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BBQコンロ
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2011/7/5
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小笠原大工作成のバーベキューコンロです。実はこれ、震災で倒れないのに内部破損した○工製の電気温水器です。修理に何カ月も掛かると言われて放置されてしまい、仕方なく新たな電気温水器に取り換えるご依頼をいただいて1ヵ月ほど前に交換しましたが、破損した本体を全て分解してバルブやポンプを使えないかと思っていたのですが、四角い箱の中から出てきたのは丸い足付きのステンレスタンクでした。それを、この様にカットして空気穴を空けると、写真のこれが出来上がりました。何と言っても、足付きなのが凄いです(笑)。そして、日曜日の上棟式で大活躍でした。バルブもポンプも使えそうです。本体を包む四角い箱は、外の簡易物置に使用できそうなので、好摩に運びました。破損すれば、全てゴミという事はないですね。小笠原大工もご満悦でした(笑)。
※現場便りでは、同時進行の現場を進捗状況に合わせてランダムに毎日更新させていただいております。少し見難いかもしれませんが・・・ご容赦のほど、お願い申し上げます。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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ダンプ1台
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2011/7/4
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本日2回目の更新です。先程は軽トラ1台=1棚でしたが、今度は2棚分をダンプで運んだ量です。ご自宅で、ご自身で割りたいとの事で、お届けさせていただきました。写真には写っていませんが、セッカ板もサービスでドンと載せて来ました。運んだのは田村ですが、私の携帯電話にお客様から連絡が来て、2m3以上あるよ!・・・あっえっ、少し多めに見えて空気が含まれますから、大丈夫2棚です。確かに、少しだけ盛り上げてサービスしてしまいましたが(笑)、汗を流す人大好きなのでついつい量が増えます。
今回はケヤキが多いので、割るのは少し大変だと思いますが、乾くと良く燃えます。先程の軽トラ1台が1棚で、このダンプで運んだものが2棚です。目安にしていただければ幸いです。好摩に積み置く事も、今年は可能です。山からまた運んできたので、また薪が増えました。
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軽トラ1台
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2011/7/4
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このところ、好摩の薪置場は賑やかです。この写真は、先週薪を引き取りに来ていただいたお客様の軽トラです。1棚でこの位の量になります。そして、セッカ板を載せると満載です。取りに来ていただくと無料サービスですから、自ら汗を流す人、大歓迎です。そうは言っても、出来る人出来ない人事情は違いますから、当方で割って運ぶ事もあります。その際は、ガソリン代や手間代を少しだけお願いします(笑顔)。
昨日の3日(日曜日)は、ご契約・地鎮祭・上棟式と大忙しで、そして楽しく素敵な一日でした。上棟式では、お施主様の奥様のお父さんが大船渡の大工さんなのですが、100%と褒めていただくし、ご主人様の叔父さんには、今時昔ながらの木組みで天下一品とまで言われ、嬉しくて飲みすぎました〜(笑)。と云う事で、今日の現場便りは地鎮祭と上棟式の一部をご紹介させていただきます。
※現場便りでは、同時進行の現場を進捗状況に合わせてランダムに毎日更新させていただいております。少し見難いかもしれませんが・・・ご容赦のほど、お願い申し上げます。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
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薪割り
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2011/7/3
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昨日は、好摩の仮の薪置場にお客様が薪割りにいらっしゃいました。薪割り機の使い方を、田村が丁寧に説明してからレンタルします。1時間運転で1リッター強使います。頑張ると1棚1時間ですが、ゆっくりと暑さを凌ぎながらだと倍の2時間掛かるかもしれません。なので、時間で燃料費を計算して、ガソリン代のみお願いしています。きちんと整備が出来てからは、レンタル費用(メンテ料)もお願いする予定ですが、今のところはサービスです。
いや〜楽しそうでいいですね。私も行きたかったのですが、土日は打ち合わせで殆どご一緒出来ませんから、残念でした。今日も、ご家族で薪割り予定の方がいらっしゃいます。皆さんも、ご遠慮なく遊びにきてください。鍵の番号はその時にお知らせいたします。そう、弊社建築のお客様に限り出入り自由です(笑)。ご自身で切れる方には、セッカも無料でサービスしています。割った薪を、道路側の棚に積み置いて、シーズンになったら運ぶ事でもOKです。費用はかかりますが、弊社での搬送も出来ます。そう言えば、ご近所の方も購入されましたよ〜小林の初営業です(笑顔)。
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今の風景
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2011/7/2
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日本の風景と云えば、田畑や山林に民家を想像してしまいますが、気が付くとこうした写真の様に、色々な色で色々な形の自由勝手な工法の住宅が乱立する景色が大半です。でも、それだけ一般市民が幸せを手にしているものとして、青空は大きく手を広げて笑顔でみているのかもしれません。幸せの姿はさまざまです。私は、家族の幸せの実現が住まいの完成だとすれば、その幸せと地域の山の木が融合する事で、循環と云う豊かさという幸せが約束されると思います。日本の山を守る事、それなくして個々の幸せのみ追求してしまえば、いつか文明は滅びると歴史は伝えています。杢創舎事務所は、アエコン無しですが27度で湿度50%、涼しくて外の暑さが嘘の様です。少し厳しい時も確かにありますが、今年もアエコン無しで夏をやり越します。
写真は敷地調査に訪れた際のものですが、いいところでした。もうトンボが飛んでいましたよ〜
※現場便りでは、同時進行の現場を進捗状況に合わせてランダムに毎日更新させていただいております。少し見難いかもしれませんが・・・ご容赦のほど、お願い申し上げます。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
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文月
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2011/7/1
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今日から7月、文月ですね。写真は、先日草刈りをしたお客様の庭に、鉋屑などを敷き詰めたものです。無料のマルチ、無料の防草材です。勝手にやっているので、基本的に無料です。実は、滝沢の作業場の床面一面もこれです。フカフカして暖かくて良いんです。草も出て来なくなりました。丸太から木材となり、作業場で加工されて出て来る削り屑までも役に立つ、万能なる樹木のなんと素晴らしい事でしょう!自分が正しくて、自分が正当で、自分が被害者で、人のみ悪く聞く耳持たずの人の世に触れていると、「任せるから自由にやって〜」と言われる事の面白さや楽しさに心が躍ります(笑)。
ところが、龍平がラズベリーを間違って伐ってしまいました。やべ〜としょげる龍平ですが、来春はまた出てきます。「泣いたよ〜」と笑いながら言われて、お詫びにモミジやジュンベリーを買ってきて、庭先に置いてきました。過ちが逆な楽しみになるといいのですが、注意不足は駄目ですね!反省!
写真の中の赤い石は、解体時の瓦を砕いて砕石代わりに利用したものです。西松園でも使いましたが、ここが元祖です(笑)。セメント木毛板の屑も、建物廻りに敷くと草が生えず良いんです!懲りずに次はどうするか勝手に考えています。この先ここは、どんなになるかな〜(笑)。
※費用を掛けないで如何に出来るかのところで、自由にやらせていただいています。
※現場便りでは、同時進行の現場を進捗状況に合わせてランダムに毎日更新させていただいております。少し見難いかもしれませんが・・・ご容赦のほど、お願い申し上げます。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
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輝き
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2011/6/30
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写真を拡大してみると、湖面の波間に無数の太陽がありました。風が小さな鏡の山を波立てて、太陽が宇宙に浮かぶ大きな姿を、こんなに小さな分身に変化させ、その代り幾千幾万もの輝きとなり、それは失せる事無く我が目の脳裏にまで届き、しかも見る人全てに平等なる光であって、数える事も途方に暮れる幾億もの光の年月が介在している不思議を感じます。
他の人が困難に出会っているときに、ふと感じるある種の違和感が何故か「何かあった?」と聞いてしまいます。これは、自分の言葉だろうかと不思議になるほど、まるで何かに誘導されるかのように聞いたその問い掛けへの応えに、一瞬心が堪え「あ・・ぁ」と全てを理解するには数秒も必要としませんでした。今度は、全身怒りのオーラを纏う人にも会いました。これまた、素直に反応して防御の壁を作ってしまいます。困難に苦しむ人が引き起こす問題に理解を示しながら、怒りの意味も理解してうなだれ、防御の壁を開く扉をみつけたお詫びの日・・・確かに正論が正しいのだけれど、ひたすら謝る人の哀れさもまた寂しくて、間に立つ身の振る舞いこそは、この幾億もの光の様にありたいものと、明るく元気に前を向きましょう!
※現場便りでは、同時進行の現場を進捗状況に合わせてランダムに毎日更新させていただいております。少し見難いかもしれませんが・・・ご容赦のほど、お願い申し上げます。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
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思い出
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2011/6/29
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昨日、今年の最初に完成した西松園(囲炉裏のある住まい)の現場写真を整理していた時にでてきた写真です。膨大な写真の中に、一枚ポツンとタイトルのないフォルダーに入っていました。現場写真を整理すると、色々な思い出が巡って懐かしさが溢れます。さて、この写真の二宮尊徳(金次郎)は、江戸時代末期に農民の子として生まれ、貧しい少年時代を過ごし、朝から晩まで真面目に働き、本を読む時間があったらその分働けと、家では勉強させてもらえなかったので、薪を背負っての道中に本を読んで勉強したと教わりました。私もこれを手本として育った筈ですが・・・足元にも及ばず・・・いや、目も向けずに今があり、今になってもっと勉強すれば良かったと本当に思います。
ナスが大好きな金次郎はある年、その味がおかしいことに気付き、飢饉の到来を予測し、悪天候に強い作物の生産を奨励し、果たして飢饉はやってきましたが、その地方では餓死者を出すことなく乗り切った、という逸話があるそうですね。知識は、多くの人の役に立つとすれば、昨日の天声人語にこんな文面が書いてありました。
「アフガンに米国が爆弾ではなく、本を落としていたら」
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姫神山
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2011/6/28
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予定より早く雨が上がったので、朝から予定を変更してバタバタしていたので、日記の更新が遅れてしまいました。雨上がりは気持ちが良いですね。新しく、薪置場に借りた好摩は、東の姫神山が綺麗に見えるところです。今日も一日晴れ晴れと頑張ろう!
※メールで届くトピックスより抜粋
吉村昭著昭和45(1970)年発表「海の壁――三陸沿岸大津波」・・・明治29(1896)年、昭和8(1933)年、昭和35(1960)年の3つの津波の調査を著したもの・・・津波のくだりは今回の東日本大震災の津波の映像がダブって・・・「一世代30年より短い10年や15年であれば、個々人の記憶や体験に学び、経験者による対応の効果は大きいが、それ以上の時間が経過すると無形の継承は難しい」
※現場便りでは、同時進行の現場を進捗状況に合わせてランダムに毎日更新させていただいております。少し見難いかもしれませんが・・・ご容赦のほど、お願い申し上げます。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
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年月の中で
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2011/6/27
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10年ひと昔と云いますが、振り返ると長い様で短く、そして思い出す事は仕事の事ばかりでは無く、家族の事や兄弟の事世の中の事色々とあります。でも、一番多いのはやはり建てた家の事です。そして、そこに住む人と手掛けた人の顔が当時の笑顔で浮かびます。そして、今の顔とも繋がります。人は顔と顔、職人は手と手で繋がります。緑の中に溶け込むこちらのお住まいは、今年で8年が経過しますが、隣地は一度、造成の手が入り綺麗に刈り取られた事もあります。しかし、あっという間に緑が回復していました。これが、日本の国土の素晴らしさであって、我々の生活を豊かにしてくれる源の様な気がします。緑に囲まれた建物の写真を見ながら、頭の中では「十年は〜ひと昔♪暑い夏♪おまつりは〜ふた昔♪セミの声♪思わずよみがえる・・・」と、陽水のあの楽譜が巡ります。でも、時間は深夜の事務所で静かな時間です。
昼に寝過ぎたせいで、夜中に目が覚めて寝れない夜・・・「よみがえった古民家」という本を手にしたら、ますます寝れなくなってしまいました。著者は塚田一敏大工で、衆院議院の秘書などを経験しながら40代で大工の修業を始めた人らしいです。最後のページをめくると、「スクラップ・アンド・ビルド方式をこのまま続けていいのか?使い捨てを続けていいのか?飽食でいいのか?発展途上国の収穫をまだ続けるのか?安い材料を提供しながらも、山の手入れに余念のない山の男たちがいることで、日本の森林と自然がかろうじて守られていることに、ちょっとでも目を向けることはできないものか?・・・」と書いてありました。10年前の自分の気持ちが甦る瞬間でした。自分も山に入り立木で家を建てる有意義な経験もした歩みの中で、得たものが多い気がしますが、10年で世の中は変わったのだろうか?時の流れが、瓦礫の流れへと頭の中で映像化し、最後はゴミの流れに変換されてしまうのを、無理やり打ち消して緑成す国土を思い、塚田さんが手がけた民家の数々を何度も眺めて、朝を迎えてしまいました。
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虹色の部屋
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2011/6/26
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8年前のお住まいになります。お客様手作りのステンドグラスを木枠に嵌めこんで、FIXの高窓の内側に取付ました。横貫の間から、その虹色の静かな光が風鈴の音と共に運ばれてきます。今にして思えば、後のお客様のお仕事や活動を知っていたのかどうか?偶然の閃きで出来たこの部分を今見上げながら不思議を感じました。そして、お客様と共に住まいを造りながら、自ら汗を流して働いた事を思い出して、懐かしい気持ちにもなりました。昨日の午前中は、久し振りに皆と一緒にお客様の庭の草取りなどをしながら、原点の楽しさを実感してきました。やっぱり仕事は、一棟一心で現場で汗を流しながらコツコツと造り上げる方がいいです。そうしたお住まいには、懐かしさが溢れています。あまり現場に出れない(気持ちは出たくても)日が多いこの頃ですが、それでも造作材など私が選びながらなので、気持ちは一緒です。木を手にした時に必ずお客様の顔が脳裏に浮かびます。物云わぬ木と、思いを言葉で伝える人の、その間で生き生きと仕事をさせていただける事に感謝の思いで一杯です。
※現場便りでは、同時進行の現場を進捗状況に合わせてランダムに毎日更新させていただいております。少し見難いかもしれませんが・・・ご容赦のほど、お願い申し上げます。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
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経年変化2
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2011/6/25
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今度は、外壁の経年変化の写真です。下水配管の点検にお伺いさせていただいた時に、「オーッ」と声が出ました。ここも、艶が出る塗料など塗布していない筈なのです。日焼けさせてから、ウッドロングエコを塗布しただけなのですが、こうなるとは思いもしませんでした。何時もは、張る前に塗るのでシルバーに古びた仕上がりになるのですが、張ってから塗るとこうなるらしいです。経験しないと分からない事があるものですが、今読んでいる本にも「そうなんだ〜」と思う事が色々と書いてあって、分からない事だらけですが、一つ知る楽しさに満ちてもいます。
ところで、昨日の東北電力管内の電気供給量は需要の89%に達していました。東京電力では91%だったとかで、電気予報なるものまでも出ていて、計画停電を経験する事になるか?と、多少なり覚悟をしてしまうのでした。
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経年変化
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2011/6/24
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落葉松の床です。特別な艶を出す塗料は塗っていません。ただ、素地のままだと埃がざらつくので、しっとりとさせる為に桐油というオイルのみを完成時に拭き込んだだけです。自然塗料の中で乾油と云われるオイルなので、数時間で乾く非常に扱いやすい塗料です。蜜蝋ワックスもお勧めですが、今回は塗料では無くこの床そのものです。無垢の床は、8年が経過する頃はこんなに輝きます。特別大変な掃除や磨き込みをしたとは聞いていません。傷もまた、味わいの一つだと思えます。樹種により、この経年変化に多少の違いはありますが、輝き得て、その価値に感激してしまいました。
話は変わりますが、昨日高田松原の200年の松で、薪にするには惜しい丸太を板にするので、購入してくれないか?との連絡をいただきました。「まるっぴき」と云う、丸太をそのまま縦にスライスするだけの簡単な製材ですから、節も混ざるかもしれません。人工乾燥もするというのを断り、自然のままで5石購入させていただく事にしました。不思議な縁と出会いのはじまりは既に歩み始めているかもしれません。行き先は赤松に任せますが、乾くまでの時間が必要です。大切に語り継がれる使い方をしなければ・・・
※現場便りでは、同時進行の現場を進捗状況に合わせてランダムに毎日更新させていただいております。少し見難いかもしれませんが・・・ご容赦のほど、お願い申し上げます。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
是非、見てください。私は、パソコンに向かい黙祷し、涙してしまいました
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掲示板
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2011/6/23
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クロステラスに行く機会があって、杢創舎制作の掲示板が使われていたのが嬉しかったです。商用施設は、どうしても日本中似たような内装になりがちでテナント頼りの魅力を感じない建物が乱立しますが、盛岡は一味違う雰囲気を醸し出して欲しいものです。そうした意味では、クロステラスさんは地元の無垢の木を出来るだけ配していて素敵です。例えば、アスファルトの裂け目に静かに咲く草花でさえ、殺伐とした気持ちを和らげてくれます。それを振り向く人が増えてこそ、はじめて世界は変わるのかもしれません。商用施設に配された地元の無垢材は、そうした草花の様に人の心を癒してくれるのではないでしょうか?
住まいに配された無垢材もまた、湿度を調整し暑さを凌ぎ温もりに溢れた素敵な素材です。人工的に装飾された内装は目で感じるものですが、無垢材は体で感じる五感と、六感にさえも自然と語りかけてきます。本当です、木と会話が誰でも出来ます。出来ないとすれば、自然の中に出掛けて自然を見ないなのと似ています。方法は簡単です。雑踏の中でふと足を止め、せわしない気持ちや自分中心の気持ちを一瞬だけ捨ててしまえば、節や木目が見えてきます。そんな簡単な事で、要する時間は数秒でも可能です。数秒感じてまた普通に歩きだせますから、自分以外の人には気付かれません。会話の内容は人により違いますから一様でもありません。そうした、小さな癒しが潜む場所に、クロステラスがなると良いですね。
話が変わりますが、このパネルを見ていて思い出した事があります。ある支援に出掛けたある人が、通常勤務に加えて手厚い手当が支給され、貰う訳にはいかず全額支援金として寄付したそうです。我々も地球から見れば雑草かもしれませんが、小さな心の花の美しさある行為の一つではないでしょうか?色々な方法で、大した被害が無くても何かをせしめる人もいる荒地の様な環境の中で、小さく咲く綺麗な草花が、何時か豊かな大地に溢れる事を一瞬願い、このパネルから離れました。頑張ろう岩手!
※現場便りでは、同時進行の現場を進捗状況に合わせてランダムに毎日更新させていただいております。少し見難いかもしれませんが・・・ご容赦のほど、お願い申し上げます。
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是非、見てください。私は、パソコンに向かい黙祷し、涙してしまいました。
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雨雲
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2011/6/22
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今日は夏至とあって、朝早くから暑くなりそうな雰囲気ですね。でも、昨日の天候は場所により不順でした。高い所から市内を見ると、雨雲から雨が降る場所と太陽が少しだけ透けて雲間が明るい所があって、当たり前ですが雨雲から雨が降るんだと思いました(笑)。建築の仕事をしていると、天気予報は欠かせませんが、梅雨入りした筈なのに今日は最高気温も30度近くになりそうで、毎年梅雨入り宣言した後で晴れている気もしますね?何にしても、晴れるに越した事は無く、コンクリート打ち込みと建て方には有り難いです。でも、恵みの雨も必要ですね!我が家では、梅干しの準備をしているので、玄関を開けた時の甘酸っぱい良い香りに、思わず笑顔になります。
※現場便りでは、同時進行の現場を進捗状況に合わせてランダムに毎日更新させていただいております。少し見難いかもしれませんが・・・ご容赦のほど、お願い申し上げます。
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薪積み1回目
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2011/6/21
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今朝の続きです。14棚積み上げて1回目の仕分けが出来ましたので、ご予約いただいている皆様に随時ご連絡させていただきます。よろしくお願い申し上げます。
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支援の薪作り?
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2011/6/21
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津波で仕事場を流されてしまった漁師の叔父さん夫婦に、この所毎日薪造りをしてもらっています。なので、薪のご予約をいただいている皆様、だいぶ出来てきました(笑)。今日は、杢創舎社員も応援して1m3毎に積み分けしますので、どうぞご期待下さい。セッカ板はご自由にお持ち帰りいただいて構いませんが、全てご自身で切り分け出来る方に無料提供させていただきます。その他、滝沢の作業場の方には現場端材があるので、立ち寄っていただければ無料にて提供させていただきます。ただ、少しで良いのでお気持ち支援をいただく事がもしも可能であれば、今後の維持費や薪割り支援にさせていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
※滝沢には、販売できる桜も少しだけあります。それでは、準備が出来次第ご連絡させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。費用は掛かりますが、配達も可能です。
※昨日、高田松原の復興薪造りを頑張っている橋本さんが、弊社事務所まで遊びに来てくれました。赤松も良く燃えます。被災地の冬がやってくる暖を取りたい時期には、大活躍すると思います。復興薪にご興味あるかたは、「復興薪」で検索してみてください。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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チビギャング!
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2011/6/20
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我が家は、ここ2週間ほど騒がしい毎日が続いています。小さなギャングは、大人の仕事などお構いなく事務所の上でバタバタと・・何度注意しても効き目などなく、お客様に「すみません」の日々です。最近諦めて開き直りですが、本当にすみません、ご容赦のほどお願い申し上げます。
今朝、この日記を書いている時に流れていた音楽が、「ユー・レイズ・ミー・アップ」ですが、歌っていたのは「ジョシュ・グローバン」でした。ケルティクウーマンが有名どころですが、ジョシュのカバーは良いですね。ラジオからは演歌、パソコンからは洋楽、山の本を片手に日記を書く?なんとも・・・一度全て止めて静かな空気の中で透き通る歌声を聴きながら、やっぱり静かな方が良いと思うのでした(笑)。よく、お孫さん可愛いでしょう?と聞かれますが、実は辛抱もしているのです(笑)。居なくなると寂しくはなりますが、うるさいから外で遊べ!と思いながら車も怖いし・・演歌と讃美歌を同時に聞いている様な日々にもう少し辛抱(笑)。
※現場の進捗状況は、「現場便り」で毎日更新しています。現在、高松が造作工事・上太田では建て方開始・西松園は基礎完成までもう少し・月が丘は地盤改良工事着手と云うところです。図面をお待ちの皆さま大変申し訳ございません。現場優先でしたが、今日から頑張ります。
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丸太
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2011/6/19
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題目どおりの写真は、製材所で撮影したものです。家を建てると云う事は、こうして樹木を必ず使います。無垢の家でなくてもスタートは必ずこうした場面があって、それをどう扱うかで大きく違います。その違いは価値観の違いでもあって、同じ時代に同じ空気を吸い同じ時間を過ごすのに、しかも同じ丸太を使うのに、全く別物になるのは何でだろう?と、意味も無く不思議に感じています。夏の過ごし方に関しても同様で、太陽は一つ夏も必ず一年に一度は迎え、そしてあっという間に過ぎて行きます。しかし、その夏の過ごし方は人それぞれで、場合によっては大きく違います。
そこで、東北電力管内の需要と供給量の割合が最近毎日掲載されていますが、既に80%を超えて90%弱に辿りつく時間帯があります。仮設住宅の建設も進み、エアコンの稼働も増えると多分電力不足になるのは間違いありません。私は暑いのは割と平気なのでアエコン無しで生活出来ますが、電気が止まるとパソコンが動かないので仕事になりません。「節電」は飾り言葉では無く生きる術になりそうな気配を感じていますが、悪い事ではないと個人的には思います。数十年前、電気を使い過ぎるとブレーカーが落ちるので、恐る恐る使った事を思い出してしまいますが、ダムの建設が進み環境を破壊してからは原子力の推進へ切り替えて、300kwh以下の使用だった一般家庭が冬には10倍の3000kwh(オール電化の場合)もの電力を平気で使用する様になりました。時代の流れでもあり、私自身もそうした流れに乗っていた事もあります。でも、本当の正しさを知らなかったので、同じ時同じ空の下で同じ環境ながら、化石燃料の枯渇や地球温暖化という問題を感じて選択方法に悩みました。今感じるのは、本当の快適さは既に自然界に存在していて、それを学んだ方が本当は費用も掛からず環境も破壊する事もないのではないか?と云う事です。ただ、人間の方は額に汗して努力しなければ、それを手に入れることが出来ないのも確かです。未曽有の時代を同じく生きている意味は大きいと感じて、生き方を変えてみたいと漠然と思っていながら、それが出来ないまま一日が過ぎて行く日々です。変な日記になってしまいました・・・
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天声人語
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2011/6/18
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16日の天声人語に、天才ダビンチの言葉が書いてありました。
<君が手にふるる水は過ぎし水の最後の物にして、来るべき水の最初の物である。>
方丈記、鴨長明の、<行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶ うたかたは、かつ消えかつ結びて久しくと・・>
東洋西洋問わず人の感受性には共通点があるようです。
そして、方丈記に綴られるのが、地震の事です。<おそれの中におそるべかりけるは、たゞ 地震なりけるとぞ覺え侍りし。その中に、あるものゝふのひとり子の、六つ七つばかり ...>
最後にまたダビンチの手記から<木は自分の破壊をもって木を伐るものに復讐する>
ゆく川の流れの如く、人の歴史もまた同じ繰り返しの中にあり・・・
※写真は、西松園の基礎工事の現場からです。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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自給率100%
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2011/6/17
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最近、農文協さんの「季刊地域」が面白くて毎日持ち歩き状態です。そこで、日本の食糧自給率は低い低いと思ってきましたが、主食のお米だけは日本の人口1億2700万人分を100パーセント維持しているという内容に、目の覚める思いでした。普通の事を、別な角度から望むと、気が付かなかった素晴らしさが身近にあると、今更ながら実感して、見る景色も更に美しく素敵に感じます。と云うのは、世界の人口が爆発的に増えて今後食糧不足の困難が襲い掛かります。その中の日本は、世界10位の人口大国ですが、お米だけは狭い国土にも関わらず100%の自給率を確保出来るなんて、農業技術の素晴らしさを、こうした国土を造り上げてきたご先祖に感謝しない訳には行きません。福島原発のお陰で大打撃を受け続けている国土を、農業開国などにて更に無くしてはなりません。変換を間違うと、戒告とも表示されるほど切実なる問題だと知りました。海も山も世界に誇る日本列島が、傷つき泣いているかに思える今の現状を、癒し輝かせるのは日本人の「農の力」かもしれません。これを無くしてはならないと、切実に感じました。
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土間
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2011/6/16
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先日完成した、日詰の土間を少し違う角度から撮影してみました。薪ストーブの床を下げるか下げないか迷うところですが、皆で囲むにはフラットの方が巾が広がります。掃除もその方が案外楽だったりするものです。でも、土間が広くなると別な楽しみがあります。汚れを気にせず薪を置いたり、お父さんの木工造りやお子さんの工作に、野菜や山菜を広げて仕分けなどなど、書ききれないほど使い道はたくさんあります。早い話、段差もあるので安心して汚せる床で好き放題の事が出来ます。そして、汚して掃除をする繰り返しで、モルタルの床も艶が出て来るから面白いです。腰掛けたり上がったり下りたりの繰り返しで、框の松も同じく輝き出します。そうなると、愛着が増してひび割れさえ世界に一つで好きになるから不思議です。絶対に薪ストーブと限定せず、パネルヒーターだとしても良いと思います。写真を見ていると、ここで出来る色々な事を想像してワクワクしてきます(笑)。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
→成和自動車さんから譲っていただいた軽トラ極真号も頑張っているようです(笑顔)。ところで、その極真会館岩手道場の松村指導員さんが先日の日本大会で3位となり、世界大会への出場が確定したそうです。凄い!こんな大変な時期に力を出し切れるのは、日頃の努力と精神の強さだと思います。岩手に、そして東北の、空手に心血注ぐ人のみならず皆に勇気をいただいていると思います。
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日詰にて
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2011/6/15
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日詰の大屋根のお住まいは、ピアノ室の床下壁も張り終えて、無事お引き渡しができました。そして、お子さんが遊び始めるとこの通りです(写真掲載の許可をいただいています)。たぶんこの柱は、一番早く艶々になるかもしれませんね(笑)。木の家で楽しく暮らす事は、有害物質の無い健康的な日々が約束されます。加えて、断熱性の高さが病気を少なくし、火のある暮らしが感情を豊かにしてくれる事でしょう。特に、汗を流して暖を得る事の素晴らしさは、環境と人を優しく導いてくれます。そして、家も木も、子供たちと共に育ちます。本物の木の住まいはただの器では無く、年輪を重ねる樹木の様に、家族の暮らしの輪(和)を年ごとに刻みます。
※明日から、被災した叔父さん方に、薪造りの仕事を手伝ってもらう事になりました。なので、今月中に皆様にお渡し(販売)できる予定が出来ました。端材サービスさせていただきますので、是非お問い合わせください。と言っても、現在10人位の皆さまから申し込みをいただいておりますので、残り僅かになってしまいました。
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頑張ろう皆で
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2011/6/14
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昨日は、田村と小林の二人で山田町商工会議所裏の、「マツモト」さんのところへ支援物資をお届けさせていただきました。コンタクトレンズ洗浄液などは現地に殆ど無かった支援物資だったそうです。自転車も子供たちに喜ばれそうです。小さな支援は、大きな避難所ではなく家が無事残って自宅避難できた代りに、支援が殆ど無い方々へ直接届きます。これしか出来なくて申し訳なくなるのですが、これからも皆さまのご支援を是非お願いします。と云うのは、大きな組織の支援は細部まではなかなか行き届かない様です。それが悪いと云うより、多分頑張っても人員の限りがあって情報が届かないのは世の常です。なので、小さな支援は小さなところへコツコツと、ご縁ある所へ届ける頑張りは今後も続けたいと思います。なので、支援物資が残って仕分けに困っている場合は、そこが考えどころだとも思います。まだまだ大変な思いをされているのは間違いなく、内陸から出来る事はたくさんあります。
ところで、昨日叔父さんと電話で話しました。仮設住宅建設を、花巻温泉に泊って釜石まで通って建てる仕事をしたそうですが、AM6:00発でPM7:00着だったので夕食時間に間に合わず、近くのコンビニに走る事も有り、大きな宿泊施設に洗濯機が3台しかないので皆が並んでしまい、やっと干して寝るのは0:00頃だったそうです。手間も、話しとどうも違うらしく・・「でも工具など買ったらしいから・・・」と、かばうところが岩手県人らしくてなんとも・・・そして、漁師なので沿岸の片づけが始まると聞いて、自分の養殖棚などもあるので参加しなければならず、仕事を切り上げて片付けに戻ったそうです。自分の片付けですから費用は出ません。そして、仕事場は流されて何も無くなっても、自宅は残ったので公的見舞金支援金など全く無しで貰っていないそうです。「漁業の組合化の話しはあるが、いままで一人で自分なりにやってきたから、突然人と働いて色々な考えがあるのがまとまるか?」と不安が隠せません。「何でもいい、仕事ないか?」の問いに、「あるよ」と直ぐに応えられない・・・震災の厳しさは形を変えてまだまだ続いています。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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御所野遺跡
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2011/6/13
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昨日は、天候に恵まれての完成見学会でした。外が暑い中での涼しさを体験させていただく事になりましたが、もちろんエアコン無しです。吹き込む風の気持ち良さが、ご来場の皆さまの共通意見でした。沢山のご質問の中で、耐震等級は震度幾らに持つの?とのご質問もいただきましたが、数字は確かにありますが現実を考えると明確に答えるには窮してしまします(もちろんお答えしましたが)。
要は、持つ=何ともないなのか、持つ=崩れない程度なのか、では大きく違います。震度も、耐震等級1は幾らで耐震等級3なら震度幾らまで持つなどと明確な区切りはされていません。その為、希に生じる〜極めて希に生じる地震などとの定義で等級は語られます。その希にとは、過去の大震災を例に震度6強〜7などを想定していますが、3か月前に極めて希にを体験したばかりです。100年を超える古い建物でも大丈夫なものがあるなか、新しい建物なのに半壊認定された物件もあります。基本的に耐震等級は想定される大震災時に倒壊しないレベルの違いで語られます。そして、外壁や主要構造部の損傷の程度の違いのレベルなので、持つ=何ともない!ではなく、倒壊しない強度の違いなので、半壊でも困りますから耐震等級はレベルが高い方が断然良い筈です。ただ、先程書いた通りで古い建物でも頑丈な住まいはあります。数字だけでは語れない、木組みによる「総持ち」の技を日本人は知っています。なので、過去を断ち切らずに、過去と今を融合させて未来へ繋げる事を考えたいものです。
そこで、写真は先週の土曜日に製材所見学をした後で、お客様とピクニックをさせていただいた御所野遺跡です。建築費500億円の息子さん、絵になっていますね(笑)。木組みは、この時代から連綿と続いています。
※今日は、山田へ支援物資をお届に向かいます。行くのは、田村と小林です。
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今日は見学会
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2011/6/12
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昨日は、一戸町で製材所見学をさせていただきました。今週は二回目です。見学中は天候に恵まれて晴れていましたが、行きは雨がちらほらとして帰りは土砂降りでした。今日はと云えば、朝から気分良く快晴です。太陽が大好きで、太陽と共にあり、今日の完成見学会会場のお住いにも太陽熱パネルが設置されています。空気ヒートポンプも凄いけど、一度電気を作ってからその電気でお湯を作るのだから、直接太陽の熱でお湯を作って、不足分だけを現状では灯油やガスで補う方法も、ヒートポンプと似たような考え方です。エコキュートの寒冷地型で、太陽熱と連動する安価なものがあればいいのですが、残念ながらありません。
書き出すと長くなるので、話題は完成見学会です。今回は、午前10時〜午後1時までの3時間だけですが、昨晩の日記でも支援物資のお願いをさせていただきました。可能な方のご支援をお願い申し上げます。内容は、下部にスクロールしていただくと書いてありますので、よろしくお願い申し上げます。
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山田へ支援
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2011/6/11
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またまた急なお話で申し訳ございません。来週山田町へ支援物資を届けに向かう事になりました。と云うのは、昨日有り難い事にオムツやコンタクトレンズの洗浄液などをたくさん託されました。そして、当社で建築いただいたお客様とのご縁で、山田方面にて受取りいただける事になりました。明日は完成見学会ですが、もしもお気持ちの支援物資がございましたら、一緒にお届けさせていただきたいと思います。ただ、古着などは仕分けに困る場合がありますので、消耗品などの方が必ず役立つ状況だと思われます。自転車などのお話もいただいているので、そうした閃き支援物資は有り難いです。急で済みませんが、宜しければご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
O様本当にありがとうございます。しかも、名を伏せての見返りの無いお気持ちの品々を・・・お心お届けさせていただきます。行き先は、被災された方へ直接の有効なる支援品となる筈です。
見学会は、10:00〜13:00です。会場は「杢創舎情報」をご覧いただければ幸いです。
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東屋にて
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2011/6/11
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高松の池で撮影した写真です。杢創舎の事務所は住宅地の中で、迷路みたいな場所にあって、事務所としては不便かもしれません。でも、5分歩くと高松の池があるので安らぐにはいいところです。でもいつかは、作業場兼用の事務所が必要ですね!その時は、土と木と石に草のある事務所を造れるように頑張ろう!(笑)。陽を受けて水を溜め、花が咲く場所での火のある暮らしなら素敵です。東屋を、体を包み込むような風が気持ち良く吹き抜けていました。
明日は、日詰のお住まいでの完成見学会です。「現場便り」のコーナーで、工事中の様子や完成の雰囲気をご紹介させていただいていました。大屋根平屋で屋根裏2階タイプの楽しいお家です。午前10時から午後1時までの短い時間の見学会ですが、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
※昨日、突然の支援物資を大量に預かってしまいました。コンタクトレンズの洗浄液やオムツに粉ミルクなど消耗品でした。至急、連絡を取って届けに行く予定を組みたいと思います。O様、ありがとうございました。そう云えば、自転車をどうですか?というお話もいただいていました。当方にそうしたお話をいただくとは、なんか嬉しいですね。でも、辛い出来事です。乗り越えなければなりません。出来る事を頑張ります。
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木々の緑
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2011/6/10
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子供の頃に、空を見上げると太陽が眩しくて、ジンジンと音さえ感じた季節を思い出してしまう写真です。あの頃は、ただ暑いとしか思わず、その暑さはけして不快では無く、案外嬉しくて気持ちはのびやかだったように思います。大人になり、天気予報で岩泉町が地域一番の暑さを記録し、時には全国でも一番の暑さになる事も有る地域だと知って、子供の頃のあのジンジンとする音を思い出してしまいます。これから梅雨が来て、それからが夏の本番ですからまだまだこれからなのですが、弊社の地下室は涼しすぎて暑さが待ち遠しいのです。地下室の冷気をどうにか上部に上げる事ができればと、もくろみだしている今日この頃です(笑顔)。
※5月の連休明けから取り組んだ、水回りの改装工事が完了しました。廊下を後日バリアフリーに直す事を考慮して、今回は前回通りに≒4pの段差が建具の所に出来ました。我が家は、そうした部分が無くバリアフリーなので、私は何度も足がその段差にぶつかり痛いのです。でも、何時もそうしたお住まいに暮らしている人は、体が覚えていて「ひょいひょい」と普通に歩いていました。案外そうしたものなのですね・・・バリアフリーに越した事はないのですが、日々の体の記憶という事へも目配りしながら色々な側面で検討する事があってもよさそうです。無防備でなければ、そうしたものだと体に記憶しながら問題なく暮らせる場合もあるとのお話でした。
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百合の木
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2011/6/9
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高松の池で、何時も会う「百合の木」(ユリノキ)です。太い幹に、小さなチューリップの花の様な葉っぱが出ているのを見つけて、撮影しました。拡大写真なので、本当は小さくて取れてしまいそうな可愛い葉っぱです。上の枝に茂る葉は、この数倍大きくて大人の手の平ぐらいはあります。花も高い枝の上の、茂った葉の間に咲くので、とても気付き難くくて届かないそうですが、花からは多量の蜜がとれるらしいです。北アメリカ原産で、昔インディアンはこの木を切り倒してカヌーを作ったため、今では大きな百合の木はなくなってしまったのだとか・・・公園を散歩すると、身近に何気なく立つ木にも色々と種類が豊富で、植えた人の気持ちを感じます。二日間の歩きから、もう時間が無くて歩く暇の無い毎日の様な?本当はやる気になれば歩ける様な、曖昧な日々ですが、こうして木の事を書いていると直ぐにでも出掛けたくなります。自然界は、面白くて不思議で分からない事ばかりで魅力的ですね(笑顔)
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製材所見学1
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2011/6/8
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昨日は、お客様と製材所を見学させていただきました。(今日は5ページ、↓に続きます。)
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製材所見学2
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2011/6/8
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地域に根差した年月を感じる製材所の床です。 (↓に続きます。)
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製材所見学3
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2011/6/8
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製材所見学の後で、御所野縄文遺跡を見学しました。(↓に続きます。)
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本日2回目
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2011/6/7
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本日二回目の更新です。今日は、お客様と製材所見学の後で、御所野縄文遺跡を見学させていただきました。とてもいいところです。皆様のご見学をお勧めいたします。お弁当持参が特にお勧めです(笑)。
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草光の夢
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2011/6/7
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「おはようございます。」と声を交わしながら、丁度いいぐらいの人達が散歩する、朝の高松の池の片隅です。歩道から少し離れた誰もいない静かな空気の中で、遠くから聞こえる人々の交わす挨拶が小鳥の鳴き声に変わり、太陽が織りなす小さな風景がありました。草の中から光が湧きあがるかのような輝きと静かさが、この場所だけを別な空気で包みこんでいる様です。
雑草の本を読むと、自然界の中はとても不思議な楽しさで溢れています。光合成を成し遂げた植物のメカニズムの解明が進めば、循環するエネルギーを手にできるかもしれないワクワクした気持ちにもなります。二酸化炭素を吸収して酸素を造り出すのは、樹木のみならず雑草もまた同様で、ススキやエノコログサなどはほぼ100%太陽光をエネルギー変換させている代物とかで?身近に面白いものが沢山あります。この輝きが、未来への希望だとしたらと夢膨らみます。小さな草の夢の光は、今日もどこかで静かに輝いています。
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岩洞湖
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2011/6/6
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日曜日は、久々に岩泉町での打ち合わせでした。写真は、帰り道の岩洞湖で撮影しましたが、中央の遠くに見える山は姫神山の頂きです。ここは、角度良ければ姫神山と岩手山が並んで見える事もある場所です。湖面に揺れる、沈む夕日の輝きもカメラに納めて戻りました。そして、天峰山にも寄り道すると、宵の口にシルエットを浮かび上がらせる岩手山にカメラを向けている人達が数人いました。出来れば駆け足ではなく、ゆっくりとした時間の中でのんびりしたいものです。歩くようになって、そうした気持ちが更に強くなりました。ただ、情けない事に足がかなりの筋肉痛で・・・だから、今日も歩こう!(笑)
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歩く歩く
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2011/6/5
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昨日は、松園のお打ち合わせにも往復歩いてみました。16,025歩で往復9.2kmを≒2時間で歩き、322kcal消費の体脂肪率削減たったの23g(笑)で夜はビールをその何倍も飲んで・・・これではいけない!と思いながら気分良く飲めます。しかし、よっぽど体がなまっています。まずは、足が棒の様になりました。足の指先も靴摩れで痛くなりました。これではあまりに恥ずかしいので、なんとか毎日歩こうと思います。歩きながら、街路樹を見るとアメリカフウ(モミジバフウ)と書いてあって、本を開いて該当ページを探すと、原産地が北米で、大正時代に渡来し街路樹・公園木などとして普通に植栽され、秋の紅葉が特に美しいなどと何度も頭の中で繰り返して暗記しながら歩いていると、黒石野のお客様とばったりお会いして、笑われてしまいました。
もしも、皆が歩いたり自転車で移動する程度の距離と時間の中で仕事をする時代に戻ったら、世の中はどうなるんでしょうね?パソコンで仕事が出来る人はあまり問題はありませんが、現場の方は大変です。間違いなく日々の出来る事が10〜20km圏内と限定されますから、やはり車社会からの脱却は現在不可能ですね。そうなると、せめて空気と風で動く重力反動浮力推進車があれば!などと、途方も無い事を想像して真面目な顔で歩く私は変でしょうね(笑)。一つだけ悩みが解消されたのは、やはり今出来る事は、目の前のやれる範囲の仕事をきちんと丁寧に取り組もう!歩きながら、歩く限界や楽しさを感じて、自然とそう思いました。
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歩く
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2011/6/4
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軽トラが滝沢に置いてないのでダンボールを捨てれないと、滝沢の作業場で言われたので、軽トラで作業場に向かった私は「では、置いてゆこう」と、そのまま軽トラを置いて歩いて盛岡市上田堤の事務所まで向かいました。天気も良かったので、気分良く歩くと猛スピードの車の数々・・・一つ間違えば必ず死にますね・・・歩道も途切れ途切れで僅かしかなく、四十四田ダム湖畔を廻り込む道は、歩く人の為には出来ていないのが分かりました。歩きながらワラビを見つけると採ってみましたが、こんな事してたら何時間掛かるのかと諦めて、急ぎ足で歩きはじめても、今度は道端の雑草を見ると、どれがどれと名前が分からないものばかりで・・丁度手にした本をその場で開いても同じものが無く、やはり分かりません。こんな事していたら1時間が過ぎてやっと小鳥沢近辺の橋まで辿り着きました。湖畔が綺麗なので、カメラを向けたりしていると太陽は沈み始めて焦りが・・・そこで専務に電話すると、丁度長男を学校に送る途中だったのでそのまま拾ってもらい、無事帰宅しました。携帯電話で測る歩数は12758歩、歩行距離7.3kmの226kcal消費との事でした。たった226カロリーですが、少し満足して今日も歩こうと思います。
歩くと景色が違いますね、息づく自然の風景に癒されます。植物の名前を覚えると益々楽しくなる筈です。出来るだけ歩こう!と決めました。写真は玉山の農地道ですが、ここは岩手山も姫神山も望める良いところです。田んぼに植えられたばかりの稲が、風に押されながら踏ん張っている姿に魅かれての一枚でした。
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テーブル
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2011/6/3
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板倉のお住まいに納められたミズナラのテーブルです。足は栗の端材ですっきりと仕上がりました。あらためて、大工さんは何でも出来て凄いと思いました。日々、道具の手入れに余念の無い仕事をしているからこそだと思います。そうした仕事や家造りの場を繋ぎ続けるのが私の役割であり、働き易い場を造り上げる設計や監督の陰の地道な努力あってこそです。やっても、やっても、怒られる辛抱の連続の中で人は育ちます。これは大工の見習いも同じで、辛抱と努力を奏して「忍」という言葉があるとも感じられます。現代に通用するかどうか不安にもなりますが、杢創舎は未だにそうした古風なところがあります。でも、陰湿なイジメや窓際への追いやりなどはありません。皆が出来る事を一生懸命に取り組みます。不要な人は当然居ないし、考えれば考えるほどやる事はあって、日々仕事内容に変化があります。中卒だろうが大卒だろうが出来るチャンスは一緒です。このテーブルを見ていたら、そんな雰囲気を感じてしまいました。年季という言葉は、千の年月を八方へ広げて次の世代(子=弟子)へと繋いで行く事だと思うこの頃です。なのに、世の中が何故職人技が無くなる方向へ向かっているのかだけは、未だに理解できません。
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自然の色
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2011/6/2
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マクロ撮影はあまり上手ではないので、なにかテクニックが必要だと思い、デジカメの取扱説明を探したのですが出てきません・・・そっか!手軽に写せるので詳しく読みもせずに今まで使ってきたんだと、今更ながら自分に呆れて可笑しくなりました。でも、こうなると他の事が手に付かず、一度止めてもまた探し始めて落ち着きません。本当は、やらなければならない事が大量にある筈ですが・・・結局今朝になり手近の箱に後で読もうとして大切にしまってある事を思い出し、やっと出てきましたが大した事は書いてありませんでした。
写真はマリーゴールドですが、太陽の光を浴びて、いろいろな色を鮮やかに花咲かせる自然の不思議さに惹きつけられます。
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水無月
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2011/6/1
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2011年も中間月となりました。内陸の私には早すぎる気がしますが、被災地の人たちはとても長い2ヵ月3ヵ月と話していました。写真は、我が家の小さな花壇で咲くマーガレットやデージーです。日当たりが悪いせいか?小さな虫がたくさんやってきて食い荒らしてしまい、染みが付いた様な部分が増えてしまいました。寒いせいかハチもやってはきません?今年は本当に変だな〜と嘆いても仕方ないのですが、口元が「今日も寒いのか・・」と、つい呟いてしまいます。虫よけにマリーゴールドを植えてみました。効果が出るかどうか分かりませんが、花が増えると段々と花壇らしくなって益々なにか植えたくなります(笑)。良く見ると、雑草すらあまり増えないので土地が良くないのかもしれません?が、ハーブは元気です。毎日花壇を覗く今日この頃です。
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アッツザクラ
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2011/5/31
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昨日の雨と強風の中で耐えていたアッツザクラです。花の名前があまり分からない私ですが、最近花辞典を手にするようになりました。原産地は南アフリカ共和国のドラケンスバーグ山脈周辺の高原との事で、和名は太平洋戦争中にアッツ島で日本軍が玉砕したことを悼んで「アッツ桜」としたとか・・・(この説が多いらしい?ヘーそうなんだ〜)
植物の世界は不思議ですね。世界中に原産地が散らばるのに、外来種襲来と騒動もするし、島国特有の現象でしょうか?学術的な事は全く分からなくても、美しく咲く花を見るのは楽しいですね。今日は、晴れればいいな〜
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伝説
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2011/5/30
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かつてリツヤベイに住んでいたインディアン、クリンギット族の伝説、それはリツヤベイの入り口の海底に潜む怪物、カア・リツヤの伝説。カア・リツヤは、この近海に近づく者があれば、山から岩を落とし、海からは大津波をたて、海中に沈めてしまうのだという。伝説は語り継がれながら、長い時が過ぎ、クリンギット族はこの土地から姿を消していった。彼らは知っていたのだ。はるかな昔、カア・リツヤが本当に姿を現した事を、そしていつか再び、その日が来る事を・・・
1958年7月9日PM10:16、フェアウェザー山が動いた。激しい地震とともに、9000万トンの岩が落下し、氷河は割れ、高さ40mの大津波が時速160kmのスピードでリツヤベイを駆け抜けていった。入江に錨を降ろした漁船が20mの木の上まで運ばれていた。翌日、リツヤベイの上を飛んだ米国地学協会の学者は、この世の終わりの様な光景だったと後に語っている。
これは昨日読んだ、星野道夫さんの「旅をする木」からの引用で実話です。人間の歴史は、ブレーキのないまま、ゴールの見えない霧の中を走り続けている。だが、もし人間がこれからも存在し続けてゆこうとするのなら、もう一度、そして命がけで、ぼくたちの神話をつくらなければならない時が来るのかもしれない。とも書いてありました。物語は真実であり、自然とともに暮らし、地球の微動は繰り返す事を知るからこそ、忠実にインディアン達は生きてきたのだと、震える様な思いでこの本を読みました。(別なページには、ときめきもありました。)
今の時代にも怪物は海に潜み、妖精や天使は太陽とともにあります。人は、物語を語り続けなければならないのです。そして、山にも神話があります。私たちは、思い出さなくてはならないのです。たぶん・・・
※陸前高田市消防団さんのホームページです。今、必要な支援品など書かれていますが、衣装ケースが欲しいそうです。お一人少しずつでいいのでと書いてありました。優しい文面を感じます。ご支援いただける方は、是非お願い致します。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
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ポルシェ
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2011/5/29
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運転手役の私は、帰り道の長距離を考えると一休みしたくて、駐車場で一人昼寝をしていました。5月後半ですが太陽はまだまだ柔らかく、縁側のそれに似た優しさを感じて、人目も気にせずネコの様にグタッーとしていると、うっすらとした感覚のなか、なにやら外からお腹に響く小気味よいエンジン音がして、益々心地よくついに無防備で寝込んでしまいました(笑)。30分ほど寝たでしょうか?起きると私の車の横に人だかりができているです・・・駐車場警備の人達の談笑が聞こえて、ポルシェのエンジンがどうしたと盛り上がっています。私も車から降りてみると、これです!一度も乗った事は無く、今後も乗らないと思うけど、我が愛車と並んで停まるのもそうは無いと思うので一応カメラを向けると、子供の頃の911で盛り上がった記憶が甦ります。確かに、小中生の憧れの対象です(笑)。
本当の縁側で昼寝をしたいけど、今はなかなか無いですね〜
※陸前高田市消防団さんのホームページです。今、必要な支援品など書かれていますが、衣装ケースが欲しいそうです。お一人少しずつでいいのでと書いてありました。優しい文面を感じます。ご支援いただける方は、是非お願い致します。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
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※薪情報更新しました。セッカ(丸太の製材時の外側の丸い部分)など、殆ど無料で差し上げます。長いので、ご自身で小割り出来る方でないと大変ですが、良く燃えます。ケヤキ材の薪は現在準備中です。現場が忙しくてなかなか手が廻りません・・・
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日詰の現場
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2011/5/28
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6月12日に完成見学会を予定させていただいた日詰の現場からの写真です。「現場便り」でも、工事経過や内部の雰囲気を今後ご紹介させていただきますので、宜しければご覧ください。
※購入した土地に積み置かれた古材を購入しての、新旧融合させる構造となりました。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。今、必要な支援品など書かれています。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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生活必需品
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2011/5/27
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この写真に凝縮されているのは、生活必需品です。もしも無ければ原始的な生活を余儀なくされるかもしれません。まずは、電気のコンセントです。そして水。洗濯機も無ければ生活の大半を手洗に費やす事になります。洗濯には洗剤が必要で、お風呂に入る石鹸やシャンプーが無ければ、体中が痒くて疲れが取れません。精神的に嫌になります。なので、お風呂は日本人にとって癒しの場であり、明日への活力となります。そうなると、こうした雨風を凌ぐ場所も当然無くてはならない器です。生きる為には食糧ですが、生活が出来てこそ生きる力が湧きます。無くて頑張る人達に疲れは見えますが、逆に優しさや強さを感じます。有り余る側の人達に笑顔は見えますが、何かが無くなる事を恐れている気がします。この写真を見ると、今の自分の生活は既に満たされていると思わずにはいられません。日々の生活に感謝しなければ、沿岸の人達に申し訳ないと思います。そして、自分に対して自分が言うのですが、住宅建設を生業とする者として、本当に必要な住まいとは何かを考える時だと思います。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。今、必要な支援品など書かれています。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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忘れ得ぬ記憶
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2011/5/26
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陸前高田市に軽トラを届けてきた森君からの写真のなかに、この一枚がありました。毎日日記を書き続けて、今度の7月で4年となりますから、≒1400回も誤字脱字を繰り返してしまいました。時には家族の事なども書いて、完全に私物化している杢創舎日記なので、別に現場便りなど建築のみの情報日記も開始していますが、何時しか振り返る時に、決して忘れ得ぬ記憶として残るに違いない今を生きています。復興への勇気と希望を花咲かせ、一つだけだった花が何時しか一面に黄金色の輝きへと開花し、大人も子供も老人も赤ちゃんも満面の笑顔で暮らす風景を夢見ます。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。水道が復旧した今でも沢水のお風呂の方がポカポカして良いんです。と話していただきました。そして、お風呂に入りに来てくださいと誘われました(笑)。必ず行きます!(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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軽トラック
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2011/5/25
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陸前高田市消防団高田分団さんへお届けさせていただいた軽トラックです。先週の土曜日に森と極真会館の松村指導員さんが届けてきました。縁あってこそです。こうした繋がりのなかで、今後も出来る事を精一杯頑張らせていただこうと思います。フロントに張り込まれた、「地上最強」のステッカーに籠る思いは一つ、頑張ろう東北!地域の為にとことん走れ軽トラ極真号(笑)。
でも、被災地の方々は既に頑張っています。本当に頑張らなければならないのは我々の方だと思うのです。今日は、多くの皆さまから託された義援金を軽トラの諸費用として郵送させていただきます。集まったお金は3万円となりました。義援金をいただいた皆様、誠にありがとうございました。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。水道が復旧した今でも沢水のお風呂がポカポカして良いんです。と話してくれました。そして、お風呂に入りに来てくださいと誘われました(笑)。必ず行きます!(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
※軽トラを提供いただいた、成和自動車板金塗装工業(有)さんです。無理を言って、早く納車してもらいました。支援は時期も重要ですから、快くご理解いただいて感謝です。ありがとうございました。
http://nttbj.itp.ne.jp/0196361214/index.html
※軽トラ購入費用をご支援いただいた極真会館岩手道場さんです。何度も何度もご支援いただいて、大感謝です!これからもよろしくお願い申し上げます。極真精神素晴らしいです。皆さま、よろしければ極真会館さんの応援もお願い申し上げます(笑顔)。
http://blog.livedoor.jp/kyokushin_iwate/
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年輪
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2011/5/24
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杉は長生きする木ですが、それでも160年となると大迫力です。特に、人が植えたものはその植えた時の間隔により年輪が違います。写真のものは年輪の間隔がとても密で、こうした樹木からいただく材は良材となります。この伐り株の杉を南部藩時代最後の時期に、まさか時代が変わるとは思わないで植えたのかもしれません。もしくは、良い時代になることを願い植えたのかもしれません。明治大正を見つめ太平洋戦争の悲劇も超えて、昭和の時の流れの速さも知り、平成の大震災の僅か数カ月前の大雪で孤独なその生き方を終えて、姿を木材と云う形の分身に変えて人々の中に無言のまま旅立ちました。私たちは、自分たちの為だけに家を建てますが、こうして自分の家に使われる木材がどこから来たのかを知る事が出来れば、価値観が大きく変わるのではないでしょうか?残念ながら、この160年生きた杉の行く先は分かりません。多くの材にまぎれてしまうかもしれません。逆に手にした人が大切に扱うかもしれません。そう、木材は無言で問いかけます、手にした人の心が映し出されるのです。
澄んだ空気の中で、鳥たちのさえずりと爽やかな風が通り過ぎて行きます。一瞬の静けさと、妙な懐かしさが同時にやってきて、幸せな気持ちで満たされました。ここは秘密の場所です。大切な人をここにご案内させていただくのが最近の楽しみです。
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見学会にて
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2011/5/23
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昨日は、板倉の完成見学会を無事開催できました。小広告(HPと手紙だけ)にも関わらず、多くの皆様にご来場いただいて大変有り難く、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
そして、昨日までの間で皆さまからご支援いただいた義援金の総額は¥18,750です。大変ありがとうございます。そして、なんと私たちへ貯金缶のプレゼントまでもいただいて、中には¥5,555(硬貨の貯金でしたので、偶然でしょうか?)と、「がんばれ東北」「ファイトファイト岩手」「皆で乗り越えよう」「フレーフレー杢創舎さん」と書かれた折鶴が入っていました。ありがとうございます。ほんとうにありがとうございます。そうです、皆様のお気持ちを込めて、今回は陸前高田市消防分団高田分団さんへ軽トラの諸費用として送らせていただきます。
見学会の会場では、ロフトで遊ぶご家族のお姿もあって、明るく楽しい一日でした。重ねて御礼申し上げます。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。水道が復旧した今でも沢水のお風呂がポカポカして良いんです。と話してくれました。そして、お風呂に入りに来てくださいと誘われました(笑)。必ず行きます!(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
※軽トラを提供いただいた、成和自動車板金塗装工業(有)さんです。無理を言って、早く納車してもらいました。支援は時期も重要ですから、快くご理解いただいて感謝です。ありがとうございました。
http://nttbj.itp.ne.jp/0196361214/index.html
※軽トラ購入費用をご支援いただいた極真会館岩手道場さんです。何度も何度もご支援いただいて、大感謝です!これからもよろしくお願い申し上げます。極真精神素晴らしいです。皆さま、よろしければ極真会館さんの応援もお願い申し上げます(笑顔)。
http://blog.livedoor.jp/kyokushin_iwate/
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完成見学会
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2011/5/22
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本日は、古舘駅裏にて完成見学会を開催させていただきます。今回は、手紙のご案内と弊社ホームページのみでの見学会情報でした。建物は完全なる手造りです。見学会もそうした事で小さな家族的な雰囲気で開催させていただきたいと思います。実は、私は最後の仕上げをまだ見ていませんが、届く報告や写真を見て、お客様がご友人の皆様と床掃除や桐油塗りをしたお話を耳にしながら安心して見学会に望む事が出来ます。その代り今回の軽トラ支援活動や各部に納まる部材の確保などに専念できました。被災地支援も皆の力があればこそと感謝しています。なので、私も今日の見学会で板倉の仕上がりに見て触れるのが楽しみです。現場便りでは、正面からの全景を掲載させていただきますので、現場便りも覗いて見ていただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
※軽トラを陸前高田市消防団高田分団さんへ無事届けました。ご支援いただいた皆さま、誠にありがとうございました。特に、義援金をいただいた皆様、今後必要となる諸費用に使わせていただきます。これからもよろしくお願い申し上げます。
※陸前高田市消防団さんのホームページです。水道が復旧した今でも沢水のお風呂がポカポカして良いんです。と話してくれました。そして、お風呂に入りに来てくださいと誘われました(笑)。必ず行きます!(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
※軽トラを提供いただいた、成和自動車板金塗装工業(有)さんです。無理を言って、早く納車してもらいました。支援は時期も重要ですから、快くご理解いただいて感謝です。ありがとうございました。
http://nttbj.itp.ne.jp/0196361214/index.html
※軽トラ購入費用をご支援いただいた極真会館岩手道場さんです。何度も何度もご支援いただいて、大感謝です!これからもよろしくお願い申し上げます。極真精神素晴らしいです。皆さま、よろしければ極真会館さんの応援もお願い申し上げます(笑顔)。
http://blog.livedoor.jp/kyokushin_iwate/
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南部藩植林
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2011/5/21
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昨日は、百六十数年前に植えられた杉の林をご案内いただいて来ました。岩手大学滝沢演習林の中にあります。≒160年前と云う事は、南部藩で植林した事になります。一瞬、神社の境内にいるかの様な錯覚を感じるほど神々しい雰囲気に圧倒されました。そして、空気が違います。清々しさとはまた違う柔らかく優しく、深呼吸しなくても体一杯に満たされる美味しい空気感(笑)に驚きました。そして、雪害で倒れたその一部のあまり良くないトビ腐れと呼ばれる部分を25m3分購入させていただきました。普通の製材関係者では購入しない部分だと思いますが、でも、でも、でも、手にするだけで幸せです。如何に生かすかはこれから考えます。溢れる感謝の気持ちに包まれた幸せな日でした。
※本日、軽トラを陸前高田市消防団高田分団さんへ届けに向かいます。車を支援いただいた、成和自動車板金塗装工業さんと極真会館の皆さま本当にありがとうございます。そして、義援金をいただいた皆様、今後必要となる諸費用に使わせていただきます。ありがとうございました。
※陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
※成和自動車板金塗装工業(有)さんです。
http://nttbj.itp.ne.jp/0196361214/index.html
※極真会館岩手道場さんは、リンク集でもご紹介しています。
http://blog.livedoor.jp/kyokushin_iwate/
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楔100年前
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2011/5/20
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正確には不明ですが、≒100年ほど前の車知栓継の楔です。綺麗なまま歪んでもいませんでした。素晴らしい技術です。弊社では今でも使用している仕口です。なので、大地震でも耐えました。もちろん金物の住まいも耐えました。違うのは、歪みの戻りが木の方が高く、金物は一度伸びると隙間が出来てしまいます。構造合板だけの住まいは、結構被害が大きく出ている情報もあります。特に擁壁など造成地の崖側などや、液状化を発生し易い土地など顕著です。残念なのが、ルナファーザーです。ビニールクロスに比べて伸びが無いので、切れやすい傾向があります。構造問題が無くても仕上げにヒビが出来ると見た目良くないですから、直す際にはチャフウォールを塗布しています。若しくは張り替えです。それでも、健康や環境を考えるとビニールクロスは使用したくはありません。お勧めは、シラス壁です。びくともしません。そして真壁が本当は一番です。お勧め出来ないのは○○フォーですね・・・ごめんなさい!
※いよいよ明日、軽トラを陸前高田市消防分団さんへ届けに向かいます。出発は13時となりますが、せっかく搬送可能な車ですから、支援物資も積込可能です。下記の公式HPに書いてある支援物資リクエストによれば、大きめの子供服はまだ必要との事でした。出来るだけ綺麗な服を届けたいですね。消耗品や飲み物などはその都度無くなるので無駄にはならないと思いますし、これからは夏用のタオルケットなども必要そうです。
車を支援いただいた、成和自動車板金塗装工業さんと極真会館の皆さま本当にありがとうございます。そして、義援金をいただいた皆様、今後必要となる諸費用に使わせていただきます。ありがとうございました。
※陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
※成和自動車板金塗装工業(有)さんです。
http://nttbj.itp.ne.jp/0196361214/index.html
※極真会館岩手道場さんは、リンク集でもご紹介しています。
http://blog.livedoor.jp/kyokushin_iwate/
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太陽光
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2011/5/19
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普段の生活の中でも、こうして時折通る高松の池の太陽のきらめきに癒されます。今朝は、太陽光発電発電量の資料付きメールが届いて、癒されました(笑)。
使用量 521kwh(お客様が昼夜使用した総電気量)
購入量 426kwh(東北電力様が購入した総電気量)
との事で、使用量が少しだけ多いのですが、売電単価が48円なので、売る方の電気代金が買うよりも≒2倍になります。その為、振り込まれる費用と使用した電気料金の差額は1万円を超える収入です。この制度は、22年度が一番良くて次第に単価は下がる予定ですが、今後は震災の影響でどう変動するかは分かりません。でも、お金ではなく自然エネルギーでの効果が素晴らしいです。
※軽トラを陸前高田市消防分団さんへ提供する準備に取り掛かりましたが、整備工場さんからの連絡待ち状況です。購入費用全額を寄付いただく予定の極真会館様には、心より感謝申し上げます。また、諸費用として義援金をいただいた皆様、本当にありがとうございます。もう少しお待ちいただければ幸いです。
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ボランティア
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2011/5/18
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陸前高田市消防分団で、ボランティア活動していた貝塚さんが、北海道に戻る道中に作業場に立ち寄ってくれました。前日には龍泉洞へも足を運んでくれたそうです。貝塚さんは、森君の友人でシンガソングライターですが、皆さん「J・C」と呼んでいるとの事でしたので、そのJ・Cさんから酔仙酒造の幻の焼酎(津波から残った一瓶)をお土産にいただきました。大切にします。私も軽トラを早く届けたいですね。現在納車の連絡待ちです。
※陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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無題
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2011/5/17
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気が付くと5月も半ばを過ぎてしまいました。普通の毎日が、何故か不安を感じてしまいます。あの日以来・・・見上げたらこの光景がありました。山は、まだまだ冷たい風ですが、良い風が吹く事を願い待ちます。
※軽トラを陸前高田市消防分団さんへ提供する準備に取り掛かりました。購入費用全額を寄付いただく予定の極真会館様には、心より感謝申し上げます。また、諸費用として義援金をいただいた皆様、本当にありがとうございます。現在手配中なので、いよいよ届ける事が可能になりましたら、ご報告させていただきます。よろしくお願い申し上げます。
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年数度の休み
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2011/5/16
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なんとなく疲れが溜まってきたので、昨日は久しぶりに休んでしまいました。そこで、三光楼大工さんに教わった山へ行くと、ワサビが取り放題です。これ、本当に美味しいんですよね〜。新鮮な空気もお腹一杯吸い込んで、リフレッシュできました。帰りの道路脇で、タラノメを少しだけ収穫しながら気分良く戻りました。適度な量で満足です。また来年も行きたいですね。年配の山を知る大工さんと仲良くすると、こんな良い事があります(笑)。そして、今度はそれを自分の子供たちに教える事で、山の大切さを伝える事が出来ます。人が丁寧に手を掛けた山からの恵みの方が多いのです。山を大切にする事は、山の恩恵をいただく事に繋がります。
※陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
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仮設住宅
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2011/5/15
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宮古浄土ヶ浜の仮設住宅です。ミ○○ホームさんが請負っていました。盛岡の水道屋さんも見かけましたね。宮古の工務店さんの提案が受け入れられていれば、多分ここに被災した建物の木材を利用したチップボードが使われたと思うのですが、仕方が無いですね。沿岸を走ると、さまざまな仮設住宅を見かけます。解体して再度使えそうなプレハブが大半ですが、案外大変そうなのが電気水道ガスなど配管絡みの工事です。人が生きる為に必要なものが凝縮された住まいですが、浄土ヶ浜の駐車場に建てられているので、車など通う足の確保(車など)が必要だと思うので、生活はまだまだ大変だと思います。
※陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
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解体OK
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2011/5/14
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昨日は、突然の急用で区界から宮古へ出て、田老〜岩泉町そして岩洞経由で盛岡まで戻ってきました。宮古市に入ると市役所近辺は大分片付いていましたが、多くの建物に「解体OK」のペンティングが・・・そして、「ありがとう」や「さようなら」のメッセージが残されていました。田老の何も無い風景とも違う異質な空気感に何も出来ない無力感で辛くなります。そして、田老のまるで何も無い光景には、以前の街並みを知るだけに涙が自然と溢れてしまいました。完全に壊れたガラスの無い建物なのに、ガソリンスタンドを開いて、明るく小走りで給油しているではないですか・・・それでも、町は無いという印象が強いのですが、復興を信じます。
※昨日の軽トラですが、極真会館岩手道場さんから連絡がありまして、道場生の皆さまから集まった義援金をそのまま購入費等としてくださるとの申し出を、有り難くいただいてしまいました。他にも数人の方々からのご連絡もあって、購入時の諸費用にさせていただければ幸いです。なので、小さな単位での支援をもう少しいただければ幸いです。
※陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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公園への道
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2011/5/13
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ソメイヨシノは葉桜になりかけて、八重桜やシダレ桜が咲く高松の池へと続く公園の歩道です。この逆側からの景色は絶景ですが、そこまで歩をすすめずに戻りました。
昨日、私と同様に、いや私以上に被災地で支援活動されているお客様とお話ができました。被災地にて一緒に仕事をした後で、他の方にあの人の家族は流されたのですよ、とのお話し聞いた話題になると、お互い目が潤んでしまいました。復興のプロセスの無い作業は、ただ出来る事をこなすだけで2カ月がとても長く感じるそうです。ほとんど変わらない遅すぎる長すぎる現状は、大きな牽引力不足なのだと思うしかありませんでした。ただ単なるインフラ整備では、今後の改良の妨げになる懸念もあるそうです。こうして、支援側の職員の方の中にも、心を痛めている人が大勢いらっしゃいます。一度、県民全員でネットでも良いから一緒に話し合う場があればと、妄想しています。皆で数日仕事の手を止めて、話しあう機会などそうは無いのではないでしょうか?
ところで、陸前高田市消防分団さんへ軽トラを提供出来れば、支援活動の大きな力になります。30万で状態の良い軽トラを提供してもいいですとのお話がありました。このホームページを見て、資金応援いただける方は、ご連絡をいただければ幸いです。軽トラは、整備工場の社長さんの所有で新しいものらしいです。¥1,000の義援金なら300人、1万なら30人、長く直接的に使用される有効な支援車両になる筈です。宜しければ、是非ともお願い申し上げます。
※陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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松園の窓から
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2011/5/12
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昨日の夕方、外構工事途中で人手不足を理由に工事中断をお願いしてしまった(汗)松園のお客様のところへお伺いすると、大きな窓から見える夕日がこの通りでした。絶景です。毎日ここで暮らせるお客様が羨ましいです(笑)。来客も何故か毎日絶えないとかで、進まない工事に私の当初の焦りも無くなり、土留めに丸太を使おうとか、塀では無く薪棚にしようとか、新たな案に目を輝かせながら、お客様と盛り上がってしまいました。
※陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
※被災地用の軽トラ情報依頼のブログです。(私が、無理をお願いしてしまいまして・・・申し訳なくも、有り難いです。良い情報が集まる事を期待しています。)
http://blog.livedoor.jp/kyokushin_iwate/
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高松の池
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2011/5/11
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仕事中のほんの一瞬だけ高松の池で休憩しました。池に浮かぶ桜の花びらが、水面を走る風の流れを伝えてくれました。海とは違い、荒れる事のない湖面の穏やかさを見つめながら脳裏には、被災地へ行った回数分以上の衝撃がまだまだ失せる事は無く鮮明に思い出されてしまいます。でも、各所で生きる人達から受ける強さとパワーは、何事があっても前を向いて生きる事の大切さを実感として教えてくれました。
陸前高田市消防分団屯所脇のお風呂は昨日完成して、初風呂だったそうです。森から届いた転送メールを見て、心底嬉しくなりました。本当によかった〜でも、まだまだこれからです。
また、仮設住宅建設に向かう多くの職人さんも、同様にそこで暮らす人の話題を密かに聞いてホッとするに違いありません。その中には、電気や水道を工事する人達もいます。感謝です。
※陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
※被災地用の軽トラ情報依頼のブログです。(私が、無理をお願いしてしまいまして・・・申し訳なくも、有り難いです。良い情報が集まる事を期待しています。)
http://blog.livedoor.jp/kyokushin_iwate/
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登校
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2011/5/10
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自転車通学している三女です。初めて、エレキを背負い登校して行きました。我が家は音痴の方が多いので、長く続けばいいな〜と多少なり心配ですが、音楽が出来るのは羨ましいですね(笑)。但し、高校に入学してから勉強した日を見た事が無いのが心配です。まッ、毎朝元気に「行ってきますー」と出掛けるので、良しとしましょう!
本人は、頭悪いと言いますが、怒られたり文句を言われた時の、反発する切り返しはとても切れが良く、専務はタジタジです(笑)。そういうとこだけは、父親に似たと自分で言います(笑)。さて、この姿を仮面ライダーと書いたら怒るかな〜?(笑)
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ゆうひ
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2011/5/9
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朝から夕陽ですみません(笑)。でも、ひらがなで書くと、夕日にも雄飛にも変換できますから、日本語は意図する意味合いが深く変化するので便利です。てな事で、この季節自宅の窓から直接見える景色です。
この所、本当は図面や見積などやらなければならないのに外に出てしまい、どんどん自分の作業が遅れていますが、体を動かす作業は気分良く、真っ当な気がします。なので、今日も朝から作業場に向かいます・・・でも、図面もやらなければ・・・手伝いの人がご懐妊でおめでたい事ですから、ここは仕方が無いので出来る事から順番に頑張りましょう!
※陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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納屋の木組み
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2011/5/8
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本日2回目の更新です。昨日、調査にお伺いさせていただいた衣川の納屋の小屋組みです。登り梁を組んでから棟を載せています。こんな屋根裏部屋に住んだら夢が広がりますね(笑)。
話しは変わりますが、岩手県の仮設住宅の公募結果が発表されました。何と、宮古の工務店さん達がチームを組んで応募した被害の木材をチップボードにして使用する提案が、採用されていません。何故?地元が頑張る事が一番いい筈では?しかも、被害材をゴミにしないで使う事を考えた、岩手県立大学や岩手大学の先生方の案は素晴らしく、宮古との連携で無事工事が進むものと疑っていませんでした。もしも、組織力ポイントが低かった?と仮定しても、そこは被害を受けた地域への配慮があってもいいのでは?と思えて、こうして書いてしまいました。他に、何か問題点を感じるなら、どこを整備すれば良いかアドバイスしながら進める事も、人間なら「善意」があれば可能な筈です。地域の工務店にやらせてあげればいいのにと、心から強く思います。
頑張れ宮古の工務店さん!大した事は出来ないかもしれませんが、人手や道具で必要なものがあれば、出来るだけ応援します。もしも、こんなへんなホームページを偶然見た沿岸の大工さんや工務店さんがいたら、是非連絡を下さい。頑張ってください。そして、岩手県では出来れば仮設住宅の建設に宮古工務店チームの応募を採用する様に、見直ししては頂けませんでしょうか?なんて、虚しい願ではありますが、言わずにいられませんでした。
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大銀杏
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2011/5/8
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昨日は、偶然にも衣川での打ち合わせがあったので、途中で完成出来なかった陸前高田市消防分団屯所脇の浴室屋根を仕上げに立ち寄る事が出来ました。せっかく行くので、大工の皆に声を掛けてカンパを集め、長靴を購入してお渡しする事が出来ました。今回は、設計の中野も一緒に行きましたが、惨状には言葉を失っているように思われました。本人も予期せぬ事に金づちを持たされて・・・しかもその打ち間違った作業を写真に取られて、大笑いでした。乗用車1台に三人だと、軽トラで一人より疲労感が半減されますね。
衣川までは、高速に乗ると2時間以内で辿りついたので、営業圏内に出来るかどうか・・・でもこうして打ち合わせをご依頼いただけるだけでも嬉しいです。道中、森の紹介で「大根コン」の吉野さんのお店や「のふうぞう」さんの現場を見せていただいて、非常に刺激的でした。
陸前高田を出ると、大船渡〜綾里そして釜石と沿岸沿いを北上しましたが、復興食堂や大きな文字のメッセージなど各所での支援活動を目にしました。釜石では、弊社で建てていただいたお住まいを点検(被害確認)させていただきながら戻りました。変な時間に電源が入る?停電後時計がずれて合っていなから・・・的な事を確認しながら、出来るだけ自動的に出来る便利?な世の中が本当に良いのかどうか、疑問を感じながら戻る車中でした。
事務所に戻ると、皆がまだいました。私は、直ぐに自宅に上がり本日の打ち合わせに備えて早めに休みましたが、お風呂に入りながら考えました。より良いものを求めて技術を上げる事は成長の過程で必要です。でも、本当に役立つのは困った時に雨風を凌げてお風呂など日常生活を守ってくれる場所であり、音楽や勉強が自由に行える環境など今を生きる術がそこに普通にある事が幸せです。自分の手で操作して、自分で有る程度直しながら暮らす事は、実は誰でも出来る事です。しかも楽しいのです。陸前高田でも、我々の大工作業を見た地元の大工さんが、俺もやるか!と感じたとの話を聞きました。作業出来る板を置いてきた事が嬉しくなります。そう考えると、本当の豊かさとは何かを見つめ直す作業は、確実に何かを変える事です。ソローは、今よりほんの少し寒くなったり暑くなるだけで人の生活は激震するという事を書いていました。200年前の言葉です。本当の便利さとはボタン一つの機械では無く、人の手の中にどれだけの技術を持つか、心の中に何を描くか、出来る人出来ない人の区別なく、皆で分かち合う事がソローの云う森の生活に含まれているのではないだろうかと思いました。
写真は、森君が大東町の大きな銀杏の木の下に案内してくれた時のものです。さぁ〜今日も、頑張ろう!
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庭木伐採
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2011/5/7
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タイトルの庭木と云うよりも、山の様に大きく育ってしまった宅地内の杉の木など数本の伐倒をしました。そこで、今回ボランティアでお願いしたのが、松園囲炉裏家のお客様です(笑)。森林再生研究会の会員さんなので、森林ボランティアでの伐採などにて活躍されています。特に大きな山には無い姿の大木など、伐り方を横で見ながら大変勉強になりました。お昼で終わり、颯爽と引き上げて行く姿がカッコ良く、午後は車庫工事でまたお会いして、何後も無かったかのように笑顔で会話をしながら戻りました。
そして本日は、奥州市衣川地区まで宅地測量の予定です。地図を良く見ると陸前高田市に近いので、先日の気になる残工事を仕上げたくなってしまいました。大工さん達に500円カンパをお願いして、求められている長靴も少しだけ準備して向かいます。その後、釜石経由で各所立ち寄りながらお住まい点検して来たいと思います。
※築80年の貸家DIY改装で奮闘中の藤原が、壁用オガクズ断熱を作って見せてくれました。頬ずりすると暖かで結構良い感じです。そんなコーナーも時々ですが更新しています。
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優しい光
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2011/5/6
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「見守っているよ」と聞こえる気がする優しい光でした。昨日の夕方、私の自宅の窓越しに見えた光景です。太陽からのメッセージと受け止めた方が楽しいですね。この後、静かにそして案外早いスピードで、まあ〜るい姿を見せてから真正面の山にその姿を隠しました。
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水・・・
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2011/5/5
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本日6回目の更新です。昨日の陸前高田での浴室工事の事を一気に5面書きましたが、自分たちの事ばかり書きました。と云うのも、なかなか被災地の現状を書けないのです。言葉が軽くて嘘にならない様にと思っていると、自分たちの事を書いてしまいます。
でも、この写真を見てください・・・沢から水を引いて浴槽に溜めてから、オーバーフローさせて出来るだけ綺麗にしながら使っていました。これだけでも、苦労が分かります。この写真を見ているだけで涙が出てきて文章が書けません・・・でも、分団長さんが体も気持ちも大きな人で、皆を引っ張る明るく大きな声で陸前高田を支えていました。もちろん、屯所に集まる多くのメンバーの人達も同様で、とにかく被災地は頑張っています。内陸に居て被害の少なかった私たちは、本当にもっともっと頑張らなければならないと思い、本当の情報を聞く努力をしながら、少し無理しても今回の工事はやるべきと感じて行動しました。口べたな私は、現地であまり話も出来ず、有効な情報も持ち込めないまでも、分団長さんが発する言葉の数々は確りと記憶して、心の中央に包みこんできました。被災地でご飯をご馳走になるなんて出来ないと口にしながら、声を掛けられると素直に有り難くご馳走になりました。お互い言葉は無いけれど、行為で分かる人の心のありかたに、こうして翌日になって思いを向けているとこんな日記になってしまいました。
初めて被災地を見た3月19日の時よりも、今の方が私は身震いします。多くの亡くなった方の魂が何かを訴えているかの様な錯覚にも陥ります。工事が終了した帰り道に立ち寄ったスタジオライフさんで、分団長さんは津波で家族が流されてしまい、独りぼっちになってしまったと聞きました。なのに、ああして昼夜をたがわずに地域の為に必死で働いています。そうした人が、あっちにもこっちにもいらっしゃる・・・「またきてください!こうして出来た人の縁だから!」この言葉を大切にしたいと思います。
昨日は、自宅に着いたのがPM10時過ぎだったので、日記の更新が何時もより遅れてしまいましたが、一気に6面書いてしまいました。よろしければ、全文読んでいただければ幸いです。
※陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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浴室工事4
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2011/5/5
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森林再生研究会さんからいただいた杉の板は59枚ですが、一部こうして浴室の板壁に使用させていただきました。他の残りは棚板にしてもらえればと申し出て、快くいただいて貰えたので、全てお渡しすることが出来ました。もしかすれば、今度また棚工事に行く事になるかもしれませんね(笑)。
※本当は、現地の人達で既に出来ていた筈が遅れた理由は、この写真のFRPハーフユニットを長野から直接届けてくれた方がいたので、急遽予定変更で取り付け方法が変わったからとの事でした。あとは、水を引くだけです。現地の設備屋さんが、今日頑張っていると思います。
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突然のライブ
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2011/5/5
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え〜私はと云うと、設計屋はこうしたときに役に立ちませんね・・・ほとんど見ていて口を出すだけです(笑)。しかも、こうした時も小笠原大工にあそこもここもと板張りをお願いして・・・と思いきや、突然のジェイ・シーさんのライブが始まり、私だけ確り聞いて小笠原や森が働いているのに、感激を一人占めしてしまいました(笑)。ジェイ・シー(貝塚さん)さんは森君の友人で、ボランティアで陸前高田市の屯所に寝泊まりしながら「まかない方」支援をしています。シンガソングライターでもあり、ライブのCDも出して完売とか・・・顔を見ただけで良い人だと感じる雰囲気があります。帰る時最後に、握手してもらいました(笑顔)。
※この写真の赤い服を着た背中の人が、この日でボランティア活動を一度切上げて戻る為に突然のライブだったそうです。本当は、まだまだボランティア活動したいけどこのままだと会社をクビになりそうだから・・・と間接的に聞きました。色々な人がいます・・本当に・・・
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浴室工事3
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2011/5/5
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浴室工事は、水道屋さんの排水配管が繋がらないと進める事が出来ないので、高松工業の漆原社長さんに無理をお願いしてしまいましたが、話しを持ちかけると快諾していただいて・・・物凄く良い人です。そして、奥さんがまた素晴らしいんです。なんと、沢山のおにぎりを皆分準備していただいて・・・でも、屯所で特別にお昼と夕食をいただいてしまったので、皆で分けて今朝ほど美味しくご馳走になりました。そうなんです、私は今朝一人なんです。本当は昨夜岩泉町まで向かうつもりでしたが、流石に疲れて行けませんでした(笑)。でも、被災地の疲れに比べればなんてことないですね。平和だから一人で自宅に泊まれるけれど、そうでなければ無理しても岩泉町まで行った筈です。
話しを戻しますが、こうした工事を通しても、色々な職業に従事する人の大切さや有り難さを実感しました。
※顔が切れた写真ですみません・・カメラを向けたらサッと除けられてしまいました(笑)。
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浴室工事2
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2011/5/5
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次に、森大工です。小笠原大工の手伝いをしながら、私(口を出すだけ・・笑)とボイラー室の屋根を造りました。そして、この電気配線など全て森大工が材料の準備から全て行いました。自宅を建てる為に、配線工事の資格も取得したのできちんとした電気屋さんです。素晴らしいですね。今回の支援活動も森匡弘君の縁でした。彼の働き無くしては何も支援活動が出来ない我々でしたので、今後も大東町や陸前高田方面には出来るだけ時間を割ける様にしてあげたいです。
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浴室工事1
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2011/5/5
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昨日は、AM4時起床で陸前高田市まで、小笠原大工と森大工に漆原さん(水道屋さん)と四人で浴室工事の続きを行い、内装や排水工事は仕上げさせていただきました。
内部の板張りは小笠原大工担当です。当初天井に張ろうと思った桟付きの杉板ですが、浴室内部がベニヤでペンキを塗ると現地で聞いたので、そうですかと云いながら、入る人が臭いが嫌だろうと思い、勝手に杉板を壁に張り込んでしまいました(笑)。実は、この板は松園の新築工事の際に間違って作ったものですが、何故か偶然各所にピタッと嵌まるのです。この時の為に?いや、小笠原大工が上手いんですね(笑)。浴室の壁と仕切り壁に脱衣棚、更に床のスノコを一日で仕上げて、皆さんに驚かれました。温泉場の様な仮設のお風呂となりましたが、ベニヤとペンキよりは良い香りで健康的です。ここで、是非疲れを癒して欲しいです。
※写真の中のベニヤはもとから張ってあった所です。私たちは全て無垢の杉を持ちこんで工事させていただきました。ベニヤじゃないと簡単に出来ないと思われがちですが、その逆で木の方が素早く綺麗に出来る事も有るのです。加工など準備は必要ですが・・・
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浴室工事応援
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2011/5/4
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予定通り、陸前高田市消防分団屯所脇の造りかけ浴室の仕上げ応援に行ってきます。昨日は、森林再生研究会さんから間伐材の板を分けていただいたので、59枚に機械で鉋を掛けて積込ました。他に建具や防火材など軽トラ満載で行ってきます。
まだ、お風呂に入れない人もいるそうなので、黙っていれなくて申し出てしまいました。もう少し早くこうした事が出来れば良かったと悔やまれてなりませんが、前回支援品を届けて気が付いた事でした。被害の恐ろしさを、時間が経過するほど益々強く感じています。今日は、水道屋さんにもお願いして、当方からは3人の合計4人で向かいます。
※陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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木の音で
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2011/5/3
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昨日は、連休休日で静かな作業場に、背の高い綺麗なお客様がお三方いらっしゃいました(笑)。桜川ちはやさんと演出家・音楽家の方々です。芸術と縁遠い私は、後で気が付くとサインを貰う事も、名刺を貰う事も忘れてしまいました・・残念(笑)!
てな事で、写真の様に色々な木の音を試してもらい、その端材を差し上げましたが、これがどう使われるか楽しみです。盛岡劇場での、公演の詳しい予定が分かったら後でお知らせいたします。捨てずに取り置いた端材のこうした出番も良いものですね〜偶然立ち寄った小笠原が手伝ってくれたので助かりました。本人は、つかまった・・・と思っているかもしれませんが(笑)・・・ついでにもう一仕事お願いしたのが、陸前高田市消防分団屯所脇のお風呂造りの応援です。明日、行く予定を組みました。不思議なもので、森林再生研究会の代表の方が突然事務所にいらっしゃいました。間伐材を製材してあるそうなので、分けていただいて使えるかもしれません。積み重なる偶然に背中を押される様に行ってきますが、現在予定との言葉が付いていますので、詳しい内容が決まり次第予定の文字が取れると思います。
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盛岡の朝
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2011/5/2
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30日、陸前高田に向かう前の盛岡の朝の写真です。時間はAM5時頃ですが、1時間前までは雨の音がしていたのに綺麗に晴れ上がって、黄金の輝きがそこまできていました。こうして毎日毎朝繰り返される空の営みは、遥かなる太古から遠い未来へと永久的に変わる事無く、毎日毎朝同じく平等に、毎日毎朝繰り返されます。でも、雲の流れや鳥のさえずり、通り過ぎる車の車窓も、一度として同じ事は無く景色は変わります。毎日が変化しています。それは、必要なものが整っているから感じる余裕です。
しかし、被災地は違います。今まで普段普通にあったものが無いのです。世界の中で一番満たされて、必要な物が整っている国が被災したと、海外で言われたそうです。ならば、有る場所から無い場所へ必要とされている物を届けようとする行為に必要なのは、余るものを届ける余裕では無く、一足踏み込んだ少しの無理を可能にさせる知恵と努力と誠意(おせっかい?)ではないだろうかと思えてなりません。考えよう!とにかく考えよう!そうすれば道は開く、案ずるより産むがやすし!それでも、今日もまた陽は昇りまた沈んでいくのだから、動いても動かなくても毎日が過ぎて行きます。お風呂をなんとかさせていただきたいと思うので、朝から声掛け開始です。
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陸前高田
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2011/5/1
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昨日は陸前高田消防団さんへ、冷蔵庫とおむつやトイレットペーパーなど届けさせていただきました。道中まだ50日前のまま手付かずのガレキもあって少なからずショックでした。被害の大きさを内陸に暮らす私たちは、まだまだ実感できていないのではないかと、急に申し訳なくなる気持ちに包まれる瞬間を感じてしまいました。1本残った高田松原の松も、枝は引きちぎれて最後の力を振り絞る狼煙の姿にさえ見えて、あっ・・・と云う、言葉にならない声しか出ませんでした。そうは言っても、カメラを向ける私もそこにいるので、二面性の姿そのものです。まるで、道中の桜咲く何事も無かったのような町と、直接津波を受けて崩壊した町が同居する今の世と同じです。軽トラ1台に森君と二人で乗り込んで向かった片道3時間(往復6時間)でした。森君は以前この地域で働いていた事があります。その心の中はいかばかりかと・・・
辿り着いた先の分団の人達は明るく前向きです。集まっては出て行き、人の出入りも激しい感じだったので、早々に引き上げて戻りました。屯所脇、仮設小屋のお風呂が中途半端で中断されていたので、可能であれば仕上げるお手伝いが出来ればと思い、気持ちは伝えて戻りました。なので、また陸前高田に向かう時は道具持ちになるかもしれません。その時は皆さま、またよろしくお願い申し上げます。
※陸前高田に向かう直前まで雨だったのに、道中は晴れて滞在中も晴れて、盛岡に戻ると雨でした・・・こんな小さな出来ごとも不思議で嬉しいです。時間を大切にすると時間に守られるし、太陽が好きで太陽と共に行動すると太陽に守られる?そんな気がする時があります(笑)。
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行ってきます
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2011/4/30
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おはようございます。生憎の雨かと思っていたら、何とか晴れそうです。それでは、今から陸前高田に向かいます。またまたのまた(笑)、極真会館(岩手)さんとジュディーワンさんにも支援いただきました。感謝感謝です。
写真は、今週の月曜日に一戸製材所見学の帰り道に訪ねた古民家です。写真までもがセピアイロになってしまいます。色あせないのは人間力です。さ〜頑張ろう!頑張ろう岩手!頑張らなければならないのは私たちの方です。被災地は既に頑張り過ぎるほど頑張っています。頑張らなくていいよなんて高みからとても言えませんが、早く休める環境が整うまで小さな事でもいいから出来る事をしなければ!と思っています。では、行ってきます(笑顔)。
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救援物資依頼
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2011/4/29
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本日二回目の更新ですが、突然ですみません!明日の早朝、陸前高田まで冷蔵庫を届けに向かう事になりました。加えて、「おむつ」と「トイレットペーパー」が不足しているそうです。尿漏れパッドも出来ればお願いしたいとの連絡もありました。私も買いに走りますが、どなたか応援いただければ幸いです。急な連絡で大変申し訳ございませんが、可能であればよろしくお願い申し上げます。(AM5時には出発するので、出来れば今日中に・・・ご連絡いただければ、当方からお伺いします。)
冷蔵庫は、消防分団に置いて使ってもらえるそうです。これから暑くなる季節なので、野菜や飲み物日持ちさせたいものの為に使用していただく事が出来そうです。写真は、明日一緒に向かう森です。電気配線を扱う資格も取得したので、こうして機器の電気配線も直してくれます。これが、今回購入したバンドソーです。この他にも万能機も増えて、加工場が急にレベルアップしました。
※弊社の森から届いた、陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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茅葺屋根
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2011/4/29
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大きな屋根の稜線が美しい朴舘家(ほうのきだてけ)です。人の手で積み上げた屋根を見上げると、この空を目指す彼方に、時の流れを感じてしまいます。これを支える小屋組みは、とても美しく強固で、毎回見惚れてしまいます。しかし、この急勾配の傾斜で作業をこなした当時の人々の人間力は、どんなに力強く、優しく、大らかであっただろうと、何度見ても惹き込まれます。このまま、時の彼方に押し遣る事になるだろうと思うと、仕方が無いと知りながらも寂しいです。風になり、この屋根の稜線を滑る様に吹き下りながら、地面すれすれで弧を描いて高く高く吹き上がってみたいものです。
春まだ遠くにさえ感じる異変と大激震の年ですが、無理やり光る風光る空光る海を脳裏に浮かべ、四十九日の空の彼方に向かい合掌します。涙を堪えて・・・
※現場便りなども日々更新中です。新規DIY改修コーナーも設けました。宜しければ、覗いて見ていただければ幸いです。
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薪搬送
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2011/4/28
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昨日は、米内方面で購入した薪の搬送を行いました。微力ながら倒木を購入させていただいた次第です。幹の太い所は、盛岡市森林組合製材工場で板に製材して貰いますが、これが最後です・・・5月末で閉鎖するそうです。まっ、仕方が無いですね。そこで弊社には昨日中型のバンドソーが届きました。小さい巾の2m材の板程度なら、多少は自社製材できる準備を始めました。基本は、お付き合いのある一戸町と宮古市の製材所に今まで通りにお願いして、細かな材を挽ける様になりたいと思います。身の廻りから剥がされる様に何かが無くなる時は、だったら自分でやれ!との天の声と捉えて臨む事で前に進めます。頑張ります〜!
ところで、この薪ですがこれからコツコツと割って積み上げると来年の薪になります。細い所は今年の薪にも十分なると思います。樹種はケヤキなので、良く乾くと良い薪になります。密かに販売します(笑)。これ1台では無く、まだあります。現場の端材もお分け致します。割る前に玉伐り丸太で欲しい方にも販売します。よろしくお願い申し上げます。
※弊社の森から届いた、陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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自然乾燥
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2011/4/27
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高く高く、山の様に板材が積みこまれていました。その先に太陽が輝いています。板と板の間に挟まれた桟の隙間を、風が吹きぬけていきます。小さな妖精がささやくようなかすかな音と気配が、気持ち良い空気感で誰にでも伝わります。今でも、こうして天然乾燥してくれる製材工場が一戸町にはあります。どこでも同じで、自分の家もこうして出来たと思われる人は勘違いしています。この普通が実は普通ではなく、珍しい昨今です。最近は機械で強制的に乾燥(KD)させる方か、集成材など加工物が主流です。それでも、こうして昔ながらに自然乾燥(AD)に取り組む製材工場は貴重で、国道の御宝です。そして、杢創舎もこうした材料を主体に取り組んできました。確かに割れたり反ったりする事もありますが、健康的でエコを主に捉えると、これ以上の無燃料はありませんから一番の省エネです。太陽光発電で発電しながら、人工乾燥材の家を建てるより、天然乾燥の方がCO2削減効果は絶大です。なので、天然乾燥の家と太陽光発電や太陽熱温水は尚いいわけです(笑顔)。
※弊社の森から届いた、陸前高田消防団さんのホームページです。(ダウンロードに時間が掛かりますが、気長にお願いします。)
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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擁壁保護
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2011/4/25
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近所で石積み擁壁の保護及び補強工事を行っていました。巨大地震と続く余震の影響で、不安を感じる場所だったと思われます。確かに、他の場所でも今にも崩れそうな擁壁をみかけているので、今後はこうして手を掛ける風景に、あちらこちらで遭遇するかもしれませんね。今更ですが、家を建てる土地の購入時は、擁壁付きの土地はよくよく検討が必要だと思います。もちろん、駄目だと決めつける訳では無く、後の事を考える必要があるとの話しです。今回の地震でも、内陸で多少なり被害が生じている場所は、土地自体の強弱の差がはっきりと出ています。盛岡市内でも、埋立地や砂質地盤での液状化現象もありました。これから、建築予定地をお探しの皆様におかれましては、御記憶いただければ幸いです。
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奥の間
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2011/4/24
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杢創舎作業場の建物で一番奥の部屋です。最近材料がどんどん増えて、狭くなってしまいました。その理由は、一戸の製材所さんからの持ち込み品がドンドン届いて、外の納屋に納まりきらない為に、奥へ奥へと色々な材料が押し込まれてしまったからです(笑)。でもそれが、嬉しいのです。配達する運転手さんが、「杢創舎ならなんとかする筈だから持って行くようにと、専務から言われたよ〜」と笑顔で明るく言われると、気分がいいですね。出番と、出会いを待つ、これらの自然の木材を毎日眺めていると、やる気が湧いて、元気を貰っている気がします(笑)。製材所さんにも感謝です。明日は、その一戸製材所さんへお客様と製材所見学に行ってきます。
今後もこうした予定を組みたいと思いますが、ご希望の方はメールいただければ幸いです。
※写真の材料は持ち込み材ではありませんので、後日ご紹介します(笑)。
※弊社の森から届いた、陸前高田消防団さんのホームページです。
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
大船渡市立末崎中学校校歌がPCから流れると、被災地のパワーを受けて、頑張らなければならないのは我々の方なのだと感じてしまいました。今、何が必要で喜ばれるかも良く分かるホームページです。
※山田の情報は、ジュディーワンさんブログにて
http://blog.livedoor.jp/judy619/
散髪して貰えるのは嬉しい筈です。被災地への休日出張・・素晴らしいですね。
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桜の薪
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2011/4/23
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昨年、小鳥沢で支障木として伐られた桜を薪として購入しました。現在薪割り中ですが、節さえ無ければ割り易い木です。この程度なら一発でパカンパカンと割れるので気持ちいですね。しかし、残る丸太は直径40p超えもあるので、流石に腰が引けてしまいますが、今年の冬を想像しながら汗を流します(笑)。と云っても、私と田村と小林(新人薪担当)の三人で手分けして行うので、一人で割っていた時と比べて楽になりました(笑顔)。まずは、事務所と自宅の薪をゲットしてから、残りは販売しようと思います。今年は沢山の薪がありますが、ケヤキが大半です。今年から、杉の端材も綺麗に仕分けてセット販売させていただこうと思いますが、端材は基本的にサービスです。また、桜の樹皮は良く燃えますから丸ごと全て使い尽す事が出来ます。
ところで、桜と云えば先日陸前高田方面へボランティア活動してきた極真の松村さんの報告ブログがありました。
http://blog.livedoor.jp/kyokushin_iwate/archives/51697750.html
陸前高田消防団さんのホームページもご一緒にお願いします。
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
しかし、私も出来る事が限られていて、個人力だけよりも一致団結した組織力の素晴らしさを感じています。無論一人一人の思いがあってこそですが、それをまとめ上げる何かがこうした状況下では大切で必要なのだな〜とつくづく思いました。出来る事なら、杢創舎も職人集団としての組織力を底上げして、何時かきっと社会に役立つ会社へと成長させていただきたいものです。頑張ろう岩手!これは自分達へ向けた言葉です。被災地は既に底しれないほどに頑張っています。お風呂や花見など本当に早く休める日が欲しいと思います。原発へ取り組む方々を含む全国の被災者のみなさまにも同じ思いを向けています。
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学び
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2011/4/22
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板倉のお住まいに机を取り付ける準備に取り掛かりました。そこで見かけた風景です。栓の大きな板の木口に目印を取り付けて幅広い板の反りを確認しているところですが、逆側から定規を動かして「目」で合わせます。こうした手法や勘どころも、遠山棟梁から大和田へと、ごく自然な作業の中で伝わります。
意外や意外・・・二人とも、花粉症らしいです。
※弊社の森からの情報です。
「自分の友人が陸前高田の消防団員の食事係のボランティアとして現地で頑張っています。ホームページのぞいてみてください。」との事でした。現地の人達が頑張っています。私たちも自分の居場所で同じ気持ちで頑張りましょう!
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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仕口
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2011/4/21
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滝沢の刻み場にあった古材の仕口です。現代の物と比べると倍の大きさですね。しかも堅いのです。もしかして、自然の木は初めて扱う時は柔らかくて扱いやすく、建ててから年月の経過と共に次第に堅く強く丈夫になる様に感じます。無論、濡らさずに生活の薫煙で燻した事も、セラミクス効果になった?可能性もあります。なのでまた使える事の意義はとても重要と思われます。これから仮設住宅の建設が進みますが、私は6m材の桁や梁で一度に組んでまた外せる仕口と、倒木板倉パネル(乾燥に難有り・・)の併用であれば、丁寧に外してまた使える筈です。何にしても、今後は長期に住まいを維持する世の中に進みますね。
※話しは変わりますが、弊社の森からの情報です。
「自分の友人が陸前高田の消防団員の食事係のボランティアとして現地で頑張っています。ホームページの写真が奇麗だったので、のぞいてみてください。」との事です。
http://www.bookshelf.cc/rikuzentakata/blog/
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貸家改修
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2011/4/20
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築80年の貸家の改修を始めました。改修と云っても、ここに住む為に借りて自由に直すという取組なので、出来るだけ費用を掛けないで楽しく綺麗にしたと思います。そこで、まずは一番奥の部屋からと、畳を上げて下地の床板を外して床下の状態を調べてみました。予測通り礎石に載せただけの構造です。これで先日の地震にも耐えるのだから凄いですね。でも、後から施工した補強のコンクリートは見事に割れて折れていまいた・・・普段強い基礎を造るだけに石で大丈夫と思えば悩みます・・・要は地盤なのだと思います。それと上部の構造により石だと駄目なものがあります。それが現代の建物なのだとも思われます。
さて、こうして床を外して昔の人は偉いな〜と思うのが、この床根太です。解体した建物の鴨居を捨てないで見えない部分にこうして使用していました。今の新築住宅でこんな材を使用したら間違いなく怒られますが、物を大切にしてゴミを出さないと考えると、これが出来る時代の人々の心の在り方のほうが、本当は正しいのではないかと思えてなりません。
話しを床下に戻しますが、誰もが予測できる外気と同じ床下ですが、土台と床との間に≒250oの空間があるので、ここに鉋屑を充填断熱とする予定です。
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木組み
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2011/4/19
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「現場便り」のコーナーでは、ここ数日連続で板倉の現場を紹介しています。特に最近は、四方下屋組みを取り上げていますが、その前に作業場では刻みながら一度組んで確かめる作業をしています。そうした作業があって、現場ではスムーズに建て方が進みますから、現場で実際に作業する大工と作業場で墨を付けて刻む大工も同じく一つの建物に関わっていることになります。そうした意味も含めて、みんなが大切な仲間です。こうした事をコツコツと毎日やり続ける事が伝統の継承に繋がる筈なのですが、岩手県でも仮設住宅の公募がはじまるとの事で、本当はこうした技を今こそ発揮したいものです。どうなるか分かりませんが、考えるだけは取り組んでみようと思います。(沿岸に伝手が無いので無理だと思いますが・・・)
※宜しければ、「現場便り」コーナーの方もご覧いただければ幸いです。
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手渡し
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2011/4/18
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土曜日の夜の写真です。日曜日に山田へ向かうジュディワン(専務がお世話になっている美容室)さんへ、極真会館(盛岡)さんから分けていただいた救援物資を手渡しさせていただきました。先日の断熱改修時に、お客様からいただいたお茶一箱も、そのまま車に積み込ませてもらいました。山田でなんとか助かった方のAPへ宮古で家が流された家族が合流している知り合いがいて、そこへ向かうとの事でした。大震災から1か月以上が過ぎているので、必要なものも変わると思うのですが、先方からは何もいらないと言われるそうです。そのお気持ちも、なんとなくわかる気がするし、何かを届けたい気持ちも分かります。現に、こうして私たちも行くと聞けば届けてしまいます。そして、行くと必ず何かの役に立つ現実がまだまだ続いているのは確かです。会って話す、人と人の繋がりだけでも意味がある気がします。
そして、人は何もしない事が一番辛い筈ですから、次は働く場の確保の必要性を感じます。と云うのも、島の越の私の叔父さんは、釜石の仮設住宅建設の仕事を見つけて働くそうです。そして、宿泊場所が花巻温泉だそうです。え〜ッ、家族と離れて花巻に泊まり込みながら釜石まで通う仕事でも行くんだ・・・と、ショックでした。自宅から通える野田村での仕事を持ちかけたのですが、私の情報が一足遅れで非常に残念でした。発注先は同じ大手のビルダーでした。人を集めたい気持ちや被災地の人に仕事をとの意向も分かるのですが、もう少し思いやり情報を整理するなどあっても・・・でも、自宅でお風呂に入れない事を考えると、温泉で気分転換もいいかもしれないし、ホテルも助かるのかな〜と思えば、今はそれも仕方が無いかもしれません。宿泊費用は○○○ハウスさん持ちとの事なので、大手さんなりのこうした支援活動もあるようです。そう受けとめると、皆な仲間ですね。私も頑張ろう!
http://blog.livedoor.jp/judy619/
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体が重い・・
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2011/4/17
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本日、専務がジュディーワン(美容室)さんに行くと、山田まで救援物資を届けるとのお話を耳にしました。そこで、今回もまたまた、極真会館(岩手)さんからもご支援をいただきました。そして、はじめて道場にお伺いさせていただきました。そしてそして、なんと14オンスのグローブが手渡されて、サンドバッグを打たせていただく事に相成りました(笑)。でも、体が重くて動かないのです・・・いや〜まいったまいった、痩せよう!恥ずかしくてカッコだけにして直ぐ止めましたが、なんか懐かしくて嬉しかったです。
極真会館岩手(盛岡)道場さんのホームページです。
右下にブログがあります。
http://www.kyokushin-iwate.com/
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技術の継承
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2011/4/16
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最近の作業場で見かける風景です。正に技術の継承です。遠山棟梁から大和田への厳しい教えは、遠山大工がお父さんから伝えられたことがそのままこうして渡されます。遠山も自ら云うのは、「自分で考えた事は無く、全て昔からある事を聞いて覚えてやっている」と話します。年間10棟に満たない小さな工務店の片隅で、小さな継承かもしれませんが、その内容の連綿とした手技の流れは1000年以上の時の流れです。金輪継・追っかけ大栓・鎌継・蟻継・小根差し・楔打ち・トッコ栓(車知栓)・鼻栓・渡り顎・・・他全て今の我々が自ら編み出した手法は無いのです。全て、過去からそして未来へ繋いで行く技術の継承です。
復興の歴史もまた、過去からの教えが沢山あります。自然を学び自然をいとしみ、自然からの恩恵を得て畏怖の念も忘れず、自然の中に神をいただいてきた日本人の姿を、私も今から取り戻すべく学びたいと思います。田の字民家の間取りも、移転や建替えに仮設住宅など臨機応変に対応できる架構であった可能性が大きくあります。弊社の2重壁も、内部の構造になるべく釘やビスを打ち込まずに済むので、再利用が可能です。考える事が多いこの頃です。
※ひと・環境計画の濱田さんからメッセージが届きました。
少し短くまとめてご紹介させていただきます。
今回の東日本大震災の津波で、赤煉瓦の東京駅の屋根に使われる予定だったスレートが発送直前に被害に遭いました。
その為、スペインの入品へ変更されるかもしれません。でも、熊谷産業さんでは津波で汚れたスレートを探し出して洗っているそうです。「スレート瓦を一枚に付き2000円とか、3000円とか
寄付をいただき、一枚一枚に東北へのメッセージと名前を書いてもらう、それを東京駅の屋根に乗せ、集まったお金でぜひ、全壊した木村満さんの(雄勝天然スレート)の工場を再建することはできないだろうか」との事です。いまあるスレートで使えるものはとにかく使い、足りなければ雄勝のスレートを使うなり、スペインに発注するなりすればいいと思います。登米のスレートを載せた東京駅が東北復興のシンボルになる、大変素晴らしいプランだと思います。
そこで、緊急にJR東日本に添付の要望書を提出することになりました・・・・
※私は直接の関係はありませんが、熊谷産業さんのHPです。
http://www.kayabukiyane.com/
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雪起こしの花
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2011/4/15
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専務が、杢創舎便りでクリスマスローズの事を、「別名は雪起こし(ゆきおこし)、寒さに強く、冬枯れの大地で雪を持ち上げて花を咲かせるところから。」と紹介していました。事務所入口に向かいレンガの上を歩いて行くと、この写真の様なうつむいた姿に出会います。花言葉は「いたわり」との事、今この時期に必要なのは、ナウシカが云う「いたわりという名の愛」なのかもしれません。でも、「笑う時は笑ってョ!人が笑うのを見て妬むほど、我々は落ちぶれていません!」と言われた話しが昨日のテレビで嗚咽をこらえながらも紹介されていました。高みに立たず、離れて良い事だけ云わず、共に心の手を取り合いながら復興に向かうには、これからが長い筈です。相当の覚悟を持ちながらも、うつむかずに笑顔で前を向いて進みたいものです。
ところで、解体現場が被災地の様だとのメールをいただきました。昨日、私も解体材をどうにか利用が出来ないものか?と書きました。同じ気持ちです。でも、手で丁寧に解体するには費用が倍増してしまいますから本当に悩みます。それでも、全て解体屋さんに任せないでサッシは全て外して取り置きました。畳も同様です。今回は残念ながらここまでしか出来ませんでしたが、次はもう少し出来るようになりたいと思います。力不足の悔しさをばねに、知恵を絞ります。
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お昼休み
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2011/4/14
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お昼休み時間の作業場です。皆で刃物の手入れをしていました。新人君も一緒に頑張っています。そして、この作業場の通路の奥に向かうと未だに赤松の倒木がそのままになっています。昨年の大雪で折れて倒れたままです。
昨日、ある建材屋さんが弊社の作業場を訪ねてきました。仮設住宅のプレハブが足りないので、地場材を地場の製材工場で製材しながら仮設の規格住宅を建てられないだろうか?との相談でした。断熱材は?窯業系の外壁は?と在庫状況など公的機関から聞かれたそうです。私は、2年後に解体予定の建物にはゴミにならないものを使う様に提案しました。当然無垢材の使用です。そして、県内の至る所で倒れている倒木を何とか使用する案を早急に考えたらどうだろうかとの意見です。構造は無理でも外壁の板ならどうでしょうか?解体申請のある建物から断熱材は入手出来ないか?解体材の構造そのものは使えないのか?間伐材の利用は出来ないものか?規格材をどんどん製材する気ならば、せっかく製材工場があるのに止めようとしているところを復活させる事は考えられないものかと思いました。特に、盛岡市森林組合製材工場は、多額の補助金を受けて建てた工場です。我々の税金もつぎ込まれたこの設備を生かさずに閉鎖しようとしている現状に、「待った!今こそ世の中の役に立てるではないか!」と強く思うのです。それだけではなく、県内の至る所でそうした製材工場があります。製材できる人も必ずいる筈ですから、瞬時の雇用確保にもなりそのまま継続もできる可能性が大きくあります。岩手県が持つこの自然の宝庫、山や川に海を活かすには山の手入れが一番大切ですから、製材工場の復活は山と町を繋げる要です。そして、今は仕方がありませんが、この後に天然乾燥へ移行すれば燃料が不要です。その為にはストックヤードになる休業中の製材工場の再開は、今を助けて未来も助ける筈です。そんな事考えるのは私だけでしょうか?まして、倒木被害へも多少なりの助けになる気がするし、扱う沿岸の大工さんの仕事も膨大に増えます。あとは、設計する側が効率の良い仮設住宅をより良く考える事ですね。生木は確かに大変ですが、適材適所考えようでは生木も使えます。2年後丁寧に解体して再度製材し直す事も可能です。鉋屑断熱やオガコ断熱に暖房燃料も膨大に入手出来ます。板倉ならば、そのまま断熱効果を発揮する可能性も秘めています。仮設と考えるからこそ出来る事が膨大にあります。・・・誰に云えばいいんだろう・・・どうやらお昼も休んでいる暇はないぞ〜!
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入学式
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2011/4/13
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昨日は、三女の入学式でした。今年から高校生になります。生まれた年も大雪で、節目は大雪に縁があるのかな?などと、昨年〜今年の大雪をその様に捉えていたら、それを遥かに上回る大きな大きな大震災の節目の年となってしまいました。それでも、子供たちの新たな季節に、成長の歩みの思いを重ねながら、思いを一つにできればと感じます。被災地でも、進入学の時をなんとか子供たちの為に普通にやろう!普通でなくても子供たちを温かく迎えようとの思いがあるに違いありません。綺麗事では及びもつかないのは事実ですが、それでも思いは一つ、頑張ろう!祈りは届く!祈りを実らせるには毎日が大事!何が出来るかを目一杯考えよう!今一番言いたいのは「おめでとう全国の進入学を迎えた君たち」皆が日本の子供たちです。自分の子供と同じく、君たち皆さんを大切に思います。
PS:丸4年歩き続けると、無塗装でもこの様に輝く床になります。
※太陽光発電パネル設置の補助受付が始まりましたね。1KWあたり¥48,000との事です。4KWだと¥192,000の補助金となりますから、補助金を見込むと200万以内での設置も可能です。でも、電気でお湯を造ると考えると、3KWの太陽光発電パネルと350リッターの太陽熱温水器パネルの設置とを組み合わせた場合に、意外や4KWの太陽光発電設置費用と比べて、殆ど同額も可能となります。無論補助金を当て込んでの事ですが・・・加えて、こんな時に補助を貰うのもはばかれますが、将来の省エネ時代へ向かうには必要かもしれません。
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早池峯神社
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2011/4/12
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先日の日曜日、上棟式をお客様ご家族と私たち夫婦だけで行わせていただきました。式の前には、地鎮祭を何時もお願いしている早池峯神社に参拝させていただいてから、棟が上がった日詰の現場に向かいました。写真はその時に撮影させていただきましたが、延暦十四年坂上田村麻呂の時代に創祈された神社なので、≒1200年前となります。そして、その74年後の869年に「貞観(じょうがん)地震」が発生しているそうです。この地震が今回の東日本大震災と酷似していて、震源域と考えられる範囲も今回の地震の発生場所に近いそうですね。しかも、世界最古の目撃がある隕石が落下したり、富士山が噴火したりと、天変地異が相次いだとも云われますが、全て目に見えるものです。
しかし、1000年後の今、音も無く臭いも無く姿も無く忍び寄る恐ろしさに怯えています。震災に引き続き原発からの放射能汚染の脅威はまさに人災ですが、好きなだけ電気を使い続けた一人一人にもその積はあり、逆に電気のお陰である意味の豊かさを享受し、難病を救い化学の進歩を果たし、宇宙にまでもその範囲を広げる事ができました。今は、なんとか全知全能を使い被害をこれ以上広げない命を掛けた努力をお願いするしかできません。その後、今までとは違う生き方を考える事が必要な気がします。それが何か?未熟な私には上手く書けませんが、出来るのは「神様お願いもう鎮めてください。被災者に御救いを」と手を合わせる事だけです。
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