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丸太梁出番
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2012/1/19
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昨日から土台の敷き込みが始まった加賀野の小屋梁には、丸太の脇を水平に落としただけの丸太梁を使用します。丸太での利用は、平角材と違って長材を確保できる良い面があります。ただ、手間は通常の倍掛かるのは間違いなく大変だったので、時代の変化に伴い均一な製材品で造る様になったのも頷けます。でも、丸太面に鉋が掛かると綺麗ですね。一本一本表情が違うので楽しくなります。もう直ぐ出番です。長いものは7mあるので、運び出すにも人手が沢山必要です。でも、地震や荷重には継手が無い方が強いので、柱は割り材で使用本数を多く使い、梁は丸太材を長く使う方が良いのだと分かるのですが、少しづつの歩みで変化している杢創舎です。
※22日見学会をよていさせていただいた、北山岩手型住宅の現在の完成状況を「現場便り」にて掲載しています。
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伝承2
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2012/1/18
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14日の続きです。階段の加工を教えているから伝承とは大げさな?と思われるかもしれませんが、10年前に比べて無垢の階段を加工する若い大工は激減している可能性があります。教科書があれば出来るかもしれませんが、遅くては費用が倍必要でお客様が認める筈がありません。早く綺麗に確りと造るには、何度も繰り返し行う実技で体に刻みこむ事が大切です。これは、設計も同様で間取りを計画する際にも配置だけでなく空間や動線に細部の些細なところに気を掛けないと上手く行きませんから、年季が必要です。大工の話に戻りますが、こうして100年200年を保つ住まいが求められている時代に、原発は原則40年で最長60年と今朝の新聞に書いてありました。東電値上げ17%とも・・・電気は必要です。でも、手技まで捨てるほど電気に頼る事は無いと思います。どうすれば、自然と生き方を変えられるのか?と、大人は考える必要がありそうです。
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センサー灯
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2012/1/17
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AM6時、最近は空が白み始めるのが少しずつ早く、今朝はハラハラと僅かな雪が舞う様にセンサーライトの中を落ちていました。遠く、カラスのカァーカァーと短く区切る様に鳴く朝の挨拶が、次第に近づいて来るので今日も晴れるかと思います。通路の植栽は、ヒメシャラにヤマボウシなどですが、静かに春の到来を待ちながら休んでいます。その後ろでお隣との境界を分けて立つウッドロングエコを塗布した杉の板壁も、すっかり変色して杉特有の源平色ではなくなりました。ここが木材の不思議です。あれほどはっきりとした赤と白の差が無くなり、同色に深く馴染んで色落ちするのです。そして、何とも表現し難い味わいのある表情を醸し出します。僅かな小道を歩く楽しみが、このセンサーライトに照らされた木々の移ろいを感じる事でもありますが、早朝の新聞や牛乳を届けてくれる人たちの足元を照らす光にもなります。夜だけ感知して作動するセンサーライトは、披露宴の引出物でいただいたものでした(笑)。
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木彫りたち
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2012/1/16
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杢創舎事務所のご近所となりますが、木彫りのウサギやネコなどたくさんの可愛い木彫りの動物たちを造っては飾っているお宅があります。何時見ても、植野工務店さん凄いな〜と感心しながら楽しませてもらっています。木から出て来ると良く言われますが、本当にそうなのかもしれませんね(笑)。だから、無垢の木の家で暮らすと、何かに守られている空気感を感じるのかもしれません。健康的になるのも、木の中に潜むこうした姿の可愛らしい妖精の様な、何かがあるものと勝手に思い込んで楽しくなります。
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氷原湖
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2012/1/15
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氷点下が続く毎日ですが、事務所は24時間薪ストーブの火が消えずに毎日薪のリレーが続いているので暖かく過ごしています。灰を捨てずに熾き火が残るお陰です。そして、ラジオで流れる最低気温のダントツは誰もが頷く薮川です。写真は、数日前に通過した岩洞湖ですが、この通りの氷原と化して日の光に輝いていました。巡る季節の無垢なる表情に心惹かれます。外が寒ければ寒い程、室内の薪の温もりが柔らかく体を包んでくれます。春になればまた薪を割って積む事の繰り返しも、巡る季節に合わせた人の営みとして、老後まで続く男性人の営みと楽しみなのかもしれません。この氷原湖を囲む山々が自分の土地であればと、妄想に駆られる思いは薪ありきとの単純な発想ですが、思ってみるのは自由で楽しいですね(笑)。
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伝承
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2012/1/14
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昨日に続いて大工に関する事を書いてみたいと思います。大和田が谷村大工から階段の寸法取りに関して教わっているところです。どんな仕事も人から人へ伝わる事が重要ですが、建築大工に関しては世の中がプレカットへと大きく代ってしまったので、こうして手刻みを伝える事が大切になってしまいました。本来は普通の事なのですが、木の見方や寸法の取り方を伝える事が珍しくなる変な時代です。と云うのも、今は階段もプレカットで届きますから組むだけで出来ます。良い物を開発して考えて進化した事なので、その方が正しいのかもしれません。でも、その為に貴重な手技が無くなるのは何かが違う様に思えて小さな抵抗を続けています。私は、自然からいただいたものを人の手で造る事は、正しいと思うのですが・・・
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棟梁の手技
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2012/1/13
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ここ何年か、墨付けばかりしていた遠山棟梁が、珍しく刻みをしていたので思わず記念の撮影です(笑)。長年体で覚えた手仕事は色あせる事はありません。若い世代が一緒に働く事で、いつの間にかその伝統の技が伝わるものです。遠山棟梁本人も、自分で考えて編み出した仕口は一つも無い、全て先輩方から教わった昔から伝わる技術ばかりだと話します。機械に頼らず、あくまで手仕事を続けているのもそうした理由からだと思います。昔やっていたから何時でも出来ると云うのは正直無理です。毎日同じ事を続けているから早く綺麗な仕事が出来ます。それを還暦まで続けていると、色あせてしまわなくなりますから、年季を積んでくれる職人は、この国の至宝だと私は思います。
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杢創舎総勢
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2012/1/12
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6日の年始の写真です。八幡神社で新年祈願をした後で、杢創舎全員で記念撮影をしました。24名ですが、春には新卒大工が入社予定です。年明け早々に面接させていただいた有望な若手の応援大工さんも、弊社の仕事に今後参加してくれると思います。杢創舎は、職人さんが8割を占める職人集団になりました。お客様の大切なお住まいを、心を込めた人の手で造らせていただきたいと願い、こうして素晴らしい仲間が集まってくれたと思います。そして、大切な技を後世に伝えなければならないと切望してまいりましたが、若い世代が熟練の先輩から教わる手応えを感じます。一丸となり頑張りますので、これからも杢創舎をよろしくお願い申し上げます。
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見上げれば月
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2012/1/11
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冬は、日中でも月が見える日が多い気がしますが、年中そうだったでしょうか?今も昔もこの現象は同じだと思うので、民話の時代も月は夜だけとは思わないか、別な物と考えたのでしょうか?どうでもいい様な事ですが、素朴にそう思ってしまいました。
最近手にした本で、金野静一先生編著による「岩手県、謎解き散歩」が面白くて岩手再発見、いや新発見してます。「人」と「自然」の魅力あふれる岩手県に住み、そして暮らしながらヒトとシゼンを大切にしたいと思いました。もっとも、写真の月や太陽に地球活動など惑星の動きにはこちらが合わせるしかなく、手の届かない調和のとれた世界です。でも、少しの変化微動が与える影響が大き過ぎるので、どうぞ本年は無事に狂いなく運行しますようにと・・・
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車窓から
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2012/1/10
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車窓から撮影した何気ない普段の道路から見た空です。太陽と雲があるだけで、今しかない景色になります。大気の流れが、一度として同じ事がない今を演出していますが、そこに固定されたコンクリートや鉄の柱とそれを渡る線の中には、大気とは別な電気の流れがあります。当たり前の事ですが、それが妙に不思議で凄いものだと思ってしまいました。これがないと、現在の人間の生活は一変に激変してしまいます。この電気を運ぶただ一本の線が無ければ、この線の先にある民家の電気に依存した生活が成り立ちません。そう考えてこの景色を見ると、写真を写す時には正直邪魔なものが、日本中に張り巡らされて今を支えているのも確かです。有り難いものとそうではないもの、目線が違えば同じものなのに感じ方が違うものが案外多いですね。何が良くて何が悪いなど、答えを考える方がどうかしているほど何の変哲もない景色ですが、一度こうして写真の中に切り取ると、急に何かを問いかけてきます。
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三島神社鯱鉾
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2012/1/9
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7日、矢巾方面でのお打ち合わせの為に向かい、約束の時間に少し早いので休憩出来るところを探していたら、三島神社に辿りついてしまいました。由来も記されていて、その下に本来は屋根の上に有るであろう?と思われる鯱鉾らしきものが置かれていたので、まずは神社で手を合わせてから撮影しました。考えてみると、至る所に神社や社がある気がします。普段何気なく通り過ぎてしまうのですが、加えて祀られている祭神の由来もほとんど分からないのも確かです。やはり、地域の人々にとっての神様であって、通りすがりの者には総称としての「神様」になってしまいます。でも、本来はきちんとどの様な神様なのかを知るべきなのだと思うこの頃です。
と云う事で、足利時代に伊予の国宮(静岡県)である三島大神の分霊を勧請した社と書かれていました。と云う事は、室町時代から≒670年位?続いているのですね・・・少し知っただけでも手を合わせて良かったと思います。偶然、昨年12月には静岡県で行われた技能五輪全国大会の応援に行ってきたばかりなので、不思議なものです。
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沢水
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2012/1/8
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今年の冬は、昨年と比べると雪が少なくて、早坂高原から流れる沢水が春の雪溶け水の様な勢いでした。(普段は、もっと雪が深くて水が見えない程です。)
ぼくらの生活よりどれだけ美しく、ぼくらの人格よりどれだけ透きとおっていることか!どの若者や少女が自然の豊かな美しさと力を分け合わせているだろう?彼らの住む町から遠く離れて、自然はそれだけで栄えている。天を語るだと!君たちは大地を辱めているのだ。
ヘンリー・D・ソローの森の生活からでした。200年前でもこうした感覚だったのだから、今の世をみれば尚更嘆くか逆に人類の歴史の中や外にありながら、こうして美しい勢いの大地の息吹を感じる光景に気付くチャンスと云ってくれるのか?なにも無い山の中にある美しさに出会うと、子供たちにも見せてあげたいと思うのでした。せめて写真だけでも・・・空気が物凄く美味しくてお酒よりもいいかも(笑)
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薪ストーブ
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2012/1/7
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事務所の2階の自宅です。朝、火を入れてからその火を落とさない様に薪を入れ続けて、暖かなお正月を過ごしましたが、一番その恩恵にあやかったのはネコのハナのようです。冬は寒くて雪も降るし日も短いのですが、逆にこうして暖を取る楽しみがあります。それは、ヒトもネコも同じで一番の居場所に堂々と居座り、時には無防備で体を伸ばすだけ伸ばしきって、幸せそうに寝ているハナでありました。
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雪だるま
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2012/1/6
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おはようございます。昨日はいきなり超常現象の様な写真で済みませんでした。辰年にあやかる縁起の良い吉事であれ!と厳かに願います。そこで、冬と云えばやはりこの雪だるまですね(笑)。今にも動き出しそうなこの笑顔に、思わずカメラを向けてしまいました。昨日の写真も驚きますが、日々の何気ない身近なところに存在する自然現象の方にこそ、心を癒されて優しい気持ちになれる気がします。威圧された気配に心ざわめくよりも、心穏やかに笑顔を手向ける様な気持ちを持続させて一年を過ごせれば幸いです。
杢創舎は、今日から仕事始めです。新年早々の盛岡タイムスP8紙面一面に、杢創舎の太陽光発電設置住宅にお住まいの矢野様の取材記事が大きく載っていました。その横には私の無精笑顔までも紹介されていて恥ずかしくも有り、記事全体に溢れる循環型社会を取り上げた記事への仲間に入れていただいて嬉しくもありました。それでは今日からスタートです。よろしくお願い申し上げます。
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二回目の更新
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2012/1/5
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専務がお世話になっている、美容室ジュディーワンさんのHPでこの写真が紹介されていました。良く見ると雲なのですが、見事なまでに龍です。驚いて本日二回目の更新をしてしまいました。
下記が、その方のブログです。宜しければ覗いてみてください。
http://blog.livedoor.jp/judy619/
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熾き火
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2012/1/5
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最近の朝は、薪ストーブ炉内にず〜と熾き火が残って、朝早く薪を投入すると直ぐに燃え上がり暖かくなりるので、24時間暖房状態です。初めの頃は炉内の灰を丁寧に掃除してしまいましたが、最近は全くと云っていい程取らずにそのままにしていますから、囲炉裏の様になって灰が数センチたまり、灰の中に熾きが残ります。写真は、たまたま沢山熾きが残っていたので最初から薪を投入していますが、普段は少しなので現場端材の杉などを使用しています。その方が直ぐに温度が上がる気がします。また、下の灰受けにもあまり灰が溜まらなくなりましたので、何度も処理する事も少なくなりました。今年の薪は、山桜と2年越しのナラですが、桜は火力を上げるのに空気調整が必要でしたが、香りはやはりいいです。ナラは良く乾いているので非常にいい感じですが、乾き過ぎるとどこか違和感を感じる事がありました(気のせいかも?)。来年はケヤキの薪を入手していて割ってあります。他所からの評判がいいので楽しみです。こうして春の頃から積みあげた薪で暖を取る楽しみがありますが、今度は積んだ薪が少なくなると寂しくて何時でも棚に薪を積んでおきたい気持ちになります(笑)。
薪の無い暮らしでも、出来るだけ燃費を抑える楽しみがあると思います。それは、薪も同様ですが建物の性能値を確りと造ることで格段の差が出ます。何十年も、いや今後は1世紀をまたいで長く持つ家が求められます。躯体強度と断熱性能と自然素材が融合すると、健康で笑顔のある暮らしが循環すると私は思っています。
※今日は、あくまで個人の体験や感覚で書いたので、別の考えの方もいると思いますから、その際はご容赦いただきたくお願い申し上げます。薪談議は大歓迎です。
※本日までお休みさせていただいております。
※建築集やっと更新しました。
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家内安全
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2012/1/4
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「家内安全」毎日願う言葉ですが、新年だと尚更に家族の健康や入試など学業の事もつい親の方が願ってしまう様です。子供たちは、一応カランカランと綺麗に鈴を鳴らして二礼二拍一礼したと思ったら、一目散に目当てのオミクジ箱に掛け込み「中吉だ!」とか「小吉だ!」とはしゃいでいました。まっ、大凶でもそれより下は無しと言いますから、私はおみくじを引く事は無く、脇からその光景にカメラを向けてばかりの、例年通りのお正月を過ごしています。普通の日々に感謝の思いを強く感じるのも、昨年の未曽有の出来事があった為と思います。昨年は、人手不足で困る事もありましたが、昨年から今年にかけて若手の増員が見込めるので、新築のみならず改装や追加工事など急なご要望にもお応えできる様に頑張りたいと思います。会社はもう少し(5日まで)休ませていただきます。
※6日の10:00〜14:00までは、すみませんが留守番電話になります。
※建築集の更新をしました。
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初詣
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2012/1/3
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今年は辰年ですね。我が家では、初詣は毎年桜山神社に詣でています。そして、平成24年は「壬辰年」、開運の要点は「水の徳」だそうですね。ネット検索すると、
「壬」の意味の中心を為す「水」は、今も昔も人や動植物を始め万物が生きて行く中で必要不可欠なものであり、生命の源です。「水」は、地中より湧き出して川を成し、やがて大海に注ぐことを本性として、広く大きな包容力と、満々たる勇気を漲らせ、止まることを知らずに働きを続ける活動力に満ちた素質を宿しています。そして、常に方円の器に従って高きより低きに流れるように、決して争わず何事にも穏かに順応していきます。
と云う説明がありました。その水も、最初は一滴の木の葉からの滴とすれば、水と森を離しては語れません。木の目もよく見ると川の流れの様に見えるものです。そして流れと云えば流水、竜と繋がるのも意味深い気がしました。また、大工の祝詞には五帝龍王神という言葉が出てきます。黄帝龍神・青帝龍神・赤帝龍神・白帝龍神・黒帝龍神の総称の様ですが、なんとなく五色人類を想像できる不思議さを感じるのは私だけでしょうか?
この日記を書きながら、大工の祝詞を手にしてみると、もっと丁寧に意味を掘り下げて理解しなければならないと思います。皆さまにとっても、本年が良い年でありますようにと、僭越ではありますがそうした思いが湧いた次第です。本年もよろしくお願い申し上げます。
※会社は1月5日までお休みとさせていただいております。
※建築集を更新しました。
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初夢
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2012/1/2
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昨日も見ましたが、今朝もまた夢を見ました。二日の朝に見る夢が初夢と聞きますが、私の場合は元旦も二日もどちらも夢で仕事をしていました(笑)。クロスが切れているので直したいと云われて、見に行くとどうやら無垢の板を張る方が良さそうで、そうしたご提案をさせていただく夢です。その後の展開は夢なので脈絡がなく、書くと笑われそうなので止めますが、私の場合登場人物は何時も知らない人が多いのです。でも、時々身内の人の夢は見るのですが、何時だったか52歳で他界した父が夢で、「5万円お小遣いを上げる」と云ったのです。その日の午後、宝くじの抽選番号を調べたら、下三桁が777だと5万円が当たるらしく、手持ちの数枚をめくると・・・なんとあるではないですか!嘘の様な本当の話です。でも何故かそれ以来宝くじは買ってません。今年は、「たからくじ」買おうかなと思うのですが、気が付くと私も昨年50歳になったので、もう少しで親父が倒れた年齢になります。俗に云う「あたり」でしたから、私もあたらぬように健康には注意をしなければならないとも思います。あたりの「た」を取れば、「からくじ」になりますから、命「あり」の日々こそが宝の様なものなかもしれません。神棚のみならず仏壇に手を合わせて感謝出来る年齢にならなければと思うのでした。
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2012年
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2012/1/1
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今年の年越しは、専務とお互い平等に休む事になり、田沢湖方面の温泉で新年を迎えさせていただきました。最初は大浴場に入り、一度休んでから夜半に念願の露天風呂に向かいました。本館と露天風呂を繋ぐ通路は極めて寒く、浴衣姿の息子と二人震えながら歩いてお風呂を覗くと誰もいません。貸切状態で好き放題に長湯して日頃の疲れを癒し、大満足で部屋に戻ると紅白歌合戦も終わって平泉中尊寺からの除夜の鐘の中継が放送されていました。思わず合掌してから新年の挨拶と共に気が付くと眠り、早くも夢を見ました。肘木組みの大きな建物を直そうか、建替えようかと云うような内容で、新年早々夢でも仕事をしてしまいました(笑)。
と云う事で仕事のお話ですが、今年は更に女性大工が年明けから一人増える事になりました。総勢24名になります。これまで、何度やろうとしても中途半端(人手不足)で上手く行かないアフター体制や追加工事の体制を確り強化させていただきます。それでは、本年もよろしくお願い申し上げます。まずもって、皆様の御健勝をお祈り申し上げます。被災地の復興支援もお手伝いできる機会があれば幸いです。
※写真は、今朝もう一度露天風呂に入り、その際に人目を避けて撮影したものです。息子と男同士お風呂に入り、学校の事やたわいもない話など、色々と会話しながら子供の成長を感じるのは、いいものですね。
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ビタミン
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2011/12/31
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今年最後の日記となりますが、特段改まらずに日々の事を書かせていただきます。28日の塩素実験の続きになりますが、ピンク色に変化した水道水にお茶葉を入れてみると、塩素信号のピンク色が無くなります。と云う事は、水道水で野菜を洗うとビタミンが中和して無くなるのだそうです。ご存じの方も多いのかもしれませんが、毎日必ず口にする水には気を使う必要があると私は思います。
快適さを求めて止まない私たちですが、日本が忘れたのはブレーキとバックギアとの事です。案外、少し前に戻る事も前進なのかもしれませんが、どの地点が良いのかが分かりません。江戸時代が世界でも優秀な循環型社会だったと聞きます。でも、改革は訪れました。地域格差や武士間の差別や庶民との隔たりも無くなり、そして人を切る刀や戦後には拳銃も手から離れました。良かった事だと思うのです。今度は、自然や動植物をいじめる薬品や手法を捨てる事が出来れば(戻れれば)いいのですが如何なものでしょう?ビタミンからこんな事を連想して2011年を終えそうです。
※12月31日〜1月5日までお休みとさせていただきます。
※建築集を更新しました。
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神子田朝一
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2011/12/30
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今朝は、神子田(みこだ)朝一にAM5時、専務と出掛けてきました。正月飾りを見ていると、「中国産では無く地元の藁で作ったし、セシュウムは無いよ」と、笑顔で声を掛けられました。年の瀬の最後までこうした話題が付いてまわる一年でしたが、人の絆や礼節ある強さなど、日本人がもつ人間力も希望の一つだと思います。涙なくしては語れない現実に向きあい、本当の寂しさは時間が過ぎてから訪れるものですが、くじけそうになる心を前向きに立て直す事が可能な国に住むことは幸せです。だからこそ、我々も出来る事を無理なくやろうと云う気持ちが必要だと感じています。願っていれば必ずそうした時が来るものです。新たなる年を迎えようとしている年の瀬に、苦(九)を避け一夜飾りを避けてのミソカの日に願うは復興の光と、多くの皆さまのご苦労に心から感謝の思いを捧げたいものです。
皆さま、本年も大変お世話になりました。心より御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。
※12月31日〜1月5日までお休みとさせていただきます。
※建築集を大更新させていただきました。
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板材
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2011/12/29
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出番を待つ板材の面々です。年明けから出番が来るからかもしれませんが、整列してぞろぞろと歩き出しそうにも見えます。クリ・セン・ケヤキ・キハダ・タモ・ホウ・エンジュ・ナラ・クルミ・リンゴ・キリ・カツラ・ヒノキ・カラマツ・スギ・アカマツ・ネズコ・ヒバなど18種の材がありました。岩手の豊富な樹種を育む山々に感謝しなければなりません、そんな気持ちになりました。設計の新人も入社したので、来年からはこうして現場や作業場にいる時間の方が増えそうです。今年も残り僅かですが、今日も頑張りましょう!
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塩素実験
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2011/12/28
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恒例の、タカラさんのショールームで浄水器の説明時に実験してもらうのが、水道水に含まれるカルキ(塩素)の存在証明です。写真に向かい、左のピンク色の水が蛇口からそのままグラスに注いだ水道水で、右側が浄水器で処理された水です。どちらも同じ薬品を入れて反応を試しますが、見ての通りで水道水には間違いなく塩素反応が出て、浄水された水には反応がありません。水道水に塩素が含まれるのは当たり前の事ですが、こうして目で見て確かめるとやはり嫌なものです。特に、世界大戦時には毒ガスとして用いられた事もあるようなので、限りなく薄めて使用しているだけで毒を毎日少しづつ摂取している事になります。最近、アトピーや湿疹など理由が分からずに出て来る話題も多いのですが、その一つの原因になっているのかもしれません?処理されない生水も怖いので、やはり一度処理された水を、浄水して使う事をお勧めしています。
そう云えば、既に取り付けている皆様にですが、カートリッジの交換は1年が目安です。浄水栓の水の出が悪くなるのも交換信号です。直接メーカーからの購入も出来ますし、弊社へご依頼いただいても対応しています。面倒な交換もお手伝いさせていただきますので、声をお掛けいただければ幸いです。
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作業場ご訪問
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2011/12/27
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一昨日の日曜日ですが、滝沢の作業場でテーブル制作依頼をいただきました。その際に、曲がった板をご自身で磨いて飾り板を作りたいと云う事にて、一枚サービスさせていただきました。ついでに、エンジュやケヤキの端材もお付けしたのですが、ご自宅でどんな仕上がりになるのか?テーブルをお届けする日が楽しみです。
そう云えば、薪ストーブの扉を開閉する手持ちレバーをドアハンドホルダーと言いますが、その握るところを面白い木の柄にしたり、端材本立てを作ったりなど木切れで色んな事ができます。お気軽に遊びに来ていただければ、楽しい閃きや発見があると思います。是非是非、楽しんでください。写真は、厄介な部分だけ小笠原が綺麗に削っているところです。
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奥中山
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2011/12/26
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写真は、先週土曜日の奥中山です。盛岡も雪が降りましたが、雪の量も寒さも格段に違いました。でも、30年前の建物の断熱性能は盛岡も奥中山も大差は無く、殆ど入っていないと思われる程ですから、かなり厳しい冬を過ごして来られたと思われます。杢創舎が造る最近の建物はQ値1.0W/uK前後なので、こうした地域でキチンとした暖かいお住まいにリノベーションさせていただこうと、使命感すら感じた次第です。
僅か7日前には、この景色と真逆のまだ夏の気配を感じる地域に二日間滞在しましたが、岩手に戻ると切実な現実感を尚更に感じるものですね。去年が特に物凄かったので、雪かき用の道具は万全に備えたいものです。
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ハンモック
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2011/12/25
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昨日の夕方、囲炉裏のあるお住まいに暮らすお客様を訪ねた際に、こんな楽しいチェアーハンモックを発見しました(笑)。≒¥15,000前後でネット購入できるそうです。弊社森大工に勧められたとかで、楽しそうに色々と説明していただきました。杢創舎の木組みだと、こうした事が出来る場所が家のどこかにはある筈です。ブランコも定番ですが、もっと大きな寝れるハンモックも時は可能です。田村が嬉しそうに座る写真も撮影しましたが、当人が固辞すするので杢創舎日記の写真には無難な商品写真を使わせていただきましたが、何時か皆さんに見せたい笑顔笑顔の田村をゲットしたので、何かのイベントでは使いたいですね(笑)。
実は、私も試しましたが囲炉裏と薪ストーブの温もりに癒されながらユラユラとしてしまうと、即座に寝てしまいそうになりましたが、欲しくなり後でネット検索したら色々沢山ありますね。本当は昨日買うべきではありますが、一足遅れのプレゼントにいいかも!誰が一番喜ぶか楽しみです。
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頑張ろう日本
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2011/12/24
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この所、技能五輪の写真が続いていますが、今日は左官競技の課題です。日本を、両手を広げて支えているイメージとの事でした。石膏でモール(枠)も日の丸の○台も全て手造りで作るのですが、出場選手は全国大会にも関わらず僅か9名でした。岩手からの出場はありません・・・この事が全てを物語りますが、左官職人は本当に激減していると思われます。それでも、必死に競技に取り組む若者の手付き目つきは真っ直ぐで、心の中で頑張れと何度も応援しました。そう云えば9人の中に一人女性もいました。話は逸れますが、昨日杢創舎にも一人大工を目指す若き女性が面接に来ました。今はまだ宮城県で大工をしていますが、本物の木を扱う仕事がしたいとの事での訪問でした。職人を目指す女性が増えている気がします。でも、残念ながら彼女たちが本当に目指した仕事をしている工務店が少ない世の中になってしまったのは確かです。杢創舎が、その少ない本物の工務店である事は自信を持って胸を張れます。そして、男女を問わず志のある若者をなんとか受け入れて頑張りたいとも思います。それには、ご理解いただけるお客様がいらしてこそ成せるものと、心の底から杢創舎を選んで頂ける事に感謝の思いが溢れます。そうは書いても、現実は手が回らずに至らぬ事も多く反省の日々です。建てさせていただいたお住まいの手入れ手直し追加など、今以上により良く対応の出来る工務店へと、足元を固める為にも職人育成に心血注ぎたいと思うクリスマスイブの朝でした。
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焼津の朝
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2011/12/23
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直視すると、目が少し焼かれる様な写真ですみません。盛岡は、今朝は雪景色ですが静岡の焼津の朝はまだまだ冬を感じない雰囲気でした。しかし、毎朝拝むこの太陽の暖かさというかパワーの物凄さはなんと素晴らしいものかと思います。一般人には想像もできない極大な宇宙空間と原子の熱竜が、微妙に計算された光の距離を飛び、薄い大気と融合しながら届く命の源です。風を呼び、波を立て、光合成エネルギーと化し、または凍てついた大地を溶かし、人は素直に手を合わせる対象と思うその存在から届くものを、そのままのエネルギーや温もりに出来たらどんなにか豊かになるものかと、今また妄想してしまいます(笑)。一つだけ言えるのは、薪ストーブの温もりはそれに近いものがあると云う事です。置き換えれば、光合成しながら育つ樹木の太陽の化身ですから、これもまた太陽の恩恵なのだと思います。この、発想は私では無く岩泉のお客様が話していたものですが、全く同感です。加えて、ヒートポンプ暖房も選択肢の一つである事は間違いありません。たまたま写る二つの太陽の様に本体と影の様な違いはありますが、空気もまた太陽あっての産物です。
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駿府城
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2011/12/22
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技能五輪大会の会場は静岡でしたが、殆ど見物はできませんでした。それでも、朝方徒歩で駿府公園に向かい、駿府城を少しだけ見てきました。今年の大河ドラマは「江」でした。徳川家康が何度も登場し、他にも名だたる武将も皆が同様に戦いの無い世の中を願いながらも、戦い倒して相手を亡き者にする。そうした時代をテレビで見ながら、この今がこうしてあるのも、戦いが無く人々が幸せに生きる事を願い戦った矛盾の時代からの切なる願があっての事ではないだろうか?と思うのです。そしてまた、僅かに残る城跡からも木組み石組全ての迫力が当時の人々の技術の高さを物語ります。機械が無いだけの違いで、人間力を比べると今の方が劣っているのではないかとさえ感じてしまいました。月は何も語らず、その昔も同じくここにあったのかもしれません。見上げる人の面影は、大河の流れの如くに変転として今もまた流れ、ついにはその月に足を載せたと知れば、いかに驚く事か・・・
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競技の雰囲気
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2011/12/21
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今日は競技中の雰囲気の写真です。こうして加工した材を2本だけ合わせて見る事は認められていますが、一度全て組んだり三本ぐらい組み合わせて確認する事は許されていないのが厳しさです。しかも、組み出したら多少の目違いを鉋等で直す事は出来ませんから一発勝負です。通常の仕事なら、一度組んで合わないと外して合うまで直しますが、そうした事が出来ないので最初の墨の付け方とその墨の僅かな厚さを調整代としてまた更に僅か残して、最後にはきちんと合う加工をする精度が要求されます。そうなると、手にする道具全てがきちんとしていなければ成せない手技になります。氷点下を下回る地域からまだ夏の終わりの様な、暖かい地域へ道具を運ぶと、予測外の狂いが生じる怖さも今回は体験したようです。加工した木材も翌日ほんの少し動いたらしく、大工の仕事はただ切る刻む組むではなく、木を見て木に合わせて仕事をする重要な部分があります。だからこそ、出来上がりだけではなくその過程も大切です。本当に木を見抜くに至るまでには、10年以上当たり前にかかると思うし、突き詰めれば人生そのものを費やして尚足りないほど奥が深いかもしれません。でも、課題はいつも身近にあります。やる気さえあれば、何時でも手に出来る近場の木材が話しかけてくるものです。未来へ向かう素晴らしい若者たち79人の競技大会でした。
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敢闘賞
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2011/12/20
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昨日、メダルを手にした洋平が戻りました。第49回技能五輪全国大会建築大工部門で四人が入賞を果たし、銅賞一人敢闘賞三人の中の敢闘賞に大和田洋平もなんとか選ばれました。金賞には、埼玉県の隅選手が昨年の銀賞から更なる頂点に上がってきました。素晴らしい若者たちです。岩手は入賞者数が一番多くて次に北海道・埼玉・千葉・新潟と複数の入賞者があり、隣県秋田からは銀賞者がいました。愛知・三重も入賞者がいるので、やはり昔から大工の多い県が目立ちました。案外先祖は岩手県出かも?と思える地域が更に多いですね(笑)。入賞は出来なかったのですが、熊本県の高校生が洋平の隣で、まだあどけない顔で必死に頑張っていました。最後の仕上げで上手く行かず、一瞬呆然としながらも数分考え込んでから笑顔で立ち上がり、作品を駆け足で持ち込んで行く姿が印象的でした。次の時代を担う若者たちです。大和田洋平も今後も負けずに頑張れる事でしょう!
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技能五輪大会
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2011/12/19
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49回目の技能五輪全国大会の建築大工競技に、弊社からも大和田洋平が選手として参加してきました。審査結果は今日分かります。会場内には23歳以下の若者が、自分の腕を全て発揮するべく競技に向かう熱気と、真剣な眼差しを手元に向けていて、胸を熱く打たれました。そして、日本の未来を担う若い力の結集を初めて見た私は、大工競技のみならず全ての職種に望む選手の素晴らしに感動してきました。結果はどうあれ、まずは褒めてあげたいと思います。可能ならば、来年も是非参加したいと強く思いました。この次は、杢創舎側も課題に取り組んでみたいものです。墨一つの僅かな厚みが左右する留め技術の微妙なる手技は、矩規術の妙技です。
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技能五輪
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2011/12/17
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今日は、今から技能五輪の大工競技に出場する大和田の応援で、静岡に向かいます。なので、明日の日記はお休みさせていただきます。私の方は気楽ですが、当の本人は緊張しているかもしれませんね?練習の成果しか出ない競技ではありますが、イメージトレーニングが最後の鍛錬です。頑張れ大和田洋平!
写真は、斉藤が事務所の吹抜けを見上げると「ハナ」が顔を出していたとの写真です。人見知りのハナも、斉藤になれてきたようです(笑)。
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季刊「地域」
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2011/12/16
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定期購読している、季刊「地域」です。面白くて、色んな発見のある雑誌です。自分の知る地域が日本の全てでは無く、日本中に色々な事をしているところがあるのだと、ある意味夢を貰える気がします。この特集は、農村力発電ですが、電気がとても便利なエネルギーには間違いなくて、如何にして作るかがとても重要です。そして、どう使うかも大切です。小さな水路などで造る水車の発電など、私たちの近場の地域でも出来そうです。そうした場合は、太陽光発電や風車など組み合わせもより効果的で、コミュニティー単位での取り組みに特長があります。化石燃料はいずれ枯渇しますから、地熱や木質バイオマスに加えて水路の活用など、出来そうな再生可能エネルギーが岩手には案外多いのではないでしょうか?
そう云えば、この雑誌には葛巻町の「森のそば屋」さんも紹介されていましたね。
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岩手山
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2011/12/15
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今朝方から雨ですね。こうした日の夕方もしも気温が下がると、路面が凍って滑るので注意が必要です。写真は数日前の岩手山ですが、誰か彼かがカメラを向けて写して来るので、デスクトップに「岩手山ホルダー」を作成してしまいました(笑)。
話は変わりますが、昨日お世話になっているエネルギー供給会社さんの忘年会に参加させていただきましたが、3・11以降は「お客様との絆・業者仲間との絆・社員の絆」などなど、その度に絆を大切にと声掛けしながら今日まで必死に、復旧が為に頑張ってきたとの事でした。そして、先日発表された今年の漢字は「絆」です。誰もが頷くこの一文字に、その大切さを痛感する2011年でした。残す半月も頑張りぬいて、復興を強く推し進める幕開けの年を迎えたいと、これもまた誰もが願っている事だと思います。毎日が大切ですから、滑り易い道路が増えていますから、細心の注意を心掛けましょう!
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刻み
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2011/12/14
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滝沢の作業場では、加賀野の墨付けと刻み作業に取り掛かっていました。そして、女性大工の大矢が、入社して初めての本格的刻みに取り組んでいます。これまで色々な仕口加工を見てきましたが、女性が刻むと丁寧で綺麗な感覚を感じます。案外刻む人で少しづつ特長があり微妙な違いがあるのだと思います。女性が刻む事で私にも新たな発見でした。今後は、墨を残して刻むとか残さず刻むなどo単位以下なる手技も身に付けながら腕は次第に上がって行くと思われます。とにかく毎日同じ事の繰り返しを根気よく続けることで体が覚えます。そして、時には頭の中で仕上がりをイメージする事も重要です。古の手技を今日まで伝える大工の妙技は大切です。
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暖炉
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2011/12/13
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再度また、7日見学させていただいた古民家です。一番奥に本物の暖炉がありました。誰が見ても、火を入れてみたくなる筈ですよね(笑顔)。こうした造り付けのものを暖炉と云いますが、据置で一応移動できる鋳物のストーブなどは、暖炉とは云わず薪ストーブと呼ぶので、正確には暖炉とは別なのですが、割と多くの方が薪ストーブをみて「オーッ、暖炉がある!」との声を発します。くべる薪の炎に違いは無いので、イメージには多分違いないのだと思いますが、直火の感触は輻射とは違う温もりがあって別物です。ただ、輻射型の方が効率や安全性など現代に採用されているのは理解できますね。
そして、寒い季節になりました。現代の暖房機も古くからの薪も双方ともに岩手の冬には欠かせません。暖房機に関しては選択方法は色々とあります。しかし、建物の断熱性能は出来るだけ高い方がランニングコストを抑えて、全室寒くなく暮らせる(全館暖房とは別な意味で)メリットがあります。ただ、性能数値のみが全てでは無い事も確かです。家を持ち、家族やご夫婦若しくは一人でも、幸せを感じながら暮らせる意味合いこそが大切なのだと思います。加えて、持家では無くても考え方次第で幸せ感を得る事もあって、同じようで別物と云う感じ方もあります。だからこそ、私たちは住まいを売るのではなく、お客様と共に造らせて頂いてメンテナンスもさせていただく気持ちで日々取り組んでいます。暖炉と薪ストーブとの、微妙でありながら大きな違いがある事を思い出す写真をみて、今日はこんな日記を書かせていただきました。出会いを大切に頑張らせていただきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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上棟式
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2011/12/12
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10日土曜日、黒石野の新築現場で上棟式を行わせていただきました。祭壇を設けて、古くから伝わる祝詞をあげて、四方を清めさせていただきました。事前に、神主さんにお願いした棟札も準備させていただいて、神事では無く「清め」とさせていただいております。生きとし生けるものへの供養と感謝を捧げ、こうした木組みの技が代々伝えられてきた事への先人への報恩の思いが、大工の祝詞には満ちていると思います。そして後、お客様からご準備いただいたお食事に感謝しながら楽しい一時を過ごさせていただきました。これから大工仕事にとっては厳しい季節に向かいますから、早めに外側を囲う様、取り組ませていただきたいと思います。
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南国の写真
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2011/12/11
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先日の7日の午後は、ある勉強会の会場で電気の勉強をしてきました。その講師の先生からメールでいただいた、ニューカレドニアの写真です。寒い季節に、南国の写真で暖まって(笑)と云う事なのですが、その前に「いいな〜ぁ、羨ましい〜ぃ、直ぐここに行きたい、どこでもドアが欲しい」と思うのでした(笑)。そうは云っても、学会との事ですから遊びではないですね、電気の仕組みのお話は非常に勉強になりました。今後は、その電気をどう作るかが一番の課題である事は間違いありません。明確な答えは無いながらも、探す努力をしているところから新たな発見があるものだと教わりました。本当にその通りだと、頷けます。話は変わりますが、身近過ぎて全く気が付かない事がたくさんあります。実は、専務がこの三日間千葉の長女のところへ行っているので、家事は私がやっています。日常の仕事をしながらご飯を作るだけで、時間があっという間に無くなるものですね。本人が居ぬ間に感謝の気持ちを今日の日記に書いてみました。当のご本人は、こんな写真の様な南国に連れてって〜ぇと、思っているかもしれませんね(笑)。
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離れ
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2011/12/10
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今日の写真も7日に見学した民家の離れです。暖炉のある部屋なのですが、雨戸を開け放して自然の中に溶け込む日本古来の趣のある居住まいでした。流石に寒そうなので、暖炉に火を入れたらどの位暖まるのだろうと、一度試してみたくなるのも職業病の成せるところです。同じ7日の午後は、電気のセミナーに参加させていただきましたが、電気は品質の高いエネルギーだからこそ、熱は他の方法で取る方が有効ではないのか?との言葉もありました。そう考えると薪は古くて新しい一番の暖房方法なのだと思います。ただ、色々な諸事情で設置が無理な場合もありますから、ヒートポンプなどCOPの高いものを選択しうる事も道理です。エアコンだってヒートポンプですから各種の性能を発揮させて運転を出来るだけ抑えるには、やはり建物の性能値をきちんと確保する事が大切です。この写真の様に窓だらけのお住まいでも、雨戸を動く壁にしてしまえば暖かく改装も出来る筈です。そう、雨戸を別な意味で見直して良いと、最近思っています。
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茶室2
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2011/12/9
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写真は、昨日の続きで7日見学させていただいた茶室です。畳が上げられているので今は未使用です。侘び寂びの世界感を語るには未熟な私です。昨日も一文字入れ忘れただけで、文章がおかしくなっておりました。さて、古くは万葉の時代から「侘び」という概念はあったそうです。千利休と云えば茶室とセットされる気がしますが、戦国時代の裏舞台となり江戸時代も大正昭和も各流派がその道を追求して止まない1000年を超える歴史の流れがあります。本来は良い概念では無かった侘び寂びの意味合いが、「正直につつしみおごらぬ様」や「内側からにじみでてくるような、外装に関係しない美しさ」などを追求する深い意味合いへと変化進化できる日本語の魅力です。しかも、それに合わせて豪華なものから質素な節付きの素木を使用するように変化した小さな空間を眺めながら、仮設住宅を想像している変な私が内面に居ました。こんな華奢な造りでも持ちこたえるし、裏山の素木でも造れるかもしれないのに加えて水場もあるから、一捻りすれば案外仮設住宅を造れるのではないかと・・一人妄想しているのは私ぐらいなものでしょうか?本来は、日常の凝縮を意識した筈の茶室空間ですが、私たちの手元に届く前にデザイナーズ的な空間へと離れて行きそうな平成時代ですから、尚更にこうした空間が心地よく感じられる今日此の頃です。
※今日もやってしまいました。気がしますを「気がすます」と書いて既に35人の方に読まれていました。太い指が隣のキイに触れる感じでの入力ミスと、朝は目が良く見えないので感覚で読み込むから間違う気がします・・・
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茶室
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2011/12/8
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昨日は、盛岡市内にひっそりと現存する古民家の見学をさせていただきました。民家と云うよりは素敵な別荘です。以前は、茅葺屋根の見事に堂々としたエコロジーな住まいでもあったと思われます。奥に入ると、茶室がありました。床の間を見ると、全てがさりげなく丸く収められていて角がありません。宇宙の調和や自然の姿を凝縮させると云われる大工造作の粋を極め込む技術が、100年前の時代から今の私たちに優しく語りかけてくれるかの様です。未だに心の角が取れていない私には、廻り縁や壁の角など、とにかく物理的に丸くなっているところだけにしか目が向かない厭らしさがあるな〜と自分で自分の事を思いながら、見入ってしまいました。そして、職業病ですから、風山大工ならここは同じに出来るとか、工藤大工ならここをもう少し上手に仕上げるだろう、遠山大工はこれはチョウナではなくマサカリでのナグリと云うだろう、などとつい比べてしまうものです。一つだけ、比べる事が出来ないのが左官壁の見事さです。今ではみる事が出来ない左官の世界に、無くしたものの大きさを感じました。モノマネと言われても良いから、自社で左官技を積み上げる機会があれば是非やりたいと思うのでした。
※かまどをゲットしました。来春にはカマドを使用した遊びもしたいです。それと、もう一度見学のチャンスもいただけるかもしれません。お泊りもありかも?
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休憩中
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2011/12/7
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何気なく撮影された休憩中の写真の様です。岩手山も皆の服装も寒そうで、この季節の厳しさが伝わります。でも、それを吹き飛ばすかのような皆の笑顔が、このロケーションを惹き立てていました。ご近所とも仲良くなってか、お隣のグロックに腰掛けてのPM3時の休憩ですが、日が落ちるのが本当に早くなっています。
地縄を張り、基礎を造り、構造材を刻んで建てて仕上げる、この繰り返しもまた巡る季節の様に繰り返されます。そして、冬に準えるは薪ストーブや暖房の温もりです。暖かさを逃がさない住まいの性能を造るのは私たちで、テクニックを駆使してより快適な温もりを作るのは住む方の楽しみでもあります。Q値1.0の住宅になると、機械的な24時間暖房器具を入れ込めば楽に家中が暖かくなるのは間違いないのですが、アマノジャクな私はそうした性能だからこそ、手の掛かる木質バイオマスも選択肢としてお勧めしています。どちらにもメリットがあるので、選べる自由度が一番だと思います。
※そろそろ、雪かき道具など備えが必要そうですね。
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建て方
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2011/12/6
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現在建て方中の、黒石野で撮影した写真です。1本の長い梁に見えますが、4mの赤松を金輪継で繋いで8mの長さにしてから吊りあげて一気に組みます。大半がこうした木組みなので、この段階から強度の高さが分かります。そして、こうした金輪継や車知栓継などの全てが、昔から変わらずに伝わる仕口です。私たちが考え出したものは一切なく、教えられた事をそのままに行い、そして今、若い世代が先輩方から学んでいるのです。自分で考えた事と云えば、2重壁など断熱性能面での伝統との融合ですが、こうした事も継承したいと思います。今現在は、大工職人が10人で多能工が5人に女性大工が1名と見習い1名の職人総勢17人体制です。現場監督や設計など私を含めて5人でしたが、先日設計見習いの女性が1人入社して6名になりました。杢創舎総勢23名で、大切な家造りに心と腕を注ぎ一生懸命に頑張らせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
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見学会場にて
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2011/12/5
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昨日の完成見学会も無事開催できました。ご来場いただいた皆様に、心より感謝御礼申し上げます。ありがとうございました。
朝のスタートから、空では虹が綺麗なアーチを描いて、何か良い事がありそうな期待感がありました。そして、AM10時〜PM3時まで休む事無くご来場の皆様とお話ができて、本当に楽しくいい時間をいただきました。もう少し、お話やお打ち合わせをさせていただきたい事もたくさんありましたが、建物や無垢の木にその代りの役目をしてもらった感があります。そうは云っても、疑問や質問などメール等にていただければ、詳しくお応えさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。メールアドレスは、moku@myad.jpです。それではもう一度、昨日は本当にありがとうございました。
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渡り鳥
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2011/12/4
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写真は、斉藤が黒石野の現場で偶然撮影した白鳥の群れです。シャッターチャンスに恵まれたようですね。そして今日は、月が丘で完成見学会です。渡り鳥のVサインにあやかり、いい見学会が開催されますようにと願います。この写真を撮影した黒石野でも建て方が始まって、2階の丸太梁が輝いていました。その辺の写真は来週からアップさせていただきたいと思いますが、現場便りコーナーでは、月が丘の室内をたくさんご紹介しております。そして、会場にて直接見て触れていただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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完成見学会
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2011/12/3
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明日は、月が丘のお住まいで、完成見学会を開催予定です。時間は、10:00〜15:00です。引っ越し屋さんの都合で、その日のうちに荷物を運び込む事になりましたので、午後3時きっかりの見学会とさせていただきたく、お願い申し上げます。
外部は全面杉板張りの板塀も廻しているので、近くまで来られれば直ぐに分かると思います。毎度の事で、ハタメクものは一切ありませんが、小さく木の簡易看板をポツンと道のところどころに置かせていただきます。出来れば、TOP画面左下の見学会情報欄の案内図をご確認いただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
※「現場便り」のコーナーでは、完成現場の写真をいちはやく掲載させていただいています。宜しければご覧ください。
※日記の文章に過ちがあって、15:00に直しました。いや〜ぁ・・見学は明日です。開催しました。と過去形で書いてしまったようです・・・すみません。
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古民家見学
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2011/12/2
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12月7日の9:30に盛岡市加賀野集合で、写真の古民家を見学させていただける事になりました。現在見学ご希望者を募っていますので、ご希望の方は弊社までお問い合わせいただければ幸いです。
東北の住まい再生と云う冊子の岩手県版が無料配布されます。お見かけの際にはP48〜49に、弊社の取材記事が載っていますので、宜しければご覧ください。取材なので、無料掲載できると嬉しいのですが、結局別広告欄の掲載をねだられて(笑)・・なんともですが、東北の復興を願い取材協力させていただきました。
※4日の完成見学のお住まいの写真を沢山更新しています。現場便りのコーナーです。よろしくお願い申し上げます。
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月が丘2
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2011/12/1
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昨日は、今度の日曜日に見学会予定の月が丘のお住まいの外観だったので、今日は室内掃除中の写真を選んでみました。対面キッチンの流し台は造り付です。設計として11月入社したばかりの斉藤も、掃除の手伝いをしていました。現場便りの方で、更に詳しく各部の写真をご紹介させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
さて、今日からいよいよ師走ですね。今年は本当に色々な事がありました。そして今でも人手不足のままで、それは杢創舎だけではなく地域全体がその様な雰囲気です。その為、追加のご依頼をいただいても身動き出来ない苦しさがありますが、何とか体制を整えはじめています。頑張ろう!
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月が丘
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2011/11/30
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今週の日曜日(12月4日)は、月が丘の完成見学会を予定させていただいています。外部には板塀も廻して、予定工事の95%が出来上がってきましたが、物干しや可動収納に可動棚など最後の詰めが残っています。そして、本体が無いと家に住めないのは当たり前ですが、こうした収納や棚に竿掛けなどが無いととても不便です。加えて、立地条件によっては塀や生垣など、敷地空間を仕切るものや車を止めるスペースも重要になります。一人一台が、地域の平均となりはじめてもいるので、ますます敷地の有効利用が住まいの計画と同時に必要となっています。そして、庭もまた同様の事が言えると思います。今は○○ガーデンとか色々な業者さんに依頼する事が多くなっているので、自分で庭木を植える人は少なくなりました。でも今回は、来春この板塀の内側にご自身で庭木を植えられるそうです。お母さんも一本届けてくれるとかで、そうした方は何を何時植えたかを確りと覚えているものです。来春が、非常に楽しみです。
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技能五輪
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2011/11/29
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昨日、岩手県庁で第49回技能五輪全国大会の結団式がありました。達増知事から団旗を手渡されて、競技へ向かう心強い握手を確りと交わしたのは、弊社大工の大和田洋平です。今年は、昨年に続いて2年目の出場となりますので、いやがうえにも期待感は高まります。本人は、「昨年は楽しむ事が出来なかったが今年は楽しんでいます。」と云います。それは、体が考えるよりも先に動くからだと私は思います。訓練や練習を積むとそうなるものです。毎晩遅くまで日曜日も無く、とにかく毎日課題を繰り返し繰り返し造り続ける姿があります。先日は、とうとう急性胃腸炎で体調を崩してしまいましたが、しょげる姿が若くて微笑ましいものです。しかも、休めと云ってもまた直ぐに頑張り始めて・・・大工競技は12月17日〜18日の二日間で、全国から79名が競技に挑みます。頑張れ洋平!
※森大工の友達が作成した動画との事です。心に染みます。フクシマを応援しましょう!
http://www.youtube.com/watch?v=BDV3wbxcK2U&feature=player_embedded
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三和かまど
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2011/11/28
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外に放置してあるので撮影出来た三和カマドです。インターネット検索すると、未だに造り続けているのです。昭和10年に製造販売を開始してから、代を継いだ今でもカマド一筋50年の職人が手作りで生産を行っており、そのため受注生産で製作には約1ヶ月ほどかかるそうです。「現在も山荘・キャンプ施設・お寺・老人施設等でご利用戴いております。」と会社案内に書かれていました。と云うか、HPにはそれだけの情報しか無く、他になにかされている風もありませんでした。凄いな〜と思いながら、この写真のカマドが欲しくてたまりません(笑)。もしも貰えたら、皆でかまどを囲み、火を熾して楽しみましょう!
話は変わりますが、今日の18:15〜のテレビ岩手プラス1で、弊社大工の大和田が登場します。技能五輪の団結式の模様が放送される予定です。よろしければご覧ください。
※森大工の友達が作成した動画との事です。心に染みます。フクシマを応援しましょう!
http://www.youtube.com/watch?v=BDV3wbxcK2U&feature=player_embedded
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争いの無い世
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2011/11/27
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子供が、本棚から「お〜い龍馬」を時々持ち出してそのままテーブルに置く事があって、久し振りに開くと大政奉還を成し遂げる場面でした。11月15日に生まれ同じ日に暗殺された龍馬ですが、当時の命を投げ出した多くの人達の願いを考えてみるのも時には必要な気がする今の世です。大河ドラマ「江」は、徳川家康が戦の無い世の中を願い、天下統一を成し遂げて先週天に召されました。そして、≒300年後に明治維新があって、今晩からまた再開される「坂の上の雲」の時代が来て、血を流す戦いが始まります。朝のカーネーションでも、「赤札」が来て落ち込む映像が流れていました。誰もが嫌な戦いの世ですが、世界を見渡すと戦闘に人が泣く地域が多くあります。まがりなりにも日本に住む私は、湖面に流れる夕日の揺らぎを心地よく感じる争いの無い世の中で暮らしています。遠い時代の多くの人々の願いに守らているのかもしれません。
※森大工の友達が作成した動画との事です。是非ご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=BDV3wbxcK2U&feature=player_embedded
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高松の池
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2011/11/26
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紅葉も殆ど終わりですね。気が付くと、紅葉を楽しむ間もなく11月が過ぎようとしていますが、偶然通りかかった高松の池で、木々の美しさについ車を止めて数分間だけ休憩をしました。それだけでも、気持ちにゆとりが出来ていいものです。そうは云っても、年の瀬が迫る焦りはコツコツと積みあげられて来るようでまった無しですね。どうせなら楽しく過ごしたいと思い、届く忘年会のお誘いハガキに、なるべく参加の返事を出してしまってから憂鬱になる変な自分です。ところで、紅葉だけでなく落ち葉の作るジュウタンも素敵ですね。この後は、公園緑課の人達が掃除をするのだと思いますが、毎年本当にご苦労様です。
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テレビ取材
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2011/11/25
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昨日、技能五輪大工競技に参加する、大和田洋平のテレビ取材がありました。今度の月曜日28日に団結式があるので、その様子と共に今日の取材も放送されるそうです。時間は18;15〜の「プラス1いわて」での放送になります。何より、残す2週間をとにかく練習を積んで頑張って欲しいと思いますが、それにしても横にいた私もインタビューを受けてしまい、緊張してしまいました(笑)。洋平も、突然色々聞かれて「楽しいです」「どのような所が楽しいですか?」「・・・えっと・・とにかく楽しいです」など職人らしく口ベタですが、好感はもてると思います。どんな放送になるのか汗がでますが、ご覧いただければ幸いです。
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盛岡の治水
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2011/11/24
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100年前の写真だそうです。今のクロステラスや七十七銀行の辺りが中津川の氾濫で洪水被害を受けてしまったところです。当時は、この様に盛岡市内が時折大変な状況だったので、中津川の上流に木を植えて町を守ろうとしたのが、三田農林鰍ウんの林業の始まりだったそうです。そして今、山が正常に治水機能を果たしているお陰で、水災害の少ない町盛岡となりました。しかし、杉など植林した樹木は100年程度育つとまた伐ってまた植えてと云う事が必要になります。それにより、新しい若い木が育つ時には活発に呼吸もするのでCO2削減力も増します。ここが、地元の木で家を建てる大きな意味合いにも繋がります。
100〜200年の年月を持つ住まいと、100年で育つ樹木の循環の輪を人が守ることで地域の豊かさが持続します。木を植えて、その木を使い、また植えよう!それが、災害から町を守ってくれます。この写真から学ぶべき教訓ですから、私たちは地元の木で家を造り続けます。
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岩手山
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2011/11/23
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誰が撮影したのか、現場写真にまぎれていた岩手山の写真です。誰の影響か?こうした写真が時々現場写真データに迷い込んでいるのです。日々仕事をしながら、綺麗な景色などに思わずカメラを向けるのは、誰しも同じなのですね。それを後から見る側も、オーッとか、へ〜ぇとか、つい仕事の手を止めて楽しんでしまうものです。でもこの景色は、いよいよ雪が降る季節を直接教えてくれるので、写真を見た皆の口に出るのは「そろそろ来るな〜ぁ」です。基本的には冬は嫌いでは無いのですが、仕事となると話は別で、雪はやはり大敵です。毎年この時期は覚悟をするのです(笑)。ところで、宇宙からの岩手山も見てみたいですね・・・無事宇宙から帰還した古川さんも今日は勤労感謝の日でしょうか?
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砥ぎ場
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2011/11/22
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写真は、土曜日に見学した製材所の砥ぎ場です。製材に使用するハガネの研磨などを行う場所ですが、自社で手入れを行う仕組みには、必ず人が必要ですから代々こうして受け継がれる事はとても素晴らしいと思います。実は昨日、あるところの打合せに急にお誘いいただいて参加してきました。木工体験の施設を造る為のお打ち合わせでしたが、今の時代は親から子へ刃物の使い方などを教える場面が本当に少なくなっています。知恵を絞れば端材で色んなものを造る事も出来るのですが、その為の手段や場所が無くなっています。なので、そうした場所が出来るのは大歓迎です。遊びの延長で、何時しかこの写真の場所で働くという生甲斐を得る子も育つかもしれません。パソコン付けの子供たちも、今は虚空の中に魅了されているかもしれませんが、人の手で実際に造り上げる感動が芽生えた時には、考え方がより強く変わるものです。その為の出会いの場所が必要です。事業が無事成し遂げられますようご期待いたします。
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発表会
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2011/11/21
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昨日は、クロステラスの広場をお借りしての、イーハトーブの森と家づくりフォーラムのイベントに参加してきました。弊社見学会情報案内に、岩井沢工務所さんと若葉設計さんのお話もあると書かれていましたが、当日聞くと他の予定があって参加出来なかったとの事です。当日まで変更せずに申し訳ございませんでした。それと、内田准教授のお話もあったのですが、弊社案内では内田先生とだけになっていて、これまた大変失礼をしてしまいました。書く側が普段の親しみを込めての事なのですが、うっかりでした(汗)・・・等のご本人がこのHPを見てはいないと思うのですが、すみませんでした。
何にせよ、無事イベントも終えて一安心です。会場もまずまずの人出だったので、盛り上げていただいて大変ありがとうございました。私の発表は、築80年の貸家の改装工事の説明でしたが、改めて大家さんの善意に気が付いて有り難く思いました。そして、一人でコツコツと造り上げた藤原の努力も褒めてあげなくてはと思う次第です。
※写真は、新人の斉藤で撮影したものです。お〜いぃ何処に向かうんだ〜と声をかけたくなる、生きている様な雲ですね。
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製材所見学
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2011/11/20
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昨日は、来春建て方が始まるお客様とご一緒に、一戸製材所さんの製材工場見学をさせていただきました。ラインの流れや木の説明を聞きながら、毎回新たな発見があって奥が深いな〜と、心中で頷いていました。昨日気が付いたのは、「木はいい!」この言葉です。多くの皆さまの口元にあがる、明るく素敵な響きです。この写真の建物も相当古いのですが、木は長持ちします。人は、朽ちない物腐らない物反ったり割れたりしない均一な物を求めて、逆に木よりも長持ちせず廃棄に困るものを化石燃料を使いながら造り使っています。確かに、木は反るし割れるし腐ることもありますが、取り換えたり直したり出来ます。そして、無垢材は有害物質は出ませんが、化合物は人にアレルギーなどを引き渡してしまうことがあります。開発発展便利で快適を求めるのは必要な事ですが、方法手法を自然界の中に求める事もまた重要だと思えます。と云うか、そこに辿りつくことが求められている気がします。例えば、より良く乾燥させる事が人工的では無く、何年掛けたか?場所が良いかどうか?日当たり風当たり濡らすか濡らさないか、立てるか寝かせるかなどなど案外身近に答えがありそうです。電波から電気が作れたり、振動から電気が作れるのも自然の魅力です。今の木の扱いが最良と決めずに、更により良いものを求めて昔の手法に立ち返る事も発見の一つだと思うのでした。そんな事を教えてくれる、素晴らしい製材工場です。
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古民家4
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2011/11/19
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写真は盛岡市内の古民家(別荘)です。本当にいいですね、室内を心底見たいです。今朝は残念ながら雨ですが、今日一日一戸製材所見学が予定されていました。施主ご夫婦様、斉藤(設計見習い)と澤口の四人で出掛けてきます。
話は変わりますが、女子バレーは昨日も頑張りましたね。テレビ観戦しながら声援を送る私を見て、三女に「おとうさん変!壊れた?」と言われてしまいました。そして今日は、中学の長男の新人戦だそうです。ハンドボールの応援会場では大人しい私も、自宅では大騒ぎなので間違い無く内弁慶です(笑)。内も外も変わらずに大きな声でガッツポーズを繰り返すのは、母親の方ですからね(笑)。でも、試合前に被災地を訪ねて何かを心に誓った女子バレー選手の面々の活躍は、日本に元気をくれたと思います。ブータンの国王も人間的魅力が素晴らしくて、そうした映像が沢山流れる事で何かがきっと変わると確信するのでした。
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古民家3
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2011/11/18
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今日は、全景写真です。軽い坂道を上がりきって、山中に入ると思っていたら突然広がる小宇宙かの様に目に飛び込む堂々とした佇まいに、嬉しくなりました。遠くから聞こえる伐採重機の容赦ない音がかき消されて静寂があたり一面に広がり、使われていない寂しさがあるものの穏やかな空気が人を癒してくれます。無人の様ですが、しっかりとセコムのシールは張られていましたから、セキュリティーはばっちりのようです(笑)。
11月も半に入ってその後半にさしかかりますが、やっと大工募集に一人採用できたかと思ったら、腰が痛いので白紙にして欲しいとの事・・・なかなか人手が増え無くて苦戦していますが、最近の多能工の若手メンバーが頑張っています。基礎や屋根だけでなく、外壁工事や内部PBビス打ちなどなど大工工事も次第に板に付いて来ました。皆で頑張って、チームワークが良くて嬉しくなります。昨日の女子バレーも凄かったですね、名勝負を見て元気を貰いました。一人一人が大切です。じっと我慢の為所を、最後まで諦めず頑張りきった両チームに、自宅で思わず立ち上がって拍手してしまいました。
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古民家2
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2011/11/17
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昨日と別な方角の外観です。古民家から山小屋別荘の雰囲気に変わりますが違和感がありません。平屋ではなく2階建てという事は分かりますが、多分斜め天井で構造が表しだと思うので、中がどんなか非常に気になります。
ところで、ボジョレーヌーボがいよいよ解禁ですね。若かりし頃、ワインとは殆ど縁が無くて新酒とも知らなくて、美味しいのとの評判だから大分寝かせたものと勝手に思い込んで笑われた事があります。もっとも、左程興味があった訳でもなく廻りの盛り上がりには入らずに素通りしていました。それが何時からか、呑みたくて気になります。でも、その時の恥ずかしい思い出が逆に私に調べるという事の大切さを教えてくれました。知った振りしない事、だと最初は思っていたのですが実はそうではなくて、興味が無いから覚える気が無くて、ただ相槌を打つだけの行為が知った振りではないかと思うこの頃です。ここを反省して、何でも興味を持って相手の話を良く聞き覚える姿勢が大切なんだな〜と思うこの頃です。ただ、その覚えるが出来なくて忘れやすくなっている日々に、恐怖感を感じるのでした(笑)。
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古民家
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2011/11/16
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写真は、盛岡市内に現存する古民家です。感動してしまいました。以前は茅葺だったのかもしれませんが、和洋折衷型で有りながら日本の伝統と新しいデザインを素敵に両立させたそのセンスに、100年前の建築家の粋を感じました。今週の日記の写真に困らないほどいい写真がたくさん撮れたと思います。思わず子供の様にはしゃいでしまいました。その後、静かに大人の様に静かにここで過ごしてみたくもなりました。山も水も家も有るし市内だし、誰でも同じく思うかもしれませんが、場所は取り合えず秘密です(笑)。今後の家造りの参考に必ず致すべく、非常に勉強になりました。やる気はこう云う場所で貰うものですね。
※高断熱サッシの外側に雨戸を付けると、更に断熱効果が増します。西松園で実際に取り付けていますから確かです。
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クロステラス
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2011/11/15
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クロステラスの盛岡駅側の入り口広場で、イーハトーヴの森と家づくりフォーラムのパネル展が行われています。今週一週間の展示となりますが、20日の日曜日の午後からは各種講演会も予定されています。岩手県立短期大学の内田信平准教授による、復興ボードに至る道のりなどや、設計士に工務店など色々な話題が10〜15分位の予定で組まれているので、メリハリあって楽しく聞けるのではないかと思われます。私は、加賀野の築80年の貸家改装工事の経過をご紹介させていただきたいと思います。私の発表は一番最後なので、最後に笑ってご夕食を近くのお店でいただくなど如何でしょうか(笑)。クロステラス店内でのショッピングもいいですよね。それでは、皆様のご参加を期待して、よろしくお願い申し上げます。
※リフォームや手直しの実例コーナーも時々更新しています。
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秋深く
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2011/11/14
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秋も深まり今週はいよいよ雪の話題もでそうですね。お向かいのアパートでもタイヤ交換をしていました。我が家の庭のモミジは赤く、ブナは黄色くなりました。そして落ち葉になり、土に養分を戻し溜めこんで冬は休眠し、冬まだ終わらぬころに目を覚まし、春の雨が降ればまた吸い上げて青葉を茂らせる。この繰り返しです。家もまた、この自然の様に自立循環できれば本当はいいのだろうと思うのですが、人間側の技術はまだまだ道半ばですね。ところで、最近の杢創舎の断熱性能はQ値1.0W/uK近くですが、本当に暖かで造る側も驚きます。2重壁は、数年前に新幹線で移動中に思い付きました。壁を2重にすると屋根も床も2重になるので不思議です。しかも、技術は古民家に戻り始めるのでますます不思議です。新しいだけでなく、古きからも学べる事が多いのです。温故知新とは良く言ったものですね。先程のQ値の値はK(ケルビン)ですが、絶対零度の-273.15°Cの世界よりも氷点下0度の方が身近ですから、タイヤ交換は早めにしましょう!
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柿
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2011/11/13
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日本の秋の風景といえば、民家の軒先に柿を吊り下げた町並みを私は思い出します。新築でも、そうした事が出来るなんていいと思いませんか?有る人に、人は口にする食べ物で性格も構成される場合があると教わりました。食べ物と犯罪率が比例しているのだそうです。やはり、魚や野菜に果物など地域で採れた自然の恵みをそのまま若しくは工夫して頂く事が一番な気がします。正岡子規の「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」がつい頭に浮かぶ日本全国共通の風物詩も、最近では影をひそめていますが、こうして今でも柿の木を吊るしている民家の軒先に出会うと癒されます。
建替え前に、柿の木の下で元気も無いし伐ろうかと話していたのですが、配置してみるとあたらないので残そうという話を偶然木の下でしたのです。それ以来急に元気になって、話を聞いていたのかな〜と思ってしまいました。世の中、こうした小さな不思議が時々あります。その不思議に出会うと気持ちが弾むのです。いい気分です(笑)。
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50歳
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2011/11/12
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杢創舎日記は、仕事の事だけでなく私的な事も自由に書かせていただいています。現場の進捗状況や完成建物の雰囲気は、「現場便り」コーナーの方で毎日更新しておりますので、ご覧いただければ幸いです。
と云う事にて、本日の日記は恥ずかしなら小生の誕生日を数日経過してまた貰ったお祝いです(笑)。二女からの手造りチーズケーキとワインが嬉しくて、前日に三女とケンカしたままなので、まずは三女に詰めより「謝った方が気が楽になるぞ〜」と強制的に謝らせて(笑)、皆で楽しく頂きました。こんなとき、無垢の家で淡い電球色の光の中で、薪ストーブの温もりに包まれて家族が集う幸せを感じます。泣き笑い色々ありますが、誕生日お祝いをする側が、少しづつお祝いされる側になり始めている事に気が付くのでした。
※とうとうTPP参加表明しましたが、ある農家さんが参加すれば、こうしたメリットがあり、こうしたデメリットがあるという具体的な説明が無い、工業はいいのだろうが農業は打ち捨てられるのではないか、と話していました。地球上で国々がまとまるのはある意味進化でもありますが、足元を大切にしないと過去の歴史が物語るしっぺ返しを食らう事もあります。こうなると、個々の防御で頑張るしかないですね。やはり、地域の山や食文化を守りましょう!
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西松園の庭
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2011/11/11
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最近お騒がせのオリンパスですが、社名はギリシャ神話で神々が住む山であるオリンポス山にちなむそうですね。創業時の社名「高千穂製作所」の由来である高千穂峰が、日本神話において神々が集う山とされているので顕微鏡などのブランドネームに使用したとの事です。なんとも残念な現在の状況ですが、地元地域への貢献度は高いそうなので、立場が違えば神々の?復活を応援している地域の人々もいるようです。世界中で叩かれても仕方が無い事を行ったのだと思いますから、厳しく律し反省するしかありません。日本もまた自国を神の国としていますから、TPPの行く末が神の如くなる目線に立ち、世界に認められながらしかも国内に配慮した選択を期待します。結局付いて行くしか出来ない側としては、見て守る次第です。
写真は、お客様の庭で映しました。人間界の自称神々と違い、自然界の神々?は何時の時代でも誰にでもどこにいても存在感があって癒されますね(笑)。
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桜花亭
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2011/11/10
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写真は、オリンピックセンター内の桜花亭の庭です。昨日、春に完成した本宮のお客様の工事写真をやっとまとめて、完成写真と共にお届けさせていただきました。普段は、砕石工事とか建て方など工事内容のタイトルでデータをまとめるのですが、3月に入ると秒読みするように3月4日までの工事工程、7日まで9日まで、そして3月11日との写真タイトルになってしまいました。そして、間が空いて3月16日からの工事再開です。巨大地震と大津波から明日で8ヵ月が経過する事になりますが、思わず色々と思い出して切ない気持になってしまいました。復興に向けて何か手伝えるをしたいと思うのですが、声が掛かるまで毎日を磨きたいと思います。心から手を合わせて、合掌!
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明治神宮
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2011/11/9
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写真は、明治神宮の参道です。100m以上はあると思いますが、遠く光の先を見ながら歩くと鳥居があって、脇を団体で走り抜けた人達が「お〜神様いるよ」と話していたのが印象的でした。出口に向かいながらそうした気持ちになるのは、日本人ならではかもしれません。
話は変わりますが、今ラジオで「2020年頃には太陽光発電パネルは現在の金額の4割程度下がると、予測されているそうです。」と、生島ヒロシさんが話していました。もっと早く下がってもいいんですけどね(笑)。いずれにしろ、発電は太陽があってこそです。日に日に朝も夜も暗い時間が長くなっていますが、増税増税という言葉が多くて気持ちも暗くなります(笑)。もう少し、明るい気持ちになるような太陽のごとき政治家さんが欲しいですョ〜
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代々木公園
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2011/11/8
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写真は、東京都代々木公園です。もしも山を購入出来たら、一部こんな景色になるようにしてみたいな〜と思っていますが、夢かもしれません。そして今日は立冬です。今朝の天声人語に、風邪との攻防だけでなく、節電と云う「団体戦」も再開と書かれていました。仮設住宅で暮らす岩手の冬は、想像するにも厳しさを感じますが、木質バイオマス立県として皆で力を合わせた取り組みも必要になるのかもしれません。また、日本で一番無機質なビルが乱立する不夜城東京で、美しく管理された自然環境もあるのだから、素地がより多く揃う盛岡こそ自然環境の整備に団結力を注げればと思うのですが・・・微力なりに頑張りましょう!
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夫婦楠
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2011/11/7
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今日二回目の更新です。昨夜、東京から事務所に戻ると、机に「半世紀ですね。おめでとう・・・」と書かれた生花のプレゼントが置かれていました。嬉しいものですね。私は、代々木公園が宿泊先だったので、誕生日の朝は明治神宮へ参拝させていただきました。お賽銭を手にしたまま納めずに、東日本大震災への義援金箱の方に入れてしまいながら、願うのはつい癖で毎回木の家を大工が造る世の中の存続です。神宮境内には、大きな大きな楠の木が目を惹きますが、夫婦楠(めおとくす)との事です。お互い長生きして時間が取れたら二人で好きなところへ旅してみたいな〜と一人思いました(笑)。
参道を急ぎ足で歩いていると、外人さんが「押忍」と挨拶してくるので、私も初めて「押忍」と応えてしまいました。そして、気恥かしくて逃げるように急ぎ足で大会会場まで歩いて向かいましたが、朝から営業中のお蕎麦屋さんがあったので朝食はそこで済ませました。東京は便利ですね(笑)、本当に24時間眠らない町です。でも、盛岡に戻るとホッとしました。
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朝霧の中で
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2011/11/7
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宿泊は、東京都代々木公園内のオリンピックセンター宿泊棟でした。遅く床に付いても、朝早く目が覚めてしまう体なので、センター内を散歩すると、一人静かに空手の型を練習している姿に出会いました。とても優雅でつい見惚れてしまい、望遠レンズに交換して隠し撮りしてしまいました(笑)。東京都とは思えない、緑に囲まれた静かに澄んだ空気の中の演舞を見て、自分も空手をしてみたくなりました。でも、戦いを見ると圧倒されて別世界です。会場で選手に1mほど近づくと、岩の様にガッチリと鍛え上げた肉体のオーラを感じて身震いしてしまいました。世界レベルともなると、本当に存在感が違います。
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全世界大会
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2011/11/6
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全世界空手道選手権大会に岩手からも松村典雄選手が参戦するので、私も4日から応援に行って6日夜戻りました。試合結果は、第二戦まで勝ち進み三戦目で惜しくも僅差の判定負けです。勝てば次は有名なテイシェイラ選手と戦う筈でしたが、格闘技の試合ですから勝ち負けは仕方がありません。今回の世界大会の開会式では、東日本大震災で不幸に見舞われた方々に対しての黙祷からのスタートでした。松村さんは、震災直後から体を張った支援活動に奔走されています。陸前高田の消防団へは、軽トラを地域の為に寄付していただきました。何の見返りもなく、求めもせず、何かしなければという思いだけで皆が出来る事をしたあの時・・・心に残る映像の惨劇は未だ消える事はありませんが、未来に向かい復興の力になったものと確信します。
写真は、試合に負けた後に応援席で岩手の仲間に「負けて申し訳ない」と挨拶をしている姿です。真っ赤な応援団の背中には見ての通りの言葉が綴られていました。私も及ばずながら、この応援Tシャツを着こんで声援を送らせていただきました。自分も格闘技をしていたので、負けた後の気持ちは痛いほど分かりますが、勝敗以外の大切な思いと感動を貰いました。有難う松村さん!押忍の精神は、世界に木霊しているのを感じる三日間を過ごし、人生の50年目を迎えさせていただきました。大感謝!です。ありがとうございました。明日から大いに頑張ります。皆さま、これからもよろしくお願い申し上げます。
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築80年改装
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2011/11/4
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築80年の貸家を改装してお借りする事になりました。春の大震災以降の半年間、こつこつと自分でDIYしながら仕上げたのは藤原です。昨日、無事お披露目をしてもらいましたが、何故か見に来た筈の大工さんはそれぞれ手に鉋を持って仕事を始めていました(笑)。友人知人皆で塗った壁はかなり味わいがありましたが、経年変化で更なる味を増す事になるでしょう。端材を利用した洗面や脱衣などは、見る人を驚かせたかもしれませんが、まずは造って後で直す事が出来るのが無垢の良さと、自分で暮らす良さです。もっとも、建築の仕事をしているからの特権でもありますが、自作の建具には驚きました。それにもまして、もともとの築80年の貸家の素地がいいから全てが引き立ちます。庭を眺めて心が休まる風情は、この後も壊す事無くキチンと手を加える事で、住まいが100年を超えて保ち続けるのは間違いありません。
お世話になった皆さまには、藤原からの御礼があると思いますが、私からもお礼を申し上げさせていただきます。誠に、ありがとうございました。
※今から、全世界空手大会の応援で東京に向かいますので、日記は三日間お休みさせていただきます。岩手の星、松村典雄選手の活躍を期待しています。松村さん応援に行きます。頑張ってください。
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くん炭ボード
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2011/11/3
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炭の断熱材「くん炭ボード」を初めて使用させていただきました。お客様が購入されて、私たちはそれを取り付けさせていただいたという事です。施工した小笠原と大矢が、お互いの顔に炭が付くのを見て笑ったと話していました。私的には、断熱効果は左程期待できないと思いますが、調湿効果や空気清浄効果など別な効果が期待出来そうです。でも、昔から炭と聞けば良さそうに感じるのは何故なのでしょうか?私自身、埋炭や塗り炭に床下調湿等々墨をなんとか使おうとした事があります。その度に、予算が折り合わなくて続いていませんでした。対費用効果がはっきりしないのです。それでも、炭と聞くと目が輝くのは、過去からのなんらかなるインスピレーションなのかもしれません?
断熱と云えば、鉋屑を利用した断熱材は確かに効果が出ています。考えてみると空気を沢山含むので当たり前と云えば当たり前ですね。その、鉋屑を使用した築80年の住まいの改装貸家を、本日2時間お披露目させていただきます。住むのは藤原夫婦です。庭も手を入れれば素敵になりそうなので、これからが楽しみですね。
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青春挽歌
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2011/11/2
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秋ははかない虫の音に 別れのつらさ涙知り 去りゆく人のうしろ影 みおくる我や風の中 ああー♪♪♪
小林旭「青春挽歌」が見送る側の心境ですが、気持ちを抑えて旅立ちとして皆で下館君を見送りました。以前務めていた所で働けなくなって、大工応援で来ていてそのまま働き続けての≒1年間でした。そして11月、二人目の子供が生まれる予定日に合わせて実家の久慈に戻る事になりました。青春の記憶の中に杢創舎での仕事を刻んでくれて嬉しいのと、これからが一番学べるいいところで・・との残念な思いがありましたが、笑顔で豊かなる未来を祝福したいと思います。大工の技は杢創舎の宝であり、国みちの御宝これより勝るものは無しとさえ言われます。未だに厳しい修行の職人世界ですが、何時までも気持ちは仲間です。
そして、杢創舎にも来週から新たな仲間が加わる事になりました。楽しみです。今度は歓迎会ですね・・・最近飲み過ぎかも(笑)・・・大通りで飲む事は本当に少ないのですが、このところ珍しく続いていて贅沢している気分です。実は昨日も、非常に楽しく時間を忘れて盛り上がりました。では最後にもう一度、この日記を見ているかもしれない下館君へ、「これからも宜しく!頑張れよ!」
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霜月
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2011/11/1
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昨日が10月最後なので、今日は11月です。当たり前ですが、終わりがあって始まりがあり、その繰り返しです。でも、流石に霜月に入ると気分が違いますね。岩手ならではの感覚だと思いますが、もうじき来る雪の季節に向かい、タイヤの事、暖の事、心の準備も物理的準備も必要になります。それゆえに、全国的にも秋晴れが多いこの季節を楽しみたいと思います。
※11月3日、加賀野貸家改装の見学会を予定させていただきました。10時〜12時位で、お昼には弊社大工社員全員での見学予定です。詳しくは、お問い合わせください。
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秋
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2011/10/31
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秋も深まり、紅葉を目にするたびに綺麗だな〜と思う毎日です。緑色の葉が、赤や黄色にそれぞれ変化して太陽光に輝く不思議に満ちた自然界の「微差」に癒されます。秋風が吹き抜ければ何時しか訪れる白き世界、巡る季節を楽しみましょう!
※11月3日、加賀野貸家改装の見学会を予定させていただきました。10時〜12時位で、お昼には弊社大工社員皆で見せてもらおうと思っています。詳しくは、お問い合わせください。
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端材を薪に2
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2011/10/30
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今日2回目の更新です。湿っている薪を、暖を取りながら強制的に乾かしているところです。やり方は人それぞれですが、何事も手をかけた分だけ得します。段々と、寒い季節になります。皆さま、どうぞご自愛ください。
※11月3日、加賀野貸家改装の見学会を予定させていただきました。詳しくは、お問い合わせください。
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端材を薪に
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2011/10/30
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事務所では、現場で発生した端材を種火として使っています。大きい物は薪としても使っています。現場や作業場では雨に濡れて湿っているものもあるので、まずは袋から出して風に当てて乾かします。中には、写真上部の様に細くて乾いている物があるので、仕分けてダンボールなどに箱詰めして種火として保管しますが、冬までに沢山準備しています。若しくは、鉈や手斧で細かく割って作ってから箱詰めします。杉や松は節が無ければ綺麗に簡単に割れるので楽しい作業でハマります(笑)。松脂がある物は、特別細かくして着火剤として袋分けして保管する場合も有ります。特に濡れているものは、写真左の様に集めて、これを薪ストーブの前に置いて暖を取りながら乾かしてから使います。
端材は無料で差し上げていますが、この様に一度手をかけていただくと気分良く使えます。冬に向かい、大分差し上げて残り少なくなってきたので、ご所望ありましたら早めに引き取りにいらしていただければ幸いです。まずは、電話やメールでお問い合わせいただければ残数を確かめてお返事させていただきます。
※薪の火力が上がらない場合など、これらの端材を追加で燃やすと暖かくなります。火を落としてしまった際も端材が役立ちます。どうしても、温度が上がらない時には煙突を少し延長する事でドラフトを順調に出来る場合も有ります。事務所や自宅では、煙突掃除を毎年きちんと行っていますが、煤が詰まる事もなく針葉樹を使い続けています。
※ケヤキの薪は丸太であればまだ沢山あります。来年用でもいいかな〜と思っていますが、ケヤキはかなり温度が上がるそうなので気を付けてお使いください。
※11月3日、加賀野貸家改装の見学会を予定させていただきました。詳しくは、お問い合わせください。
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桜川さん個展
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2011/10/29
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昨日は、クロステラスでの音楽ライブを聞いてきました。爪弾く音とは別の、叩いて出る音の、ある種原始の芽吹きの様に、空気を伝わる振動の音先が心地よいのです。今度は、コンサートホールで聞いてみたいと思いました。演奏は熊谷綾子さんでした。また、桜川ちはやさんの個展は、大槌の子供たちや多くの震災で心が萎えている子たちへの支援の一環として取り組まれています。一つ一つの絵に、大槌の子供たちが書いた詩が添えられていましたが、誰でも普通の毎日を普通に暮らしたいと思う筈です。動物園でのデートは、想像なのか思い出なのか、つい昨日の事なのか、写真の文字は見難いかもしれませんが、子供が表現した気持ちを文字から想像してみていただければ幸いです。普通の望みは優しい音楽の様です。私たちには想像をはるかに超える体験をした、小さな心を癒してあげる事がもしできるなら・・・やれる支援は続けなくてはなりません。そう思います。
※アンコール曲は「夕焼け小焼け」でしたが、家に戻り「最後がさ〜夕焼けで」と云うと、「えっ赤とんぼ?」と言われて、「いやいやカラスが飛ぶやつ」と云えば今度は、「カラス何故鳴くのカラス山に〜」と・・いやいやそうでは無くて、最後は「夕焼け小焼けで日が暮れて・・」と歌ってやっと理解してもらい、大笑でありました。
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四十四田の朝
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2011/10/28
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一昨日の、四十四田ダムの朝です。遠くの山々は白くなり始めて、朝日に輝いて見えたので車を止めてカメラを向けると、今度は湖面の紅葉に陽が当たりはじめました。散歩をしている男性に「おはようございます」と声を掛けると、「白くなりましたね〜」とお返事をいただいて、見知らぬ人との触れ合いが嬉しい朝でした。「挨拶」いい言葉です。そう言えば、税理士さんから本のプレゼントをいただきました。「微差力」という本ですが、簡単なようで難しい内容ながら、本をわざわざ届けていただいた予測外の出来事に嬉しくて、朝の自然からのプレゼントにも同じ気持ちになりました。
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荒川商事(有)
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2011/10/27
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昨日は、たまたま二戸方面での打合せの為、以前からとても気になっていた、赤松の長材を扱える「山や」さんの土場見学をさせていただきました。季節柄、赤松が運び込まれる時期ではないのですが、それでも10mや15mもの長〜い丸太が置かれている場所もありました。最大18m超最大20mまでも扱えるとか・・・県内ではたぶん唯一だと思います。いや、絶対に唯一だと思います。ただ、運ぶのが大変なのは間違いないので、一般住宅の我々クラスでは8m以内がやっと手に出来る限界です。実は、板倉の時には12m材を扱う予定でしたが、その際には墨付けと刻みは現地で行う予定でした。残念ながら、重茂の製材所さんが火事で材を焼いてしまったので出来なくなってしまいました・・現在復旧しましたが、以前の様に超長材は挽く事が出来なくなりました。
話を戻しますが、この後山の見学もさせていただいたのです。伐採作業現場、雑木の植林地、赤松の伐採地と、通常見られない所を見せていただいて大感激でした。特に、赤松の伐採地では、また赤松が植えられていて、その脇では実生から自生している姿もあって感動しました。ただ山を伐るのではなく、山主さんがまた木を植える事が出来る費用を残して、山を守ろうと云う姿勢を感じた次第です。微力な私には、対等なお付き合いは無理だと思ったのですが、木を分かり正直に話すなら1本でも売ってくれそうです。それならば、世渡り下手な私には真正直で得意分野です(笑)。しかも、冬の赤松伐採の見学ツアーも受け入れてくれるそうです。是非とも、赤松伐採見学ツアーを組んでみたいと思います。その時は、よろしくお願い申し上げます。
※国土交通省の、長期優良住宅先導的モデルHP作成資料入力で体力を使い果たした感があって、昨日は酷く疲れてしまいました・・・年を感じるこの頃です。
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移植
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2011/10/26
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ピンボケ写真しか無くてすみません。庭木の移植中の写真です。来春の工事予定ですが、雪が降る前に基礎だけは造りたいので、解体前の庭木の移植を先日させていただきました。コモを巻いて移動したのは、田村と小林です。以前、造園屋さんの仕事を見ながら学んで、多少の事は自分たちで行う様にしました。きちんとした庭造りはプロにお任せした方が良いとは思います。我々だとコスト的に有利です(笑)が、失敗して枯らした時は・・ゴメンナサイと云う事にて・・・ケースバイケースですね。だから、ピンボケになったかな〜?手ぶれ防止がOFFではないかと思うのでした。た・む・ら、さん!
※昨日まで、国土交通省からの依頼で、長期優良住宅先導的モデルのHP立上の為のデータ入力作業で必死でした。大手さんは、きちんとこうした事を行う担当者さんがいると思うのですが、弊社は弱小なので何でも自分で行わなければならず、大変です。でも、終わると達成感でした。そして、改めて地場の山との関わりを大切にしたいと思いました。
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ちはや展
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2011/10/25
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クロステラスにて、桜川ちはやさんの個展が開かれています。ギャラリートーク&パフォーマンスライブ中の詩は、全て大槌の子供たちが書いたものだそうです。28日の17:30〜は、熊谷綾子さんの音楽ミニライブが予定されています。木琴(呼び名が違うかも?)の様な並んだ板を、手に何本もの先端に丸いのが付いた棒で叩くと、程良く共鳴音が木霊する音楽です。楽器名が分からないとこんな説明に・・すみません(汗)。私も誘われた飲み会をお断りして(笑)でも行く予定です。是非是非お出かけください。
※10月31日も12:00〜パフォーマンスライブが予定されています。それと、杢創舎創作の木のオブジェも場内のあちらこちらに居ます。よろしくお願いします。
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太陽光発電
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2011/10/24
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大震災のために、完成見学会が出来ずお引っ越しも困難を極めた緑が丘のお住まいには、太陽光発電パネルが4.13kw搭載されていました。思い出しても尚、見学会が出来無くて非常に残念でした。そのお施主様から教えて頂いた、半年間の太陽光発電稼働率は、買電が2770kmで発電が2605kwとの事でした。その差は165kwですからほぼ半々です。通常の電力単価で比べてもほとんど光熱費ゼロに近い数字ですが、当時は売電単価が一番高い48円だったので、半年で≒7万の収入となりました。羨ましい限りです。ただ、今後冬に向かうので暖房費が嵩み買電量が倍増する筈なので、最終的にはほぼトントンにはなりそうです。それにしても、光熱費ゼロ・・再度羨ましいです(笑)。今年度は、売電単価は下がりましたがそれでもまだ40円台なのでメリットは高いです。ただ、家庭で造る電気が大量に送電線に流れ込むと良くないとも聞きますから、蓄える仕組みの構築が早く出来て欲しいものです。今一歩、今一歩と思い続けてきましたが、そろそろ我が家も太陽光発電パネルを載せてみたいです。雨水タンクもまだなので、いつになるやらですが・・・
※今朝は、更新が遅れてすみませんでした。そして、今日は「築80年の貸家改装」のコーナーを6枚更新させていただきました。是非ともご覧ください。よろしくお願いします。
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朴館家
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2011/10/23
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旧朴館(ほうのきだて)家が重要文化財として登録されるかもしれません?昨日の新聞に文化審議会で答申されたそうです。今年は、一戸方面への製材所見学の際には必ずと云ってよいほど訪ねた古民家なので、妙に嬉しくなりました。見事な梁組みと、山から届いた木材の全てを使い尽した小屋組みの美しさに見惚れます。そして、イーハトーブの風が音楽共に流れていても絵になる佇まいと、人の力でここまで造り上げる事が出来たその迫力に圧倒されてしまいました。しかも、その静かな建ち位置と自然のままの境界線からなる庭の景色が、日本の美しさを偲ばせてくれます。また行きたくなりました(笑)。
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家への思い
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2011/10/22
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写真の、ニッチに飾られたレンガの家です。お住まいへの思いが込められていると感じました。なにも無い空間に人の手で創造されていく建物に対する思いは、根本は誰しも同じなのではないでしょうか?それを極限まで凝縮した住まいの形を表しているのかもしれません。道を造り、そこにこのレンガの家をポツンと置くと、次第に廻りに草が生え木が育ち花が咲き垣根が出来てその隣にまた家が増え・・・難しい事はさて置いて、笑顔の連なりこそが本来求めて止まないものの一つに思われます。現実は、なかなかそうは行かないものかもしれませんが、ニッチのこの空間の上側に太陽の模型を吊り下げたくなるのでした(笑)。
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エンジュ
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2011/10/21
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槐と書いて「エンジュ」と読みます。縁起の良い木と言われていて、大黒柱に使用すると家が栄えるとか?言われますが、そんなに大きなエンジュにはなかなか出合えません。時には写真の様な代物を勧められる事もあります。そうなると、なんとか使いたいと正直思います(笑)。曲がっていても、框や梁に柱にも使用できます。もっとも、エンジュに限らずどんな木でも良く考えて悩むと、使いきる事が出来ると信じています。それには、やはり大工の技も重要で、それを愛でて頂けるお客様がいらっしゃるからこそ、木と人を繋ぐ事ができるので有り難いと感謝しています。
昨日のテレビでマータイさんが最後に残した言葉の中に、「山を大切しなければ地域は滅ぶ、この災害は人災です。」と云う言葉がありました。木の家を建てる事は、地域の山に必ず繋がります。出来ない事を話すより、出来る事から取り組んで1本1本と木を植えたその姿に、学ぶべき事が多いと思いました。マータイさんの、ご冥福をお祈りいたします。
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伊勢神宮
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2011/10/20
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伊勢神社の式年遷宮は、社殿を造り替える20年に一度の大祭です。正殿(しょうでん)を始め御垣内(みかきうち)のお建物全てを建て替えし、さらに殿内の御装束(おんしょうぞく)や神宝を新調して、御神体を新宮へ遷すのだそうです。次回は、第62回式年遷宮で平成25年だそうですが、そうなると≒1300年も続いているのだから凄いですね。
建物が持たないのでは無く、20年という年数で繰り返さないと、人の技術や気持ちが失われるからだと思われます。確かに、民間の大工の技も20年以上もの間大工道具から手が離れて電動工具のみで家を造るとすれば・・・誰でも予測できる事になります。大祭が、大切な技術の伝承を伝える事を目的としたとすれば、そう考えた当時の先見性はまさに神の如くに1000年先を見通しています。また、1300年前のその時期に完成された技だとすれば、いったい何年掛けてその技に到達したのでしょう?まさかいきなり出来るようになった筈がありませんから、とても不思議です。人は、1000年を超える歩みの中で本当に成長しているのか否か、どうなんでしょう?もしかしたら、今も昔も「人」という目線でみれば同じような気がするのは私だけでしょうか?逆に劣っているとは考えたくないものですが・・・
※流し台の浄水栓のカートリッジの交換時期は≒1年です。定価¥13,200ですが、¥10,000にて手配させていただいております。
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クロステラス
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2011/10/19
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クロステラスにて、桜川ちはやさんの個展が開かれています。ギャラリートーク&パフォーマンスライブ中の詩は、大槌の子供たちが編んだ〜季(とき)〜の連なりでした。「命」そして「今を生きる」・・・それは、人のみでは無く生きとし生けるもの全ての「テラ」へ回帰、アンデスの風・落差の飛沫・木の葉に光る小さな滴、いい風が身を包んでくれました。全てを飲みこむ猛威に触れて、怯え広がる風評を打ち消そう!もしも本当に何かがまた来るなら、私は静かに大地の声を聞いてみたい。それは、災害に直接触れた子供たちの詩にも溢れているように感じ、物言わぬ木々の姿からも感じられます。悲しみは誰しも持ち合わせていますが、強く明るく優しい笑顔も同時にそこにはあって、ナウシカが云う「いたわりの愛」に満ちた大地の風を、人は求めている。そんな気がしました。そしてまた、音楽が良いんです(笑顔)。
10月24日 17:00〜
10月28日 17:30〜(音楽ミニライブ)
10月31日 12:00〜
現場ではあまり使われない不思議な形の木をオブジェとして生かす事が出来て良かったです。クロステラス内でのお買い物やお食事も楽しいと思います。是非、よろしくお願い申し上げます。
写真の演出家「おおしだまご」さん、綺麗ですね〜でも、初日はかなり能動的に大活躍して、本当の風の様にエスカレーターを駆け上がって、後から警備員さんに注意されたとか(笑)・・・見る方はその暴走が楽しいのでした(笑)。
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空手世界大会
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2011/10/18
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おはようございます。表題は六文字以内にしないと文字列が崩れるので、任意で文字を作るのですが、正式には全世界空手道選手権大会(極真会館)が11月4〜6日に開催されます。そして、岩手県盛岡市からも参加選手がいるのです。松村典雄指導員さんです。世界大会ですから、K1などでも大活躍したテシェイラ選手など世界中の層々たる猛者が、鍛え上げた体を意のままにそして無意識に反応するまでもに高めて試合に臨みます。
松村指導員さんは、普段はとても優しくて全然威張らない心も技も本物の素晴らしい格闘家です。東日本大震災直後から、義務的では無く行かずにいられない気持ちで沿岸各所を廻り、世界中の極真カラテの皆さんの支援を届けられていました。杢創舎でも、陸前高田消防分団さんに松村さんが軽トラを支援品としてお渡しする時にも共に出向いて、大変お世話になりました。東北を、岩手を背負い頑張って掴んだ世界選手権大会へのキップです。及ばずながら私も応援に行く予定です。偶然にも11月6日は私の50歳の誕生日なので、誕生日の記念に久し振りの長期休暇を会社から貰う予定です(専務からですね・・笑)。松村さん応援しています。頑張ってください。
※道場は天昌寺にあります。心と体が鍛えられて心身ともに強くなります。ちょっとでも興味のある方は、是非訪ねてみてください。写真が曲がっていて済みません・・・
国際空手道連盟極真会館・本部直轄岩手道場
盛岡道場(事務局)
/盛岡市天昌寺町4-58 1F TEL.019-647-3351 FAX.019-656-9115
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桜川さん個展
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2011/10/17
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昨日は、無事完成見学を開催させていただきました。ご来場いただきました皆さまに、心より感謝申し上げます。そして、会場を快くご提供いただいたお施主様に、重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。15時に見学会が終わると同時にお引っ越しの荷物が運びこまれましたので、私は一度クロステラスに向かいました。それは、17日〜31日までの一週間、桜川ちはやさんの個展が開かれますが、そのオブジェを私たちが木で創作させていただいたので、届けてきたのです。その後、また西松園に戻り、お住まいの使い方などご説明して、ハードな一日があっと云う間に過ぎた日曜でした。
見学会場では、詳しくお話が出来なかったお客様もいらして申し訳なく思います。加えて、私が話ベタなので自分から進んで話しかけれない癖がありまして(笑)尚更に申し訳ないのですが、専務が代って話してくれるので助かります。もしも宜しければ、メールなどにて疑問点などご質問いただければ詳しくお答えさせていただきます。また、秘密は厳守致します。しつこい営業メールも差し上げません(と云うより営業出来ない性質です)。よろしくお願い申し上げます。
※桜川ちはやさんの個展ですが、ギャラリートーク&パフォーマンスライブなども予定されています。
10月17日 12:00〜
10月24日 17:00〜
10月28日 17:30〜(音楽ミニライブ)
10月31日 12:00〜
現場ではあまり使われない不思議な形の木をオブジェとして生かす事が出来て良かったです。クロステラス内でのお買い物やお食事も楽しいと思います。是非、よろしくお願い申し上げます。
(写真のオブジェの企画は澤口、制作は森指導の下で大矢も担当し、設置は田村・小林でした。)
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完成見学会
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2011/10/16
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今日は、西松園の完成見学会です。写真は、恒例の夜の外観ですが、完成前の最後の片付けを皆で作業中でした。見学は10時〜15時までの5時間です。その後、荷物が運び込まれる予定です。生活が直ぐに始まるので、急ごしらえのサンルームを昨日一日で造りました。雨でも、洗濯物を干せる場所は必要不可欠と思われます。解体時の材で造らせていただく約束でしたから、その通りになりましたが、好評でした(笑)。現場便りのコーナーでは、室内の雰囲気をたくさん更新したので、ご覧いただければ幸いです。それでは、本日はよろしくお願い申し上げます。
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技能五輪
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2011/10/15
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12月16日〜19日、技能五輪の大工技術の競技は静岡で開催されます。残す2ヶ月間、大和田が全力で大会に向けて取り組みます。写真の姿の木組みを、如何に綺麗に見る人の心を打つような仕上げに出来るかを競います。一日にしてならず、仕事をしながら時間の許す中で練習を重ねる事が後の結果に繋がります。そして、競技は個人種目でありながら岩手県を代表するので、指導者の課題を読みとる力も同様に必要で、チームプレーそのものです。皆の目の輝きと真剣さが空気感を変えていました。既に競技開始です。頑張ろう!
※明日は、西松園の完成見学会です。よろしくお願い申し上げます。築80年の貸家改修の工事写真更新しました。16日完成見学予定の西松園のお住まいの写真も更新しています。
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活鼬ヒ製材所
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2011/10/14
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昨日は、技能五輪に参加する大和田と、二戸市の高等技術専門校に技術指導のお願いに行ってきました。その帰り道、たまたま10時の休憩時間に一戸製材所さんに立ち寄ったら・・・工場で働く皆さんの前に引っ張り出されて、挨拶までさせられてしまいました。総勢22名の面々と記念撮影までする事になって・・・ただ家を造り、ただ製材するのではなく、お互いが顔を見せあって共に造り上げる事は、一番良い事の様に思われます。昔、製材所が山師と言われ、工務店は成り金オヤジ(笑)と言われた時代が崩壊して久しく、機械的な建物が主流になってもなお、古くて新しい「共に造る」そうした道を歩んでいます。しかも、その古き悪き風習も捨て去り、いまは真摯なる取組にお互いが協力し合う道中です。良い仲間と出会えて幸せです。
※築80年の貸家改修の工事写真更新しました。16日完成見学予定の西松園のお住まいの写真も更新しています。
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冷暖自知
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2011/10/13
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10月に入り、流石に寒くなって薪ストーブに火を入れましたが、点ければ暑く無ければ寒く、ほどほどに調整するポイントが難しいです。と思ったら、サクラの薪は火力が大きく上がらないので、今時期は丁度よい感じです。真冬に向かうと少し心配ですが、試してみるしか無いですね。でも、ケヤキの薪もあるので多分心配無いと思われます。何より、現場端材が有効で一番活躍しています。まさに冷暖自知、自分で経験して学ぶ事が一番ですね。それから、時々本を読んだり人から聞いたりした事も素直に受け入れて試す事がレベルアップに繋がります。上辺を綺麗に素敵に暮らす事と、環境に配慮し省エネに暮らす事は、素敵の意味合いもかなり違うものです。
また、仕事の面でも厳しく鍛えられる側は、自分の範疇で考え悩むので怒られる意味合いを違って解釈する事が多いのですが、やはり昔から自分で体験して学び、仕事は盗んで覚えたものです。今は、何か学ぼうとすればパソコン検索やカタログにもかなりヒントがあるので便利ですが、こうして禅の言葉を時々目にしては、気持ちの切り替え方を自分で学んでいます。
※写真は、岩泉町へ煙突掃除に行った時のお客様の庭の写真です。窯を計画するのが楽しみです。
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