|
こうして毎日書く日記には、気持ちよく書ける場合と沈んだ気持ちで書く場面が必ずあります。世の中、良いことばかりは無く悪いことも必ずあるのが普通なので、当然と云えばその通りなのですが、現場での失敗という手痛いミスなど業者としては書かずに隠したいのが本音です。でも、こうして毎日書いているとそれが嘘になるので自分自身が隠せない性質でもあり、つい書いてしまいます。
そうなんです、これまでも何度か失敗を書いていますが今回もまた色々とありました。その中でも、難しい仕事に挑戦して施主様のご要望に何とかお応えしたいとの思いで頑張った筈が、最後のトドメで善意の発想ながらも間違いを犯してしまうのはプロとは言えません。しかも、それが監理側が詳しく分からない専門下請業者の手配によるものだと泣きたくなります。それも管理ミスなのです。そうなると、面倒な事はもうしたくないと云う気持ちとこれをバネにしてより高みへチャレンジするぞ!と思う気持ちの双方が入り乱れます。そして、時を得て落ち着く先は、お詫びの気持ちと今回の事を教訓に生かして今後も同じ内容の難しい工事をやり続けようとの強い覚悟でした。それが、今回の私なりのお詫びのありかたとしての一つではないかと思うのです。
しかし・・・大手専門メーカーの技術者まで押しかけて気が付かない新商品トラブルや、〇〇用と書かれた金具を言葉のみみて安易に扱う専門業者、針の孔のごとき専門職の予測外のミスなどなどがなぜにこうも集中するのかと思う出来事でした。毎日業者の後ろで見ている事など不可能だから、信頼という言葉が世の中にはあるのですが、いつしかそれが任せっぱなしになる元請けの管理不行き届きでもあります。強く反省する為に書かせていただきました。
|