるのですが、やはり自社事務所に手を掛ける暇は無く、その姿のまま冬を迎えそうな嫌な気分になってきました。仕方がないので、齊藤と専務を誘って三人で頑張るかと冗談を毎日言っては溜息ですが、場内視察に動き出しています(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
田に浮かぶ山
|
|
|
|
2013/10/19
|
|
おはようございます、今朝も似たような写真ですが、稲刈りあとの田圃に浮かび上がるかのような岩手山です。初冠雪の話題も笑っているうちはいいのですが、冬の厳しい岩手では迫りくるものに備えるかのように気持ちが引き締まり感覚があります。それがまた案外いいもので、季節ごとのメリハリは必要ですね。好摩には、現場の端材だけではなく製材によるセッカ板も大量にあるので、木質バイオマス暖房を検討中です。しかも高額な仕組みではなく、至って単純なものでいいのです。なにせ、集塵機のパイプラインがたくさんあるので、手造り煙突の材料には困りそうがありません。(笑)
|
|
|
|
|
|
|
|
零度の朝
|
|
|
|
2013/10/18
|
|
おはようございます。今朝は零度・・・車の窓も凍り付いていて、暖気運転してから出てきました。なので、その車が温もるまでの僅かな時間を利用して、自宅2階の薪ストーブにも火を入れてから会社に向かいました。ただ、自宅に関しては無暖房でも左程寒くはないのですが、火を入れたい気持ちがそうさてしまいます。寒い代わりに今朝の岩手山は綺麗でしたね(笑顔)、写真は今朝ではなく昨日の朝の岩手山ですが、昨日の日記とほぼ同じ場所からの撮影です。今朝のこの場所は濃霧で山は見えませんでした。
煙突掃除がまだのお客様からのご相談も増えています。人の手配が厳しいのですが、出来るだけ対応させていただいています。加えて、本職の薪ストーブ屋さんのご紹介も有りです。R4号に新店舗がOPENしているのでご存知の方も多いかもしれませんね。
|
|
|
|
|
|
|
|
台風が過ぎて
|
|
|
|
2013/10/17
|
|
おはようございます。今朝は気持ちのいい朝ですね。各地に大きな被害をもたらした台風26号、夜を徹して救助に当る写真を見て伊豆大島の被害の大きさに心が痛みます。事務所に戻る道中も、松川の川崎橋では≒1m下まで大きく増水していました。前回の記憶がまだ大きくて怖さを覚えましたが、作業現場でも家族に電話して安堵する面々もいて、今回は近辺の大きな被害は有りませんでしたが素直に喜べない日本列島各地の被害です。それにしても、朝晩の気温は冬に向かってるのが確実ですね。写真からも秋の気配を感じるなか、好摩では薪ストーブの温もりに癒されています。
|
|
|
|
|
|
|
|
鉋台造り講習
|
|
|
|
2013/10/16
|
|
鉋台の造り方を熱心に教わっている大和田です。私も横で聞きながら、いよいよ好摩にこうした道具造りの工房スペースを設けようと決めました。鉋は、鋼のみならず、台の水平も大切だし最後に仕上げる刃先の砥も重要です。特に砥ぎに関しては、裏出しや水平に砥いだ刃先の更にその先だけを微妙に研ぐ方法に至るまでの工程が人により出来が違うので、理屈では無く実践のみが物語ります。また、削る木に合わせた鋼の角度の調整を考えると、何台も欲しくなるのが鉋の特徴かもしれません。木に触れて、自ら道具を造り削る事の繰り返しで手技を自らの手中にするものです。その為、削る木の特徴をも知る必要があるのです。こうした事の組み合わせがあってはじめて薄く削る事ができると知りました。とび抜けて何が大切だと云うのではなく、相互的なものを見抜く目線と日々の鍛錬を積み上げるのです。頑張れ若者(笑)!
|
|
|
|
|
|
|
|
鍛冶屋見学
|
|
|
|
2013/10/15
|
|
ミニ削ろう会では、鍛冶屋見学並びに鉄打ち体験もありました。1000度900度700度と云う温度の説明では内容は直ぐには覚えることは出来ませんでしたが、その温度の高さの見極めが大切な仕事なのだとだけは分かりました。昔は、人の目と感で判断していたものが、現代は科学的に捉えて時には顕微鏡で調べて適切な温度調整が出来るまでになり、それにより切れる鋼を作り上げているところが素晴らしいと思います。しかし、それは研究時の事で、最終的に行う判断は赤くなった鉄の色を職人が目で判断する場面が幾つもの作業工程内にあります。昔の技と今の技術が融合することの進化の場面があるのですが、それが出来る職人も多くはありません。
「今は、こんな事する必要ないし、職人が少ない方が仕事が多くて何時かは人間国宝にもなれるぞ!」「いやいやそれでは、身近にあったものが遠くなり、高くて買えなくなるじゃないか!」「でも、ホームセンターで間に合う道具仕事しかしないだろう?」「そんな・・・」これって、会場内で偶然聞こえてきた見知らぬ方々の立ち話です。職人が集う会場内でもこうした憂いがある時代です。でも、そうした危機感から今までは教えなかった重要な技術も笑顔で教えてくれるようになりました。2013年の今を時代の底辺にして、多少なりとも昔の技術を生かして現代と融合する新たな時代への高みを目指す必要性を私は感じます。
|
|
|
|
|
|
|
|
ミニ削ろう会
|
|
|
|
2013/10/13
|
|
おはようございます。今朝はずいぶん寒く感じたのは昨晩遅く、新潟ミニ削ろう会から戻りました。会場では、こんな雰囲気で鉋掛けの技や腕を競います。今回の弊社の面々は、なかなか薄くならずいい数字は出せませんでしたが、色々な人にアドバイスをいただいて非常に勉強になったらしいです。私は職人ではないので、横でただ聞いているだけなのですが、ある大工さんがわざわざ鉋を一度砥いでから渡してくれたもので試すと、とても軽くて滑る様に材料の上を鉋台が走るのです。片手で持って軽く引いても抵抗なく鉋がかかるほどに道具や材料を仕立てる凄さと、「若いうちは色々と体験するのは良いことだ!」この言葉に感動し、普通なら教えない事も笑顔で話してくれる雰囲気に、この会場にある種の厳しさと優しさを併せ持つと感じました。
|
|
|
|
|
|
|
|
古に魅せられ
|
|
|
|
2013/10/12
|
|
すみません、明日12日〜14日の朝まで新潟県で開催されるミニ削ろう会に参加するので、杢創舎日記は二日間お休みさせていただきます。日曜日は会社も珍しく休みとさせていただきます。急なお知らせで大変申し訳ございませんが、大和田と坂野下の二名の若者が鉋掛けの腕を競うので、出来るだけの応援支援をしたくて私も一緒に向かいます。良い結果を持ち帰りたいと思いますので、応援よろしくお願い申し上げます。
写真は、岩泉町のメインストリートに存在感をこの通りに見せてくれている民家の破風妻壁です。いつ見ても、子供の頃も、とにかく魅せられていました。そして、今でも魅せられてしまいます。藤原が撮影しましたが、よくぞ気が付いて写したと内心嬉しくなりました。では、明日の朝早くですが、ミニ削ろう会へ行ってきます。
※2013年10月11日19時8分更新
|
|
|
|
|
|
|
|
広島屋ランチ
|
|
|
|
2013/10/11
|
|
昨日は、藤原が岩泉町のI様宅のアフターにお伺いするとの事で、私も便乗して岩泉町へ別件で一緒に行ってきました。アフターはパッシブ換気からの雨漏れです。施工した板金屋さんも来たのですが、最初は板金施工が原因では無いと呟いたそうです。でも箇所を指し示すと「アッその通りです。」と納得して直したとか・・・しかも、その夕方「今日の費用はいただけるのでしょうか?」との電話が・・・こっちが板金屋さんに対して今日の経費欲しいです!とは言わず、「無理!瑕疵保証は10年だからね!」と説明しました。確かに、シーリングが切れた事が原因なので言い分も分かるのですが、もう少し丁寧な施工が出来たはずと思われます。我々は管理不足ですから当然これはアフターです。と云うか、こんなやり取りもお客様に申し訳なくて、屋根を自社施工する事になった根本がこれらなのです。こんな事ばかり書いていると、流石に大丈夫かこの会社と思われそうですが、他では言わないだけで結構あるらしいですね・・・なので、即座の対応に力を入れていますが、やはりトラブルが無いのが一番です。加えて、屋根はシンプルが一番です。
さて、私も自分の仕事を終えてその後藤原と合流してのランチは広島屋さんの「お好み焼き」です。鉄板を前にして、ついノンアルコールのビールを注文してしまいました。呑んだら大変!雰囲気酔ってしまったのです(笑)。気分だけ酔いついでに、「横屋さんのお店と、てどの蔵」を見学した藤原です。私は、かの有名な左官屋さんへ弟子入りした方のご家族にお話を聞きに寄り道してから戻りましたが、見事な大津磨きを見せていただいて感激しました。
|
|
|
|
|
|
|
|
古板
|
|
|
|
2013/10/10
|
|
好摩の作業場では、この10年間で取置いた、改修や解体時の古材の板類を並べて拭き掃除していました。大半が畳の下地板だったのですが、築80年や100年が経過する民家からの出物です。その為、釘の痕など板表面には傷が多く残りますが、この照かりと云うか古光は、人の手では出せない何とも言えない経年変化に魅了されます。行先は、前九年の店舗の床なのですが、現在鉈屋町の改修工事もさせていただいていているので、雰囲気は鉈屋町へ行きそうなものなのです。ところが、手持ち枚数も土足で歩くという使い道も前九年での使用がピッタリと先に決まっていて、毎回不思議な感覚になります。でも、双方共に新旧の木材が存在する事の意義は更に深い気がしてなりません。板厚が違うので、これを張るのは非常に大変だと思いますが、大工さんは頑張ります(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
木製サッシ
|
|
|
|
2013/10/9
|
|
建材屋さんに許可なく顔出しですみませんが、いい顔してます(笑)。何かと云うと、先日新たな輸入木製サッシのサンプルをわざわざ好摩へ持ってきて見せてくれたのです。空気層24oのトリプルガラスのドレーキップ窓です。外部は板金でカバーリングされていて、内付けタイプなので木製枠はとてもシンプルです。時代の最先端はこうした木製サッシへと進むのかもしれませんね?スタイルもシンプルで素敵です。価格は、たぶん安くはないのですが、打合せ時はとても安くて飛び付きそうになりましたが、落とし穴は網戸追加輸送費追加など予測された通りで、何故国産で手頃になりませんかね〜ぇ・・・でも、これ本当にいい感じです。
※昨晩の「好摩便り(女子会)」に関しての若干の訂正をさせていただきますと、薪ストーブは稼働はまだしていません。この時期は、初の火入れが楽しくてついついまだ焚かなくていいのに焚いてしまうのです。火を見て癒されながら煙突の点検も兼ねます。こうした事も若い人たちには教えないと通用しないのは、彼らは既に薪とは無縁の世代なんだな〜ぁと感じます。
|
|
|
|
|
|
|
|
杢創舎研修
|
|
|
|
2013/10/8
|
|
先日の土曜日、〇大学の学生さんが一人、インターンシンプでやってきました。女性の就学体験なので、齊藤に振替で土曜日出てもらい、まずは乾いた薪を屋根の下に積み込みながら薪アートに挑戦してもらいました。なにせ、その日突然これやってと話したので、応援の工藤も齊藤も困惑しながら薪を積み込み始めましたが、私が現場から戻るとなかなか楽しい笑顔の薪アートが出来ていました。「好摩便り(女子会)」にその写真が紹介されていたので、よろしければご覧ください。
薪と一緒にクワガタもでてきて、皆が弱っていると思ったのですが、家に持ち帰り孫に渡すと早速霧吹きしたりゼリーを籠に入れたりしていましたが、今はかなり元気らしいです。
|
|
|
|
|
|
|
|
稲煙る朝の山
|
|
|
|
2013/10/7
|
|
稲刈り時期の楽しみは新米ですね。先日、米どころの江刺方面で新米をいただいてきました。早速焚きあげて口に運ぶと、何とも言えない柔らかな美味しさに、ご飯だけで他におかずは無くても食べれます。なのに、大きな舞茸までいただいて、歯応えと香りに驚きながら家族みんなで楽しくいただきました。玉山方面も、地域の名の様な黄金色のジュータンが刈り取られて玉の山が増えてきました。こうして迎える実りの秋を楽しみながら、迫りくる冬への備えをしなければと思うのが毎年の繰り返しですね。
山頂が霞んで見えるのは岩手山、一昨日の朝の写真でした。
|
|
|
|
|
|
|
|
玉山事業所
|
|
|
|
2013/10/6
|
|
杢創舎の玉山事業所の夕方です。ここで月見酒と話しながら、一度も上がっていませんでした。越してきて1年と3ヶ月が経ちましたが、当初建物の登記があるもの無いもの面積違いなどなどメチャクチャだったのですが、それらも先日なんとか修正登記が完了しました。また、上田堤の本社では私が図面を書いたり専務が経理などで仕事はしていますが、次第に登記も含めて全て好摩に移そうと考えています。その好摩でやりたいことは沢山あって、まずは昨日のカマド小屋の整備です。製材を始めたので、セッカ板もどんどん出てきますから、木質バイオマスでの発電なんかもやれればやりたいものですが、大事は無理なので暖房が手始めです。素敵な鋳物ストーブではなく、針葉樹もガンガン燃やせるタイプかロケットか?事務所周りや作業場周囲には煙突が今後何本も立ち並ぶかもしれません(笑)。ただ・・・その手を掛ける暇がないのが悩みの種です。
|
|
|
|
|
|
|
|
カマド
|
|
|
|
2013/10/5
|
|
昨日、初めてカマドに火を入れて試してみました。本当は、昔の様に薪ではなく炭を使うのだと、炉が小さいので直ぐに分かりましたが、まずは遊びたくて端材の杉に火をつけると、火持ちも良く小さなエネルギーで柔らかなお湯が沸き、料理にはかなかなか良いものと思われます。それよりも、理由は分かりませんが楽しくて夢が広がります。小さな夢ですが、それがなんとも嬉しくて子供みたいにはしゃいでしまいました(笑)。まずは米を焚き、芋の子汁でと。
|
|
|
|
|
|
|
|
今朝の姫神山
|
|
|
|
2013/10/4
|
|
おはようございます、今朝の姫神山です。道中の四十四田ダム湖脇は、霧が深くて幻想的でした。岩手山もその姿の輪郭で霧のなかから抜けた瞬間の姿が美しかったのですが、車を停める場所の困難なところだったので通過してしまいました。上田堤も出掛けには、車のフロントガラスのワイパーを作動させてのスタートです。そう、朝晩の涼しさが日を追うごとに身近になってきた感じがします。
そこで、昨晩は寒いというよりは火を入れるのが楽しくて自宅2階の綺麗に掃除された薪スト−ブに薪を入れて着火しました。孫も横でワクワクしながら覗き込みます・・・ところが、何故か上手き行きません?変だな〜ぁと思っているうちに家中が煙くて臭くなって扉を開くと室内に煙が向かいます。この現象は、煙突が詰まっていると咄嗟に判断できます。掃除をした田村の携帯に電話をすると、「煙突を突いて煤を落としたままでした・・・」との案の定と云うか驚く返答に怒り心頭しながら、最後は可笑しくて笑ってしまいました。仕方ないので、火を入れてしまった煙突をずらして煤を吸い込むと、煙が煙突に吸われて流れ始めました。そうなんです、本体と煙突が5p程度のずれなら物凄い吸い込みなので室内に煙はこぼれないのです。実は、ダッチウエストのストーブでも試したことがあるのですが、天板を開いても煙はカーブを描いて煙突に吸われて行くのです。これが自然の力だけで行われているので、パッシブ換気の考え方も頷けます。こんな事書いていたら、今しがた田村が来て「いい経験したんですね」と笑った瞬間に「バカヤロー!」と大爆発してしまいました(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
川崎橋にて
|
|
|
|
2013/10/3
|
|
先月、冠水氾濫した松川のかわさき橋の袂に立っての撮影です。下田地区では未だに大変で、地域の助け合いの絆で凌いでいる日々と聞かされました。我々業者が一番何か出来そうなものですが、日々の仕事や工程に追われて自分のところで精一杯という毎日に、罪悪感すら感じます。でも、仕事以外でも何らかの求めのご縁があれば必ずとの思いが、この山を見て内から溢れてきます。
話は変わりますが、建築業界はまた新たな断熱基準へと変わります。我々業者もめまぐるしい変わり様に翻弄されるものですが、氷点下の朝でも室温は無暖房(前日夜半暖房の余熱)でも18度前後の室内熱環境を保ち得る健康的な住まいを普通に造ると、新たな基準よりも更に高い性能が求められます。なので、基準に合わせて住まいを造るのではなく、先ほど書いた超高性能な断熱性能を確保しながら、伝統的な木組みの家造りに取り組んでいます。先日は、低炭素住宅の認定も申請できましたが、U値0.33W/m2・Kだとか基準一次エネルギー95.2GJ/年とか設計一次エネルギー82.2GJ/年と、正直分からない数字が並びます。設計担当の齊藤に完全に任せっきりで、時代の変化と自分も年取ったと感じるものです(笑)。
でも、書類をよく見ると熱交換なのに三種換気の数値だったり内窓の性能は含まれず、本来の性能は計算値より高いと思います。申請する側も審査する側も混乱していて、落ち着くにはもう少し時間が必要となりそうですね・・・今のうちに勉強しよう!
|
|
|
|
|
|
|
|
神無月
|
|
|
|
2013/10/2
|
|
恒例のカレンダーは、木材の優れた持続性に関して書かれています。使えば無くなり二酸化炭素を排出する化石燃料に対して、植えて育てて循環させながら二酸化炭素を吸い込んで酸素をだす森林の有難さは、今この時期には松茸というとても高価なキノコも生み出します(笑)。店頭に並ぶ¥3,000・¥5,000・¥10,000の値段をみながら買い物籠に入る事は無く、消費税UPのニュースも購買意欲を更に下げてしまいます(笑)。神が居ればきちんと正してくれるものを、神の無き月に上げたな〜ぁと一人心細く溜息がでますが、社会保障の為に頑張りましょう!
何気なく神無月を調べると、過去の大地震が多いらしくその為に神が居ない月と云われた所以もあるとか?留守神に何事も無いことを祈ります。
|
|
|
|
|
|
|
|
伝統仕口は強
|
|
|
|
2013/10/1
|
|
金物で柱と梁を固めた場合と、昔ながらにホゾと栓で組む木組みでの破壊試験をすると、断然木組みの方が破壊後の存在応力があるとのいい報告を直接聞く事が出来ました。金物だと柱が裂けてしまうので全壊しますが、木組みだと一部壊れてはしまうものの修復が可能だと読み取れます。それほど大きな力がかかる大震災は滅多にないと思いますが、まさかは突然やって来ます。その際の安全率というか、その後の修復まで含めて安心なのは伝統的な木組みの家と云える訳です。過去の実例から、決まった周期で巨大地震は必ずやってきますが、南海方面では高い確率でその日が近いとも言われていますし、既に東日本では1000年に1度を体験してしまいました。雪国の住まいは比較的強く出来上がっていますから全壊の心配はないかもしれませんが、持ち堪えてからの修復費用に大きな差があるとすれば、昔からの木組みの住まいを構造力学的に調べてみていただきたいと思います。特に私が知りたいのは、総持ちという素晴らしい能力と、地震力を適度に逃がす免震的要素なのですが、破壊試験をする為にはがっちりと固めないと数字が出てきません。結局実例でしか見る事ができないのですが、実際に100年200年の古民家が存在しています。
|
|
|
|
|
|
|
|
9月の朝空
|
|
|
|
2013/9/30
|
|
9月も今日で終わりますね。写真は数日前の9月の朝、時間は5時半頃だったと思います。気持ちのいい朝も、空気には凛とした寒さがやってくる気配も感じます。最近、農文協さんに押し付けられた(笑)宮本常一講演選集を読んでいますが、ページをめくり始めて最初の「日本人と藁」が面白くてはまりました。実は、改修現場での150年前の土壁の中にも、藁すさがたくさん入っていました。驚くのは腐っていない事です。土壁を漉して出来るだけ藁すさを取り除いて使用していますが、藁すさも捨てずに残して今後またつなぎ材として何等かに使用してみたいと思います。昔から使われている自然素材の凄みを思う9月末日の朝でした。
|
|
|
|
|
|
|
|
朴ノ木
|
|
|
|
2013/9/29
|
|
先月入札でゲットした朴ノ木です。大きいところでは50p巾ぐらいの板も取れそうです。この地域では、神棚として用いられる事も多かったらしいです。ケヤキや松に杉などなら古くなっても多少なり見分けが付きますが、他の雑木が100年も経過すると一目で判断は出来なくなる気がします。そこで、これは何の木かと云うことを新築時に書き留めておいて、楽しそうに子供や孫に話して伝えるのも良いものです。この木なんの木?どこの木?との言い伝えが家訓となり、地域の自然環境を大切にする杖となれればいいな〜ぁと、願います。9月の入札には行けませんでしたが、木材市場のイベントでケヤキやシウリサクラにイチョウなど仕入れて、次第に色々な樹種の材が集まりはじめている玉山事業所です。
|
|
|
|
|
|
|
|
山頂の輝き
|
|
|
|
2013/9/28
|
|
昨日の姫神山頂は輝いていました。前日の岩洞湖方面と真逆からの撮影なので、岩洞湖の湖面には光の筋が輝いてたかと思われます。撮影場所は、好摩の事務所へ向かう道中で、先日の松川氾濫で水没した道路なのですが、東に姫神山、西に岩手山と真っ直ぐになる地点です。そのラインを辿ると岩洞湖にも繋がる場所なのだと思いながらシャッターを押しました。この数分後だとまぶしくて写す事はできませんから、偶然の撮影タイミングでした。良いことがあるのではと、単純に思うのもまた毎度の事ですね(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
岩洞湖から
|
|
|
|
2013/9/27
|
|
写真は、昨日の夕刻に撮影した岩洞湖から見える姫神山で、姫神山の左側の先には岩手山も望めます。久し振りの岩泉町での打ち合わせは二件ありました。一件は澤口家本家の改修依頼契約で、一件は築20年が経過するお宅の洗面所の水漏れでした。新築当時私が設計監理していたので見て欲しいとの事でしたが、予測した通りで水栓や排水部分のパッキン関連の老化が原因でした。水道屋さんに連絡する旨をお伝えして外に出ると、久し振りの岩泉の空気感が良くてのんびりと町内ドライブしてしまいました。懐かしい岩泉高校や中学校も、当時の木造校舎から既にRC構造へと建替えられて久しく、思い出感覚が無いので少し寂しく思いました。さて、その後ハンドルを沿岸方面に向けると、県内最多の来場数を誇る薬王堂が中学校の手前にあり、それを横目に通り過ぎて中学校を過ぎると・・・なんと中学校のグランドの脇でホーマックがOPENしていました。店内には生鮮売り場があって、お刺身までも売られています。更に、坂を下り数キロ進むと今度はコメリが・・・何とも言えぬ感覚になりました。時代の流れの中にいて振り返る20年間・・・たまにはその時間を心の中で過ごすのもいいものですね。
|
|
|
|
|
|
|
|
稲穂
|
|
|
|
2013/9/26
|
|
稲穂が頭を垂れて黄金色になってきました・・・しかし、この写真の傍らには泥にまみれた稲が無残です。あらためて自然災害の非常を感じるのですが、それでも人は強く前を向いて生きていくのです。実りの秋、豊かさの象徴は日本の農業や漁業にあるのではないかと思うこの頃です。産業もしかり、その礎は国土の豊かさあればこそではないでしょうか?災害があるたびに人は強く結び合い、時には人間同士傷つけ合う弱さなど嫌な側面も見せながらも、明るく強く正しく過ごす日本人の逞しさを感じます。自分に何が出来るかを考える日々です。
話は変わりますが、昨日はある同業者の方と焼き鳥屋で楽しく過ごして良い時間でした。なんの駆け引きも無い本音の語り合いに元気を貰います。そして、今日は故郷岩泉方面へ・・・
|
|
|
|
|
|
|
|
その木どこの
|
|
|
|
2013/9/25
|
|
先週の土曜日の打ち合わせでは、建て方材を見て触れていただきました。写真は、南部赤松の6寸巾タイコ梁で7m材などが並んでいたところで足を止め、その太さと長さの絶妙な曲り具合をご確認いただているところです。中には節の無い1級品もあり、四角い真っ直ぐな材だけよりも何故か楽しさが増します。そして、木が育つ山も実際に私は見ているので、間違いなく県北の地場材なのですがしかし、木材利用ポイントの登録をしていないとの事でこの梁に関してはポイント利用は出来ません。それでも、他の構造や仕上げ材など殆ど全てが県産材なので、木材利用ポイントの利用は可能です。〇○ハウスでも「その木?どこの木?」の幟がハタメクのだから、草木も眠る丑三つ時おばけの様な制度の方が怖いかも(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
空の目
|
|
|
|
2013/9/24
|
|
今朝の好摩上空はどんよりと曇っていますが、姫神山方向に一か所だけ空の目の様な、台風の目の様な?明るく光が差し込む場面がありました。何を思う訳でもなくカメラを向けて撮影しましたが、雲自体がどうしてあのように様々な姿に変わるのかと考え、自然の姿と云うものが非常に面白くなります。その瞬間も僅か数十秒程度で、今日もまた慌ただしい一日が暮れて行くのだと思います。
忙しくて、職安に募集は出してるのですが手応えはありません。それどころか、逆に鉄筋工の黒田も他から仕事を頼まれて少し抜ける日が来そうです。どうやら、ますます業界は人手不足で大変そうな気配を感じます。無理は無理、出来る事は出来るだけ頑張る、そうした普通の事を確りと行う事が大切ですね。
|
|
|
|
|
|
|
|
氾濫家具類
|
|
|
|
2013/9/23
|
|
松川の氾濫で流されたり水浸しになった家財の数々が、こうしてあちらこちらに積み置かれている現在の玉山区です。私が通勤時に通る道中でも、こうして集められて処分を待つ場所が三か所もありますから、被害の大きさを今も感じます。泥にまみれた稲も可哀そうで、こんなの初めてだという声を毎年聞いているのではないでしょうか?
杢創舎の玉山事業所も引っ越して1年以上が過ぎましたが、数度雨水でひどい目にあっており、ある程度予測して台を作り木材類を上げておいたので、大きな被害はありませんでした。ただ、やはり大量の雨水が工場内に溢れたのでポンプでは間に合わず、人力で掻き出しました。バケツリレーもして奥の奥まで出せたので、翌日には乾いて安堵しました。それでも、次また同じことがあると大変なので、新しい水中ポンプを購入する段取りに田村が走りましたが、現在売れに売れているらしいです。
|
|
|
|
|
|
|
|
9月半ばの朝
|
|
|
|
2013/9/22
|
|
昨日の、姫神山上空です。AM5時過ぎ頃だと思いますが、陽はまだ登らず山裾にその姿を隠しながらも、その存在が周囲を明るくしながら茜色に染め上げ、大空のキャンパスに今日一日しか見る事のない風景画を見せてくれます。一日がこうしてはじまり、そしてまた同じように暮れて行く、そんな毎日も、私を含めて社員が≒30名近くになると、毎日何らかの出来事があって日々笑いそして怒り時には泣き、30日が30人の為にあるかのように過ぎて行きます(笑)。でも、その分助けられることも30倍なのです。倍返しどころではなく30倍返しだーッ!と、大空に向かい吠えてみたくなりました(大笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
十五夜の月
|
|
|
|
2013/9/21
|
|
昨日の写真が太陽で、今日の写真は月です。十五夜の満月が山裾から顔を出し昇るまでの位置が、その日の朝の太陽が上がる位置と殆ど同じでした。水平線の屈折による大きさの変化も同様で、太陽も月もほぼ同じ大きさの丸なのが不思議です。宵の明星、金星も夕方は岩手山の裾で煌めいているこの頃ですね。赤いので、火星?と一瞬思ってしまいましたが、この時期は朝方に輝いるとの事、昔は町に灯りが無いので物凄く美しい夜空だったんだろうな〜ぁと思います。
話は変わりますが、昨日は山田町に向かい来春着手予定のお客様からご契約をいただきました。建設地は花巻です。その際に、瑕疵保険の話題になりましたが、雨漏れに関して正直にゼロではないとお話させていただきました。特に、煙突や天窓にルーフなど何らかの取付を屋根にした場合に生じるケースがこれまであり、最終的には自分たちで直してまいりました。以前は、屋根屋さんに直していただいていたのですが、新規の時は笑顔で雨が漏ると不機嫌になる不思議な屋根施工店と向き合い、何時の頃からか自社で屋根施工までも行うようになりました。今月も、大雨の際に煙突の思わぬところからの雨漏れが一件ありましたが、横下からの吹き込みに煙突部材のパーツが対応できていないことが分かりました。シーリングと云う簡単な処理で対応できましたが、春夏秋冬の温度差で動く部分ですから定期的な点検は必要だと思います。この様に、雨は上から下にだけ流れるのではなく風を伴い下からも横からも降る場合が立地条件で変化しながらあります。そして、心ならずも万が一雨漏りが生じてしまった場合には、出来るだけ素早く対応させていただいています。そして感じるのが、普通の屋根は雨漏りする事が殆どなく、付属する何らかの取付をした部分からの漏水が雨漏りの大半だと云う事です。時には、通気の棟換気部分から生じるケースもありました。なので、特殊な大雨の強い降り方の際に予期せぬかたちで生じるものが殆どでした。ただ、一軒だけはそぼ降る雨の時にだけ天窓自体から雨が漏る不思議な体験もあります。これにはお手上げで、理由が未だに分からず毎回雨漏れするわけでもなく、天窓は出来れば取り付けない方が良いと思ったものです。そうなんです、実は普通の屋根で他に何もなければ一番いいのですが、そうではなく果敢に挑戦して学び、要望に応えるべく施工改良して体験を生かしています。これまでに、ご迷惑おかけしてしまった皆様にお詫びと自身の戒めとして書きました。そして今回も、屋根に煙突と太陽光発電のパネルが搭載されます。昨日の契約時には、ミスが一度も無いと言われたら逆に疑ったから、正直に話した事を信じるとお話しいただいてホッとしました。だからこそ、そうならない工夫を考えないとなりません。雨は上だけでなく、下からも横からも降ると心しなければ・・・長文で失礼いたしました。
|
|
|
|
|
|
|
|
十五夜の朝
|
|
|
|
2013/9/20
|
|
好摩の朝です。霧に煙る東の空に、山から太陽がその姿を真ん丸にしたのがAM6時前の事です。昨日の「好摩便り」では、齊藤が月の写真を載せていましたが、全く同じ場所から太陽と月がこの時期は昇るんですね。しかも、月はPM6時前にこの位置にいたので丁度12時間の違いです。そっか、だから満月で昨日は十五夜なんだと後から思いました。太陽と月と地球の位置関係のバランスと自転との絡みあいが、こうして何世紀にも渡り繰り返し繰り返し再現されては変化を遂げて、最初の時から最後の時までの再生の営みが夜空には何万年何億万年と続く、壮大な宇宙の姿を感じて感動しました。
そんな時、人間同士の小さな営みもまた、団子を食べながら家族で笑う小さな小さな塵のごとき輪が、地上には星の数ほどあって輝いていると想像しながら、ホコッとした気持ちになりました。
|
|
|
|
|
|
|
|
試運転
|
|
|
|
2013/9/19
|
|
今朝、時間は5:30頃です。いわて銀河鉄道が試運転していました。ゆっくりと走りながら、安全を確認しているのが見て取れます。土を盛って造った線路の路肩は増水した川に押し流されて、その崩壊している部分に土嚢が積み上げられたのが昨日です。夕べも灯光器が灯されていたので、夜を徹しての作業が行われたと思われます。災害は予測も出来ないほど急にきて本当に大変で悲惨です。そうした時に、こうして頑張って一日でも早く復旧に向かう人の力もまた凄みを感じます。何事も無ければ一番いいのですが、それは地球に住む限りあり得ません。何時か必ず何らかの自然災害に遭遇する場面があると決めて、有事に備える事は必要だと思います。今回も、発電機は非常に役立ちましたから、電気は大切ですね。
|
|
|
|
|
|
|
|
洪水傷跡深く
|
|
|
|
2013/9/18
|
|
この写真の横には、流木や流された家財道具などに復旧作業の車両や人々がいらっしゃいました。いざとなると、面と向かいカメラを向けるのもはばかれて、いわて銀河鉄道路線が崩壊した側をそっと写してきました。玉山区下田側から運ばれてくる畳や色々な家財道具類は役場の駐車場にどんどん積み上げられていましたから、線路の向こう側はかなりひどい状態だと思われます。好摩に来てまだ1年なので、知り合いも伝手も無いのでただ見ている事しかできないのがもどかしい気もします。出来る事があれば、直ぐに飛んで行きたい衝動に駆られました。
と云いながら・・・今朝は体が痛くて少し休んでからの出社です。昨日は何ともなかったのにと、完全に年齢を感じてしまうのですが、その痛みもどんどん下がって御尻まで来ると可笑しくなりました。痛みもこうして体を移動するんだ〜ぁと・・・、横になりついでに電気を作ろう!という本を読んでから現場に出て、お昼に好摩に戻り日記を書いています。その好摩は、先の下田地区の隣で僅か200〜300mしか離れていませんから他人事では無い気がします。
|
|
|
|
|
|
|
|
好摩洪水
|
|
|
|
2013/9/17
|
|
台風一過の気持ちのいい朝ですが、玉山区好摩は松川冠水による洪水被害で地域全体が大変でした。16:00頃通過した際の下田付近の橋の写真ですが、この段階での降りしきる雨の強さに、これでは橋が呑まれると恐怖しました。そして数時間後はその通りになってしまいました。
好摩の作業場も毎回なので予測はしていましたが、想像を超える水浸し状態でした。水中ポンプ7台では追いつかずに、そこに居るメンバー皆で水掻きをしながらなんとか凌いで19時に目処が立ち、疲れましたが皆で頑張ったのでホッとしました。しかし、今度は現場からの車両が戻って来ません・・・4号線の橋が冠水して通行止めらしく、その情報が一切流れないので立ち往生だった模様です。四十四田ダム湖の裏道が何とか無事なので、迂回路として遠回りしながら全員無事帰宅できましたが時間は21時を過ぎていました。近所のお寺は1階が完全に水没してしまったらしく、農家さんも色々流されて、今朝は河原上の土手のあちらこちらで何らかの作業している人が目に付きました。自然災害・・・言い知れぬ怖さを感じた一日でした。
|
|
|
|
|
|
|
|
アカペラ
|
|
|
|
2013/9/16
|
|
昨晩、念願のアカペラコーラスグループの歌声を聴いてきました。演出は、ステラモンテにて夕食中のお客様への突然のサプライズと云う設定です。前日に教えてもらっていたでの専務と二人で飲みながらの贅沢をしてしまいましたが、生で聞くのは感動的です。紹介者の方に、アンコールして!ホラホラ!と膝を押されてもシャイな私は「ア・ア・・ア・・・」と声が出ません(笑)。専務が代わりにアンコールして、その後グループの面々と握手を交わすことも出来ました。来年は、現在改修中の鉈屋町の完成を見たいと言われて、これは頑張らなければなりませんね♪
それにしても、歌っていいですね。大感激でした。
|
|
|
|
|
|
|
|
柿渋古色仕上
|
|
|
|
2013/9/15
|
|
鉈屋町の大改修現場です。どうしても新しい無垢材を使用する事は当たり前にあります。そのまま、新旧横並びで使用するも良し!塗装して古びた雰囲気で合わせるも善し!その場その場で相談しながら施工が進みますが、水道屋さん以外は全て自社施工できる環境が仕事の面白みを増していると感じます。そして、こうした塗料も柿渋や渋墨など自然素材を使います。この写真で塗っているのは、柿渋に古色ベンガラを混ぜながら赤ベンガラなどにて微妙な調整をしたものです。そこにしかない色を作りだせる安藤多能工の技術が光ります。拓也がそれを確り学んで体得できるまでにはまだ時間が必要そうですが、技の伝授とはそうしたものなのだと思います。
大分各所が進んできました。当面の目標は10月末完成です。お披露目出来る日が非常に楽しみです。
※このところ、完成見学会を開催しておらず、大変申し訳ございません。
|
|
|
|
|
|
|
|
木材市場
|
|
|
|
2013/9/14
|
|
昨日は、流通センターにある木材市場へ行ってきました。23万、45万と札が張られたケヤキの数々・・・殆ど見向きもされません・・・そんな時代が今です。杉の柱には、乾燥率が確りと張り込みされていて安心感があります。無節ざいになるとm3単価が10万、20万、30万と高額になりますから、私はm3単価16万の雑木でいいと思うのですが、そうした雑木は一つもありませんでした(笑)。シュリ桜の大黒柱を1本3万でゲットしましたが、ケヤキ屋さんがしつこくて、階段の段板に使用できそうな板を15万円ほど無理やり買わされてしまいました。でも、買えば次に繋がり、使えば無くなりまた入るものです。持ちつ持たれつお金は天下の回りものとよく言ったものですね。全ては、建て主さんに喜んでいただくためのものです。さて、あの大きなケヤキの大黒柱は45万で売れたのかどうか、野次馬的に興味があります(笑)。
|
|
|
|
|
|
|
|
鉈屋町大改修
|
|
|
|
2013/9/13
|
|
鉈屋町の大改修現場の昨日です。屋根改修がほぼ完了して、雨漏りで溜まった水受けのタライを降ろしていました。相当な量が溜まってしまっていたようです。でも、屋根を新たにかけこんで古い屋根を保護したのでもう大丈夫だと思います。さて、話題はアカペラです。ある大学のアカペラグループが、鉈屋町に宿泊合宿していて、大工の面々が生のアカペラを披露してもらったそうです。私は一足遅れで聞けずに、現場の搬送材を積み込み好摩へ戻りました。残念!(笑)
しかし、こうして現場を見ていると春先からご依頼されてお待ちいただいた事を思い返します。前九年も高松も衣川も久慈も同様で、一歩一歩頑張っていますが、九月も半ばです。過ぎた日は戻らず、前を向いて行きましょう!
|
|
|
|
|
|
|
|
清水寺
|
|
|
|
2013/9/12
|
|
清水寺の舞台を支えるケヤキの柱の太さ長さに驚いて、細部を見逃しがちになりますが、差し込まれた梁の小口や梁そのものにも板屋根が付いているのが見えます。木は水で腐るもので、昔からその対策に気を使っていたものと思えます。構造をガッチリと組んで、雨仕舞は朽ちる事を想定して取替えが利く造りにしてあるわけです。100年を上回る長期に保つ住まいを考えた時に、非常に参考になると思いました。
|
|
|
|
|
|
|
|
金閣寺
|
|
|
|
2013/9/11
|
|
京都観光を観光会社にお願いしたので、必ず旅程にはいるのは金閣寺ですよね。学生時代に見たはずですが、この年で見るとやはり感覚は違って素敵に見えました。昨日の一日ドッグでも、自分の内臓を見せてもらいまして、特に問題がなくほっとしながらも、これが自分の体の中かと、不思議な感動がありました。金閣寺の様に煌びやかではないのですが、自分の意思とは関係なく動いている内臓の姿はある種の神々しさがあると思いませんか?
|
|
|
|
|
|
|
|
健康診断
|
|
|
|
2013/9/10
|
|
今日は専務と揃って健康診断で休みます。50歳を過ぎたので、色々と調べるものに申し込んだらしいのですが、内心行きたくないと思ってしまいます。でも、古民家も住宅も住まいはメンテが必要ですから人も同んなじですね(笑)。
その古民家の茅葺屋根を見ていると、何故使われなくなって板金や瓦が主流になったんだろうと毎回思います。火事や材料の調達不足を補うなど多方面での意味合いはある筈ですが、一番は地域の絆の助け合いが困難になったからではないだろうか?と思います。豊かさ貧しさ、苦楽、働き者怠け者、そして村八分などのいじめ、嫌な側面が時代の新しき魅力に押しやられたのではないでしょうか?萱は、一番のエコ素材で断熱性にも調湿性にも優れる健康素材なのですが、驚くのは長持ちする事です。でも、人が手を掛けないと雨漏りして駄目になってしまいます。優れた素材を人が手を掛けて、皆を助ける優しさが伴って初めて再利用されるものなのかもしれません?人が作るものは何時しか朽ちて無くなりますが、野山の草木は必ず自己再生して循環の環境を形成する筈です。遠い未来には、茅葺屋根と土壁の家が主流になる事も案外夢ではないのかもしれないと、時々考えている自分が可笑しくもなります。でも、そうした時代を生きてみたいと本気で思います。その為には優しくならなければならないのかも・・・
|
|
|
|
|
|